こんにちは。 ノートル パリです。 ご訪問頂きありがとうございます。
パリ生活にはもれなくついてくる、水漏れなどのアパルトマン内のトラブル。
今日は、我が家の水道蛇口の水漏れ。。。。
こういうのは、突然来ます。。。。
安普請ながら、90%以上のアパルトマン オーナーが住んでいるという、古い物件ながら分譲マンションですので、管理はキチンとしており、毎年、煙突掃除、ゴキブリなどの虫予防、水道蛇口検査、、、、、等、色々な業者が来て、点検してくれますので、住み心地は良いのですが。。。。 お世辞にも素敵と言えるようなアパルトマンではありません。
先日は、水道蛇口検査。 水道の元栓を見るかと、下記のような、タイルや鏡用の手のひらサイズの吸盤を用意していました。
大きな吸盤がついています。
うん? 何で吸盤がいるの?
多くのパリの一応は、小奇麗な内装にしているアパルトマンは、美観を損ねないように、配管などの管が見えないように、さらに、水道のメーターや水道の元栓は、下記のように、タイルの中に隠してあるんです。
下記が我が家のバスルームの水道元。
吸盤が無い時に、業者がドライバーか何かでタイルをこじ開け、タイルの一部が欠けてしまいました。。。
ですから、その後、大きな吸盤を買ったのです。
下記は、我が家のトイレの水道元栓。タイルの中です。
そしたら、水道検査の業者は、『今日は、水道の蛇口を見て、カルキが溜まっていないか?とか、水漏れしていないか?を見るだけだから、水道の元栓は見なくて大丈夫だよ。』と。
拍子抜けして、数分で検査が終わり、OKとサイン。
所がですよ。。。。。
この水道検査人がバスルームの蛇口を思いっきりひねったお陰? ( ´艸`)
で、2日後には、下記のように、蛇口から水漏れ。。。。
検査人のせいとは言い切れず、買い替えをしなければなりません。
ご覧下さい。 蛇口の取っ手の下から、水漏れ。。。
これが、どんどん水が漏れてきて止まりません!
写真を撮って、眺めている場合じゃないのです! ( ´艸`)
水は、どんどん洩れていきますが、まあ、慣れているので、この余裕。。。。? ( ´艸`)
仕方が無いので、2回ほどお世話になった、水道屋ダヴィッドさんに電話して、事情説明し、見積もりして貰い、『今から、新しい蛇口を買ってくるので、その後電話します。』
と、ホームセンターに走りました! ( ´艸`)
水道屋ダヴィッドさんは、『ああ、君か。良く覚えているよ。 電話かかってきたら、直ぐに行くからね!』
と、日本人女性で業者にジャンジャンと言って指示する人は珍しいのか? 皆さん、良く私の事を覚えて下さるんです。 苦笑
蛇口は、メーカー GROCHE以外は、もっと問題が多いので、いつもGROCHEにしています。この蛇口もGROCHEなんですがねえ。。。
ホームセンターに行き、下記の蛇口なので、これを下さいと言ったら、、、、
『マダム、ストックがありませんので、納期2か月かかります』 と。
『ええええ~』 これじゃあ、水は洩れるいっぽう。。。。
同じ物を買う事を諦め、ある物で間に合わせました。。。
下記が修理後ですが、まあ、大差ないかも。。。 ( ´艸`)
蛇口を買って、家に到着する前に、水道屋ダヴィッドさんに、SMSで『購入したから今から来て!』
て、連絡したら、何と!15分で来ました! ( ´艸`)
『いつも水漏れは、敏速に対処が必要だから!』と、彼は、いつも駆け付けてくれます。
実は、これだけでなく、バスタブの方の蛇口も少し故障したので、ついでに、ダヴィッドさんに取り換えて貰うつもりだったんです。
ご覧の通り、蛇口の取っ手の所がポコッと取れてしまい、セロテープで止めてあるんです。
似たような形を希望しているので、これもホームセンターに聞きました。。。
そしたら、、、、、
調べてくれて。。。。
『マダム、これもストックが有りませんので、納期2か月です!』 と。。。。
どうも大人気商品のようで、、、、
他の業者を調べると、プレミアムが付いていて、、、、と言うか、元値が、何と!500€以上で、私が行ったホームセンターが一番安かったのです!
