だから、ここに来た!

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※無断転載禁止

■2026年5月21日(木) 続き◾️

 

 

リージェンツ・パークを散歩した後は慌ててユーストン駅へ向かい、
マンチェスターからロンドンへ出てきてくれた友達と無事落ち合いました。
そして、地下鉄でサウス・ケンジントンへ。
この日も本来であれば昼から地下鉄のストがあったかもしれなかったところ、
中止になって他の交通手段を考える必要がなくなりホッとしました。
 
当初は中間地点のストークオントレントで会おうかと相談していたのですが
今回は友達のリクエストでサイエンス・ミュージアムで行われている
スタートレック60周年記念Star Trek Warp Trailを見てきました。
入場は無料ですが事前予約が必要とのことで友達にチケットの手配をおまかせ。
 
サウス・ケンジントンというと、東京でいう上野のような、
博物館が集まっている街。
これまでにも何度か来ていますが、
いつも自然史博物館V&Aばかりに行っていて、
考えてみるとサイエンス・ミュージアムは初めて。
自然史博物館と繋がっているのかと思いきや、それぞれ独立しているんですね。
 
友達がチケットを提示して入場すると早速入口にエンタープライズ号が!
 

 

ちなみに私は「宇宙大作戦」シリーズは以前仕事の都合でいくらか見て、

友達のおすすめで「新スタートレック」シリーズを途中まで見た程度。

2009年以降の映画版はすべて見ていますが、

トレッキーというほど詳しくはありません。

本当は渡英前に復習したかったのですが、Netflixの配信も終わってしまって…

そのためレポートは雑かもしれませんのであしからず…

そんな私でも、初めからエンタープライズ号に出会えて歓喜!

 

 

入口で広げるとポスターのようにもなるWarp Trailのしおりをゲット。

二人で保存用と当日使用用に複数貰っておきました爆  笑

 

しおりにはどのアイテムが何階のどのエリアに展示されているのかが表記されていますが、

地図までは記載されておらず、初めてこの博物館に来た私たちは右往左往。

スタンプはないものの、スタンプラリーのように端から端まで移動させられました。

(一応アイテムごとに同じテーマのフロアに設置されていたみたいです。)

 

 
エンタープライズ号の後にやっと発見出来たのはコミュニケーター
'Beam me up, Scotty'の!
説明書きには、このコミュニケーターが現代の携帯電話に影響を与えたことが書かれています。
1996年にモトローラが発売した初の折り畳み携帯電話「StarTAC」は、
その名前も外観もスタートレックの影響が色濃く、
現代のスマホに組み込まれたAI翻訳ツールは、
ユニバーサル・トランスレーター」へ近づいている、
といった内容が解説されています。

 

 

コミュニケーターは「宇宙大作戦」を見ていた私でもわかりますが、

7種類の宇宙艦隊の記章は、続編のものなので区別がつかない…

ので、見分けられる方におまかせします!

 

 

続いてはスタートレックの医療器具。

 

 

患者をスキャンするトリコーダー

針を使わずに薬剤を投与するハイポスプレー

皮膚を修復する皮膚再生装置

骨の治癒を促進する骨形成刺激装置など。

 

現実の医療でも、携帯型スキャナーがバイタルサインを監視し、

針を使わない注射器も実在し、超音波刺激が骨の治癒を助けている、

と解説に書かれています。

医師を補助するために設計された「緊急医療ホログラム(EMH)」の概念は、

将来のAI医療システムで実現する可能性がある、とも。

 

 

「マッコイ先生、こんなショルダーバックみたいなの持ってたっけー?」

「持ってたよ!」

と突っ込まれながら前から横から観察。

 

そして次にたどり着いたのは、友達が一番見たいと言っていた、データの頭部!

 

こんな説明が書かれていました↓

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これは、データ中佐によって発見されたプロトタイプ・アンドロイドB-4の頭部であり、

後に二人はプログラムを統合しました。

データはアンドロイド、つまり人間型のロボットです。

彼は、ヌーニエン・スーン博士によって番組内で発明された、

人間のような理解力と意識を持つ高度なポジトロニック・ブレインを備えています。

このコンセプトは、1940年代のアイザック・アシモフのロボット短編小説に着想を得たものです。

--------------------------------------------------------------------

 

 

「実写用小道具

 提供:ザ・スター・トレック・アーカイブ、パラマウント」

と記載されているので、実際に

『スター・トレック:ネメシス』(2002年)、

『スター・トレック:ピカード』(2020-231年)

で使用された小道具みたいです!貴重!

