「2001年宇宙の旅」という映画は、主人公である宇宙飛行士ボーマン船長が宇宙に浮かぶ謎の黒い石板の中に入ると、


白い部屋の中で歳をとり、最後は宇宙に浮かぶ胎児の映像という唐突な終わり方で、当時(1968年)かなり物議を醸し出したようです。



人間がさらに進化すると、次の段階は


宇宙の精神体


になります。



いわゆる「」です。


」と言ってもいいかもしれません。



人間という肉体を脱ぎ捨てて、「精神(スピリチュアル)のみ」になる。



果たして、そこは涅槃(ねはん)なのでしょうか?




涅槃という概念にはふたつの前提があります。




ひとつは「人には魂がある」ということ。


もうひとつは「生まれ変わりがある」ということ。



精神とは脳が作り出した思考であり、肉体が滅びるとすべては無に還るとなると、


「魂」はなく、涅槃という概念もなくなります。



「生まれ変わり」がないとなると、今生かぎりの魂がよほどがんばらないと涅槃には到達できないでしょう。



私はもちろん、そのふたつがある、という考えです。



「2001年宇宙の旅」では、ボーマン船長は異星人によっていきなり宇宙精神体にされてしまいます。


そして、精神体になりたてでっせ、という意味でスターチャイルド(胎児)として表現されています。



涅槃には完全なる涅槃である「般涅槃(はつねはん)と言われるものがあるようです。



ということは、不完全な涅槃もあるということで、精神体になってもまだまだ修行は続くようです。



結論として、まあ私はまだもうちょっと肉体で、菩薩の境地をぼちぼち目指していこうかなという気持ちです。


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