他は、安くても300€超え。。。
まあ、それでも仕方ないと、ストックを調べたら、、、、
ベルギーの会社が一番納期が早く、1週間後に配達してくれるそうですので、注文しました。
既に、倉庫を出たと、2日後には、メールが入りました。
ダヴィッドさんには、2個一度に蛇口交換したら、値引きするよと言われていましたが、1週間ずれこみと、2度手間で申し訳ないので、2回のお値段を払う事になるかと思っています。
やれやれ。。。
◇パリの日本人工事人達の実態
このバスルームの工事は、誰がやったのか?
5~7年ほど前だったでしょうか? 良く知っている知人の紹介で、日本レストランや和菓子屋も手掛けているし、、、という事で、日本人業者にお願いする運びとなったのです。
ところが、、、、
色々と問題の多い会社でした。。。
日本人社長に工事内容を説明しても、現場で働く共同経営の日本人には伝わっておらず、、、
さらに、彼ら達より私の方がフランス語が出来ると分かると、、、現場の外人だけを送ってきて、、、
『仕事の内容は、マダムに全て聞くように!と言われました』 と、現場の人が言うのですよ!
仕方が無いので、私が現場監督やら親方をやり、、、、
日本人業者のスタッフに指示を与え、、、、 これって、何かオカシイ⁉
挙句の果て、日本人業者のタイル職人の南米人が、工事を始めた初日に、私にこう言いました。
『マダム、この日本人の会社に工事を頼まない方が良いですよ!』と。。。
時、既に遅し。。。
悪徳業者と言うよりか、人は悪くないのですが、腕が無い。素人集団。。。。
パリで、日本人のアパルトマン内の工事をしている方々は、全ての方々が、元々の本職では無いので、プロのお仕事が出来ないのです!
悪く言えば、素人集団でしょうか。
まあ、ご本人達は、そのままプロのテクニックを知らずに進んでいき、何十人何百人の日本人のお宅のお仕事をして、一応キャリアは積んでいくのですね。
しかし、通常よりも高い金額を請求するのが2つ目の問題です。
が、客サイドの我々の方は、最初は分からないので、お仕事を依頼するのですが、後々、色々な問題が発覚している場合があるのです。。。。
先日も、建築家のフランス人と話したら、同じことを言っていました。
妻が日本人だから、日本人に工事して貰って、問題があるんですと、相談を受けるけど、工事後では、残念ながらアドヴァイス出来ないと言っていました。
この手のお話は、実は、良く聞きます。
このように、我が家のバスルームは、私が材料を手配して、親方もやり、現場の人達を使い、高い工賃をお支払いしました。
しかし。。。。
工事終了後の1年後には、換気扇は回っている音がしていても湯気を吸わない。。。
3つのスポットライトが、洗面所の上についていますが、1個以外は、電気がつかず、ついに、最後の1個もつかなくなりました。。。。
電球交換しても駄目でした。
これらは、共同経営とおっしゃる日本人男性、自ら工事して下さいました。
さらに、知人の紹介もあったので、工事終了日には、日本人女性社長と共同経営の日本人男性と他にも友人を我が家にお招きして、マグナムのシャンパンを開け、おつまみやデイナーまでして、お礼を申し上げました。
しかし、腕が無い業者ですので、もう2度とお目にかかりたくないです。
◇電気屋
違う電気屋さんを探していました。
そしたら、日本人口コミ紙で電気屋さん見つけました!