 

宇宙船のコンピューターに話しかけて情報を得られるアイディアは

現代のデバイスを通じてAIアシスタントと会話する現代につながっているが、

一方で、感情を持つ自己認識型AIなどは

今でもSFの世界に限られている、という解説が書かれていました。

 

これは乗組員が1986年のタイムトラベル先から23世紀に帰還するため、
原子炉から高エネルギー光子を収集したフォトンコレクター
現実世界ではソーラーパネルが光子を収集して電気に変換している、と書かれてます。
 

 

友達に「これは?」と聞いたら、

これは見てないシリーズだから分からない、と言われてしまった(笑)

 

サイエンス・ミュージアムは医学や人体学、通信や輸送、宇宙船まで、

幅広いジャンルの展示がありました。

今回は友達との時間の都合上、ゆっくり見ることが出来ませんでしたが、

今後来た時は他の展示も見てみたいです。

 

飛行機や車両の展示スペースは

ちょっとマンチェスターの科学博物館のことも思い出しました。

 

 

 

 

 

 

中二階のスペースにはスタートレック専用のグッズ売り場が設置されています。
こちらにも引き続き作品に関わる展示が。

 

 

もふもふ生物のトリブルだ!これは見たことあるぞ!

 

 

こちらはサー・パトリック・スチュアート演じるピカード船長の正装ユニフォーム。

 

 

そしてこれは2009年の映画版でクリス・パインが着ていたユニフォーム

 

 

それにサイモン・ペッグ演じるスコッティのユニフォーム!

2009年の映画版は特に親しみがあるから、これは嬉しい!

 

 
そしてグッズはアパレルから食器、書籍まで、豊富に取り揃えてありました。
ついついパイク船長のアヒルぬいぐるみが欲しくなってしまう…
 

 

 

 

友達が買っていた船が記章の形に並んでいるネイビーのTシャツがオシャレでよかったです。

しかも安くて(3千円くらいだったっけ…)

日本の音楽関連のグッズで一万円台のTシャツを見続けていたので、感動しちゃいました。

 

 

私はというとワッペンを購入したのですが、

精算後に友達と一緒に引き続き棚を見ていたら、

音の出るコミュニケーターのおもちゃを発見。

「マーク(・ゲイティス)が持ってたやつだ!」と興奮していたら、

友達がお土産としてプレゼントしてくれました!

ボタンを押すと光るし、音もなります。

 

 

友達は科学大好きな娘ちゃんのために、
博物館の常設ショップで塗り絵が出来るTシャツを購入。
(帰宅後に早速遊んでたらしいです。)

 

 

グッズを見た後はカフェとショップを覗くためにV&Aへ。

 

 
V&Aにある豊富な種類のトートバックからどれか購入したいと思っていたのですが、
「千鳥格子よりチェックの方が英国っぽい!」との友達のアドバイスもあり、
チェック柄のものを購入。
ずっと嗅いでいたくなるラベンダーの良い香りの石鹸と、
「グッド・オーメンズ」を意識して、ヘビのヘアピンも購入しました。
 
 

V&Aの中にあるV&A Cafeは、1856年に美術館内に作られた世界初のカフェで、

今回せっかくなので利用してみようかと思ったのですが、

実際に値段を見てみると友達に「高っ!」と言われてしまったので、

(実際改めて値段見ても思いの外高かった…)

私が以前行ったことのある日本食のレストラン tomboでランチすることにしました。

 

カレーライスやおにぎりなど、日本人にはおなじみのメニューがありますが、

私が選んだのはTOKYOやKYOTO、HOKKAIDOといった地名ごとのテーマで提供しているどんぶり

友達が選んだのはカツカレー。ちゃんとしたカツの入っているカレーでした。

 

 

ランチをとりながら、それぞれのお土産の交換や、近況報告をした後、

お店のトイレが混んでいたので、今度はトイレに行く目的で自然史博物館を覗くことに。

 

 

正面玄関前の柵まで行くと、東側の入口から回り込まねばならず、

大廻りして建物の玄関に辿りつきました。

建物前には恐竜の化石展示があり、ヤシの木で囲まれているので、

日陰になってて、真夏のような日差しの中、ちょうどよく涼しい空間。

冬の期間はアイスリンクが設置される場所なので、夏限定なのかな?

