般若心経解読シリーズの最後に2種類の(じゅ)をつけていますが、どうでしょう?


唱えてみた方は、なんらかの変化、効果はあったでしょうか?


これは般若心経のクライマックスともいえるところで、「咒」「マントラ」「真言」とも言われる部分です。 


 「羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶」


漢語で読むと、


 ぎゃーてい ぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそーぎゃーてい ぼーだいそわか


日本でおなじみのフレーズになります。


原文のサンスクリット語で読むとこうなります。


 ガーテー ガーテー パーラーガーテー パラサムガーテー ボーディースヴァーハー



 (じゅ)は、心のエネルギーの働きを増幅するものではないかと考えています。


般若心経はサンスクリット語の原文を漢語に訳していますが、この「咒」の部分は、サンスクリット語の音をそのまま漢語にしています。 


例えば、英語の曲、ビートルズの「レットイットビー」を日本語バージョンでやる場合、サビの「Let it be〜🎵」の部分はやっぱり英語だよねー、と同じように「響き」という点で原文を残したのか?


あるいは、その音の響き自体に何らかの効果がある、ということでしょうか?



ただ、サンスクリット語を漢字に当てはめた場合、本来の発音と違ってきます。


それがこの2種類の「咒」の違いになります。


そして、「咒」「呪」と同じで、日本では主に「呪」を使う、ということのようです。 


けれど「呪」は「呪怨(じゅおん)」とか「呪詛(じゅそ)」とか、恐ろしげな、悪いイメージがありますよね。


なので、ここでは「咒」を使っています。 


この2種類の「咒」、サンスクリット語と漢語、どちらが好みで、どちらが効果、効能があると思いますか? 


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