皆さん こんにちは~! パリ個人旅行案内のNOTRE PARISノートル パリです。
お元気でしょうか?
日本の新聞に、//マリーアントワネットの書斎一般公開で、ヴェルサイユ宮殿は、フランス人達で混雑している// という記事が先週あたりにあったのを覚えていますか?
真相は、ちょっと異なります。
昨日、マリーアントワネットの書斎を見に行って来ましたが、宮殿内の一般自由見学で見られるのは、従来と同じように、下記のマリーアントワネットの寝室のみだけなんです。
長くなってしまうので、マリーアントワネットの書斎のお話は、明日をお楽しみに♡
今日は、表題にあるロックダウン後のヴェルサイユ宮殿とマリーアントワネットの寝室をお話したいと思います。
このマリーアントワネットの寝室は、かれこれ1年以上前から一般公開しています。
その前は、修復工事中だったので、王様の寝室⇒牛眼のお部屋(牛の目のような珍しい窓がある部屋)⇒王様のダイニングルーム(ルイ16世とマリーアントワネットがお正月にモーツアルトと食事したお部屋)に抜けたのでした。
ですから、何年も前にしかヴェルサイユ宮殿に行かれていない方は、ご覧になっていないかと思います。
とても豪華で、素晴らしいです。
マリーアントワネットが選んだ装飾や壁の生地の柄も含めて、当時のままの復元がされています。
孔雀の羽と薔薇などのお花をあしらった柄もマリーアントワネットが指示して作らせたものだそうです。
もっと明るくしてみました。
下記は壁に貼られた生地の柄。
マリーアントワネットが最後に使っていた時のお部屋の復元ですから、生地の柄など、夏仕様となっています。
夏と冬では、お洋服の衣替えと同じように、内装を変えていたのです。
当時の冬は、マイナスになる事も多く、寒かったので当然べェルベット生地などが使用されたと思います。
写真からは分かりにくいのですが、ベッドの上の装飾には、フランスの印の鶏がいます。
ナポレオンはもじって鷹でしたね。
ベッドの左側の家具横に、分かりにくいのですが、小さな秘密のドアがあります。
1789年のフランス革命の時に、マリーアントワネットは、一旦、ここから逃げたのですが、すぐに捕まってしまいました。
ドア部分をアップしてみました。うっすらと秘密のドアが分かりますか?
宮殿内には、こういった秘密のドアがいくつかあります。
これは、他のシャトーでも同様です。
又、王家にお仕えする女中さん達専用の通路もあります。
暖炉の上に、マリーアントワネットの胸像があります。
上記の暖炉の装飾も家具の装飾とお揃いになっています。
マリーアントワネットの寝室にたどり着く前に、下記の鏡の間を通ります。
ロックダウン後の人の少なさに驚きました!
ロックダウン前は、下記。いつも凄い人混みでした! 💦
特に、中国人団体様が近年は多かったですね。
鏡の間の鏡が、凄く汚れていて、気になっていたんですが、ロックダウン中にお掃除されていました。
宮殿は広大ですので、全部をきっちりとお掃除というのは難しいのですが、まあまあ何とか見られる状態になっていました。 この綺麗な状態が今後どれだけ続くのでしょうか?
私のお気に入りの『大理石の中庭』もお昼時だというのに、この有様。
ちなみに、この2階が王様の寝室で、1789年フランス革命時に、この中庭に市民が訪れ、ルイ16世とマリーアントワネットは、バルコニーに君主として姿を現し、パリに連行されていくのです。
ヴェルサイユ宮殿に入場する場合も今は時間指定予約チケットが必要です。
よって、ロックダウン後は人も少なくすぐに入れます。
下記は、2018年の新聞の写真。
そうなんです。いつもこんな状態でした。💦
50人乗りの団体バスは、何十台も到着しますので、アジア系、ロシア系などなど、団体さんが多いのです。 ちなみに、全員入場チケットを持っていますよ。
チケット売り場は、別棟にあるので、チケット購入で並んで、さらに、入場で並んだら、もうその日は終わってしまいます。( ノД`)
又、チケットがあるからと、午後にご自分達だけでヴェルサイユ宮殿に行った方は、何時間も待った挙句に入れず、帰ってきたとか。
筆者はいつもお客様のホテルに朝7時半~8時に行って、専用車でスイスイと到着し、それでも1番のりでは無く、既に数十人並んでいました。が、9時開館と同時に入館出来るので、皆さんに喜んで頂いていたのです。
50人乗りの団体バスの数も半端じゃないですよ~( ノД`)
ロックダウン前のヴェルサイユ宮殿は、世界中から観光客が押し寄せ、団体さんのグループ数も半端じゃないので、ご見学の際には、どうぞご注意下さい。
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