 

 

荘厳な自然史博物館の入口からバックチェックを通過し、お馴染みの正面広間。

サウス・ケンジントンに来たらとりあえずここだけでも見ておきたいですよね。

 

 

自然史博物館に長居すると、大変な時間を使ってしまいそうなので、

今度は私のリクエストでコヴェント・ガーデンへ移動。

恒例の交通博物館のグッズ売り場をチェックし、

周辺を歩きながら、駅前のBootsでのど飴を購入。

そのうちに時間切れになったので、再度ユーストンに戻り、

マンチェスターに戻る友達を見送りました。

 

 

続く。

■2026年6月28日■



投稿が遅くなりましたが…

国立代々木競技場第一体育館にて開催された、

音楽フェス、World Happiness(以下ワーハピ)に行ってきました。

2008年に高橋幸宏さんか発起人となり夢の島公演で始まったワーハピですが、

開催当時、私は余裕がなかったこともあり行けずじまいで、今回行くのが初めて。
屋内で椅子にも座れるし、長時間でも最後までいられそうかと思い、
仕事の予定が決まってからチケットを購入しました。
とはいえ、仕事やその他いろいろで疲れていたし、
2階席でもあったので、最悪、スチャダラパーからでもいいかーと思っていました。

 

 

当日、細野さんやスチャダラパーのグッズで身を固めて、いざ会場へ。

 

 

ところが、電車に乗っている途中で財布を忘れたことに気づき逆戻りするはめに…
結局、現地に着いたのは14:30頃になってしまいましたが、
スケジュールが押していたおかげでスチャダラパーははじめから見ることが出来ました。



【スチャダラパー】

彼らは何気に年に1~2回は見ているので、
ここで見逃したとしてもまた見る機会はあるさ…
と、見られなかった時の心の保険に言い聞かせていましたが、
実際にアリーナの舞台で見たら、いつも以上にかっこよくて感動してしまいました。
オープニングに流れた壮大な全然相いれない曲も面白かったけど、
ワーハピ用に用意された大人風アレンジの「今夜はブギーバック」も新鮮。

ライディーンのギターソロも入れてくれたし(笑)、

「GET UP AND DANCE」「サマージャム95」のような定番曲もしっかりやってくれるのが

彼らのサービス精神あふれるところ。

ロボ宙が去り際にFUN-KEY WORDでC&R用に掲げていた「FUN」のボードが、
楽しんでいけよ!ってメッセージのようにも見えてうれしかった。

その後、一度外へ出て、グッズ購入へ。




オフィシャルの出演者が入ったTシャツは売り切れていたので、

清水ミチコのトートバッグと、ずっと気になっていたCorneliusのトートバッグ、

スチャダラパーのピンクのロゴ入りTシャツを買いました。

 

 


そしてローストチキンのキッチンカーで

サルサソース丼ホットサンドをまとめて購入。

丼はすぐ食べて、夜にお腹が空いたらホットサンドを食べる作戦。


戻った時にはテイトウワのDJの途中でした。

爆音で聴くMETA FIIVE「Lov U Tokio」で泣きそうに。

 

 


【清水ミチコ】
今回の特にお目当ての一つ。
ミッちゃんは大好きですが、今までライヴを見たことがなかったので絶好の機会。

お馴染み、弟のイチロウさんや、高田蓮さんも参加しての体制。

(ちなみに会場でU-zhaanさんも見かけましたが今回出演してません。)

ユーミンが提供した曲を、1番は歌手本人が、2番はユーミン自身が歌う体で熱唱してくれます。

一曲目のアグネス・チャンの歌い出しも拍手が起こってましたが、

ユーミソ(ミッちゃん)が2番を歌い出した時の客席のどよめきが凄くて

(似過ぎて引いてる雰囲気。笑)

