LV財団美術館とアクセス
こんにちは。 ノートルパリです。 ご訪問頂きありがとうございます。LV財団美術館は、ブローニュの森の中にあります。建築家フランク・ゲーリーが手掛けた素敵な建物です。LVグループのCDOベルナール・アルノー氏が大の船好きで豪華船を所有している話も有名ですね。 彼の夢だった船(ヨット)を建物にしたのが、このLV財団の建物です。2014年のオープニングの様子は、TVで見ていました。カナダ系アメリカ人のフランク・ゲーリー氏は、父親がフランス系ユダヤ人で、母親がポーランド系ユダヤ人です。フランク・ゲーリー氏は、1989年に、プリツカー賞(建築界のノーベル賞)を受賞されています。1987年に、日本人建築家の丹下健三氏が受賞されました。それを皮切りに、安藤忠雄氏等、何人かの著名な日本人建築家達も賞を受賞しています。下記が、LV財団。正面からですと、ヨットの形。横からですと、なかなか判断が難しい? ( ´艸`) ガラスのファッサードとガラスの帆を区別するのが難しいような複雑さ!( ´艸`)森の中の建物ですので、森の中で違和感が無く、融合される為に、ガラスを使用されたと聞いています。 建築家フランク・ゲリーは、このガラス使いは、グラン・パレからインスプレーションを受けたと言っています。大きく見ると、12枚のガラスの帆を作り上げているようです。しかし、各帆は、沢山のガラスパネルで構成されていて、そのガラスの数は、3,600枚と言われています。さらに、19,000枚のコンクリートパネルが使用されたと言われています!何回、何十回と来ているLV財団ですが、久しぶりにゆっくりと建物を眺めるのも良いものです。何が何だか分からない? ( ´艸`)脱構築スタイルと呼ぶそうです。 確かに、通常の構築では無いですね。通常の建物を解体し、全く別の建物を建設的に再構築した、ポストモダンの脱構築の影響の路線でしょうか・・・屋上もあります。この木や鉄の中に、多くの電気線等の線が隠されているとか・・・屋上から公園が見えます。パリ郊外のビジネス街 ラ・デファンスの高層ビルも見えます。1階には、フランクという名のカフェ・レストランがあります。魚たちが、天井を泳いでいますよ。ここのカフェは、いつも満員で並んでいます。下記のようなイメージのデザイン画を、何回も何十回も描いて、イメージを作り上げていくんですね。そして、イメージが出来ると、今度は、下記のような小さな模型を何度も何度も作っていくそうです。 模型は、紙、ボール紙、グラスファイバー、金属、その他の多種多様な材料から作られたそうです。1つの芸術的な建物が出来上がる迄は、大変な作業です。ちなみに、この工事も700人以上の工事人が必要だったようです!工事着手2008年のからオープニング2014年まで、6年かかっています。さらに、ベルナール・アルノー氏は、2001年から、この財団の構想をしていたという事で、凄く長い忍耐の道のりです。しかも、場所が、国営地ですので、交渉にも時間がかかり、なかなか進まずに大変だったようです。これだけの偉業を成し遂げたわけですから、自然と敬意が生まれます。一見の価値のある建物です。さて、このLV財団へのアクセスですが、パリから1番線のメトロで、LES SABLONS駅で下車して、歩いても良いですが、折角ならば、LVバスで、凱旋門から直接行きたいですね。こんなバス停です。 凱旋門の周りのエトワール広場から入った所にあります。12本の道があるので、ご注意。 シャンゼリゼ大通りから凱旋門を見て右手に1本入った通りです。 お値段は、2024年4月現在では、2€。 LV財団の入場チケットを事前にネット購入する時に、ついでにバスのチケットも購入しておきましょう。 バス停の住所も記載されています。下記が時間表。曜日やヴァカンス時等によって、始発が、10時45分発か9時45分発か、異なりますが、多くの場合、LV財団は、11時開館ですので、10時45分発で大丈夫です。また、乗り遅れても大丈夫ですよ。 LVバスは、巡回していますので、20分おきに来ます。LV財団からパリに帰る時も同様です。LV財団では、素晴らしい企画展を行っていますので、美術好きは、定期的に通いたくなります。 また、建物を見るだけでも一見の価値があり、おススメのスポットです。NOTRE PARIS ノートルパリへのコンタクトは下記↓↓観光案内 | notreparisあなただけの貸し切り日本語プライベートガイドnotreparis75.wixsite.com
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