日本人に人気の電気屋さんとかで、名前がフランス人名だったので、ひょっとしたら、知っている若いジュリアン君が、アルバイトしているのかな?と、思って、数か月前に、見積もりしてもらいました。 実際は、人違いでしたが。。。
見積もりに来ました。
名刺を渡され、何か、胡散臭さを感じましたが、まあ、大した工事で無いからと、依頼しました。
多分、モーリシャス方面の方というお顔でした。
名刺にある会社も一応調べたら、既に倒産していました。彼は、単なる従業員だったようですが、そのままその名刺を何年も持ち続けているのですねえ。。。
こういう行為を本来は、詐欺と呼びます。
が、こういった連中もパリにはいる現状を知っているので、まあ、寛大に、目くじら立てず、大目に見ていました。 苦笑
余裕過ぎるかしらん? 苦笑
お仕事自体は、日本人の方々よりお上手でした。
お陰様で、換気扇は湯気を吸い、スポットライト3個も電気がつくようになりました。
が、ノワール=申告無しで、現金の先払いを要求された時には、驚きました。
金額が少ないので、詐欺師だったら、泣き寝入り出来る範囲内ですので、50%現金でお支払いしました。
最終的には、問題無くお仕事を終了してくれ、ほっとしました。
しかし、要注意人物ですね。
他の信頼出来る業者を今後の為に見つけよう!と思いましたね。
◇キッチン工事
キッチンは、25年ほど前に、チュニジア人系の親方とパリジャンの若い衆達がダイナミックな工事をやってくれ、未だに、水道の蛇口も何も問題が無い!のです。
こんな当たり前の事が、特別の事のように思われるパリです。
その親方にも2度目のコンタクトを取ったのが、15年後位でしたので、既にリタイヤされたようでした。
信用おける親方でした。『僕は、言った事は守る男だ』というのが、彼の口癖でした。
◇トイレ工事
コロナ前には、トイレ工事などをお願いしたのは、ウクライナ人達です。
腕は、本職でしたが、他の問題がありました。。。。
彼らウクライナ人達の工事人は、ウクライナから3か月間だけフランスに出稼ぎに来るのです。フランス語が出来るのは、パリに住んでいる親方だけ!
だから、最終的に、15人近くの工事人達が、1か月半から2か月の間に、頻繁に入れ変わるのです。 酷いときには、1週間10日、誰も来ない!!!!
気に入らないと、そのまま消えていなくなると、フランスの新聞やサイトにも記載されていました!
言葉が出来ないからコミュニケーション出来ず、ロシア人の友人のジュリアに電話して、通訳して貰ったほど。。。
親方ミカエルは、パリに住んでいて、ウクライナ人達を束ねています。
刑務所に入ってもオカシクナイほどの強面で、にこりともしません! が、知っているフランス人の不動産屋の仕事を大々的に行っているのです。その不動産屋に協力しているインテリアコーディネーター及びデザイナーのフランス人女性の知人が信用できる人物で、好感が持てる人なんです。ですから、この親方とも前々からの顔馴染で、既に、小さな工事をお願いした事がありました。 その時は、今までで一番問題が無く、上手に仕上げてくれました。
フランス語を話す親方ミカエルに言われました。
『マダム、このバスルームの扉(日本人のペンキ)とか見て!酷いでしょう。 僕たちの仕事との違いを見て! これが、プロの仕事だよ!』
下記は、我が家の寝室の扉。 ウクライナ人達が嫌な顔1つせず、ペンキ塗りしてくれました。
フランス式の扉に鏡を埋め込んであるのですが、下記の状態に仕上げてくれたのが、ウクライナ人達。
プロのお仕事です。 このペンキ塗りの特別なテクニックがあり、綺麗に仕上げる為に、仕上げ時に、奇妙な音を立てて、磨くようです。
下記は、バスルームの扉。 同じように、鏡を埋め込んだ扉です。日本レストランとか和菓子屋も手掛けたとおっしゃっている共同経営の日本人の方が、嫌々ペンキ塗りしてくれました。
手間がかかるのは分かるけど、、、ねえ、、、
アップにすると、こういうフランス式の扉の場合のペンキの塗り方をご存じない事が分かります。襖を塗っていないので、仕上がりが汚いのです。
写真では、大差が無いように見えますが、実物を見ると、一目瞭然なんですよ~!!!!
まあ、大きな建築現場で、何十年も腕を磨いているウクライナ人達と、日曜大工が少しばかり上手に出来る素人の日本人では、確かに、雲泥の差があります。
そして、お値段は、日本人の工事人達は、高い!
