皆さん こんにちは~! パリ個人旅行案内のNOTRE PARISノートル パリです。
お元気でしょうか?
クリヨンホテルは、2020年8月24日に再オープンします。現在は、コロナ閉鎖中。
クリヨンホテルと言えば、昭和天皇がお泊りになった事でも有名です。
マリーアントワネットも当時、この館にピアノのレッスンに来ていたというので、このクリヨン ホテルがホテルになる前の歴史も長くなります。
1758年にルイ15世の命により建てられた宮殿の1つになり、1909年からホテルになるわけです。このホテルの左側には、アメリカン大使館もあり、近くには、日本大使公邸、イギリス大使公邸など、さらに、大統領官邸もある立地条件です。
ちなみに、裏には、エルメス本店もあります。パリで一番大きいコンコルド広場(ギロチンが行われた広場)の正面です。
1964年には、国の建造物となっています。
今日まで、経営者も何人かに変わって来ました。一時期は、コンコルド ホテル & スパ グループが所有していました。
このグループは、世界に23件のホテルを所有し、ピエール テタンジェ氏(大統領官邸でも飲まれているシャンパンメーカー テタンジェ)のイニチアチブによって作られたのでした。このグループも2005年には、子会社のルーブル グループに買い取られるわけです。
2005年には、アメリカの投資会社 スターウッドキャピタルグループに買い取られ、その後、スターウッドのメンバーの一人であるサウジアラビアの王室にかなり多くの株が売却されたようです。
そして、4年に渡る大大工事を行いました。
この時、フランスで有名なフランソワ タジャン氏(今年2月位に、モリ―ユキノコの毒で急に他界した)によって、ホテル内のオブジェや家具など全てがオークションにかけられました。
オークションにかける前に品定めする日が何日かあり、筆者も興味本位で行きました。( ´艸`)
それがまた、凄い行列で、、、💦
クリヨンホテルの入り口から、円を描き行列はロワイヤル通りのマキシム ド パリまで続いていました!入るのに、どれだけ時間がかかったか、、、
私の前のマダムは、計算機、メモ用紙、ペンと、買う品のチェックをする為の小道具をしっかり持ってきていたのでした。買う気マンマンというのが、伝わってきました。苦笑
オークションにかけられた物は、本当に、全部でした。それこそ、お風呂場の壁の大理石から中庭にあるオリーブの木まで! お金に変えられる物は、全てです。
当時は、ソニア リキエルが椅子の張り替え生地などもデザインしていたので、素敵でした。
家具もナポレオン1世スタイルとルイ15世ルイ16世スタイルがありました。
下記は、ソニアリキエルの椅子
ルイ15世家具
ベッドや椅子は勿論の事、カーテンも
中庭の植木まで!
バスローブやタオルまで売却!
そして、全ての物をお金に変えた後に工事と内装を行ったのです。内装は、3つのデザイン事務所が手掛け、その内の1人が他界した元シャネルのデザイナー カールラガーフェルドでした。
彼の事務所は、下記のように、マリーアントワネットのインスプレーションでスイートルームをデザインしたそうです。
エッフェル塔が見えるテラスもあります。
宿泊客のみが使用出来るプール
宿泊客優先のバー
このバーは、以前下記のような、アンバサダーというミッシェランスターレストランがあった場所
大きく変わりました。
下記、共有スペースも結構モダンになりました。
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