多くのパリに住む日本人の方々は、日本人業者に依頼して、後々、色々な問題が発生しているそうです。
しかし、多国籍の工事人で良い人を見つけるのも至難の業なんです。
水道屋のダヴィッドさんは、お店も持っているので信用出来るし、腕も良いし、値段もお手頃ですので、大事にしたい修理人です。
パリにお住まいの方でコンタクト先が必要な方は、ご連絡下さい。電話番号をお教えしますよ。
◇その他の工事 余談
ドイツ人の友人が、工事が終了したからと、ホームパーテイーを開いた時だって、、、、
『トイレに、1メートル以上の高さに積まれたタイルの山は何?』って、聞いたら、
『工事人がタイルの面積を図り間違えて、沢山余っちゃった! いる?』 だって。( ´艸`)
ロシア人の友人宅は、、、
『トイレの位置を1m横にずらしたいの』と、壁から、扉から壊して、大工事。。。
コロナ前に始まった工事。未だに出来ていないので、簡易でトイレを作ってもらっているとか。。。
他のワンルームアパルトマンの工事をした友人は、工事に1年かかった!と言っていました。まあ、安く綺麗にやって貰おうとすると、1人しか雇えないので、こうなります。
我が家の最初の工事は、アパルトマンを買った1985年でした。
当時、グレーの凄く品質の良いジュータンを全ての部屋にひいて貰いました。
依頼したのは、当時、日本人口コミ紙でアナウンスを出していた日本人画家さんだったんですが、、、もう、パリにいないか、他界されたかも知れませんね。当時60歳位でしたから。。。
この画家さん、フランスの車の免許書も持っていない方で、車を運転されておりました。
どういう方かは、すぐに分かりました。
ある日、この画家さんは、私にこう言いました。
『マダムの選んだ、あの絨毯、凄く品質良いね! 僕も同じ絨毯を部屋にひいているんだけど、ふわふわして気持ち良いよ~♪』
この思わずおっしゃった本音の言葉で分かりました。
私が、我が家のジュータンを彼に注文して購入して貰って、床にひいて貰ったのですが、彼は、ついでに、自分の小さなお部屋用の平米分まで私にお金を払わせたのでした。
証拠は無いですが、直ぐにピンっときました。そういう人と、最初からある程度分かっていて、お仕事をお願いしたのですから仕方がありません。 溜息。。。
自分で出来ないという事は、こういう目に合うという事ですね。
私は、この時から、アパルトマン工事に関して、学び始めたのです。 ( ´艸`)
◇ ペンキ塗り
その10年後位には、他の日本人画家さんが、アパルトマンの壁のペンキ塗りをしていると口コミ紙にアナウンスがのっていたので、ペンキ依頼した事がありました。
綺麗なお部屋に住む為には、ペンキ塗り替えは、8から10年に1度はしたいものです。
知人のフランス人女性は、4~5年に1度、業者にペンキ塗りしてもらっているとか。
ペンキと言えども、結構、高いんですよ、、、、
そのパリ郊外に住んでいるという日本人画家Kさんは、まあ、腕は、普通なんですが、、、お仕事が終了した時に、ドアのノブが1個見つからず。。。。
それを言ったら、逆ギレされて、、、
『お宅の仕事は、2度としません!』 ですって!
とても残念ですが、パリには、人間的に問題のある酷い日本人もいますので、用心しなければなりません。
私は、アパルトマンの工事で、結構、痛い目にあっている方かも知れませんねえ。。。 苦笑
でも、お金を払いながら色々お勉強させられ、まるでスーパーマリオに近づいていけるような? アパルトマン内の工事はどうすべきか? 誰に依頼すべきか? を学んできたように思います。 ( ´艸`)
フランス人のまともなインテリア建築事務所にお願いすると、そこの業者を送り込んできますが、これまた、凄いお値段です。 さらに、数か月間は、ホテルに住むように依頼されます。
こういう事情なので、自分で日曜大工する人々が多いというのが、分かります。
プロの本職から日曜大工に毛が生えた程度まで、差がありますので、どうぞ良い業者を見つけて下さいね。
いやはや、パリのアパルトマン内の工事には、どうぞお気を付け下さい。
エネルギーとお金がかかります。
NOTRE PARISノートル パリ