凄まじいモノマネオーラに圧倒されました。

松田聖子の「赤いスイートピー」では「たっぷり歌わせていただきます」の宣言通り、

ゆっくーり歌って伴奏にどんどん合わなくなってくるのに、

♫心の岸辺に咲いた〜…ピー♫

と最後だけ帳尻合わせしてて笑わせてました。

アコースティックなYMOカバーでは、ジャストなリズムを刻む幸宏さんの代わりに、

清水姉弟の実家のメトロノームが登場。

「見ようによっては位牌にも見える」なんて失礼なことを言いながら、

体育館の中にメトロノームのカチカチ音が響き渡る中、

ライディーン→中国女→Tong Pooの怒涛のメドレー。

途中足並みが乱れるところもありながらも、最後にはまたしても帳尻が合ってました。

「幸宏さんは時事ネタも好きだったから」と

最後に動画では見たことがあった「ホルムズ海峡浮遊景色」「風に吹かれて」も見られて感激。

なんてエンターテイナーでしょう。清水ミチコは日本で最もカッコいい芸人かもしれません。マジで。

 

 

【電気グルーヴ】

MAJOR FORCEはトイレ休憩で見られず、戻った頃に電気が始まりました。

爆音に疲れ気味だったので、おとなしく座って見てましたが、

特に好きな「Flashback Disco」「富士山」が流れてきた時には嬉しかったです。

AIでリアルタイムで加工されているVJって初めて見た?ので興味深かったです。

 

【SP YTセッション】

幸宏さんにちなんだ楽曲をスペシャルバンドが演奏するコーナー。

曲によっては、後ろのスクリーンに過去のワーハピの幸宏さんの姿がシンクロするように映し出されて、

「そうか、幸宏さんはここにはいないんだ…」と思い知らされて涙。

スティーヴ・ジャンセンがゲスト出演するのは知っていましたが、

「Stay Close」のライヴ演奏がカッコよく、

後ろに映る、涼しい顔してドラムを叩いてる幸宏さんもカッコよかったです。

興奮していると、次に呼び込まれたのはスカパラホーンズ

まさか…と思ったら始まったのが「Watermelon」

大好きな幸宏さんのボーカル曲なので泣きました。

 

 

高野寛さんの「青い鳥とんだ」も元ツイ廃?として生で聴けてよかったです。

初めて見たMVが可愛かった。

 

 

【細野晴臣】

先日のラジオで新作は演奏しないと話していましたが、一曲目から新曲でした。
近年のバンド編成、シャッポくくく
大音量のが続いていたので、穏やかな演奏にホッとさせられました。
サウンドチェックでバンドが「北京ダック」を演奏していたり、
楽器の中に銅鑼があったので、
てっきり本番でも披露されるのかと思っていましたが、
スケジュールが押していてカットされたのか、演奏されませんでした泣くうさぎ
最後は海外でも人気のあるカントリーアレンジの「スポーツマン」
これは度々口に出しがちなのですが、

スケッチショウのライヴで客席から「僕のおじいちゃん!」と叫んでいた子が、
今ではアリーナの舞台に上がって演奏している姿を見るのは、
子供の成長を見守るような気分になってしまいます。
ファンのみんなが同じように思っているはず。
おじいちゃんの真似ではない、独自のグルーヴを持っていて、
聴いていてとても頼もしかったです。

細野さんは幸宏さんとのエピソードとして

神経症を患っていた時、生放送前に幸宏さんが脇を抱えてくれた話もしてくれました。

 「幸宏って、やさしっ…」 からの追悼の「プリオシーヌ」が沁みました。

 

 

1. AIWOIWAIAWOU
2. Hong Kong Blues
3. PLEOCENE
4. Supreme Secret(w/高野寛)
5. Sports Men

【ジンジャールート】
もう一つのお目当て。
細野さんのラジオに度々出演しているジンジャールート
いつか生で見てみたい!と思っていたのです。

前述の、ワーハピ出演前にも細野さんのラジオに出演していて、

そんなに高い声は出ないけどライヴで思いもよらない大きな声が出て、

バンドがビックリしたことがあるという話をしていましたが、

ライヴで見て思った以上にシャウトするような勢いのいい歌声なんだなーと知りました。

ソロセットで寂しそうにしてて

「みなさん、盛り上がってますかー?  ひとりぼっちなので…お願いします!!」

のMCが可愛かったです。

 

 

【Cornelius】

コーネリアスを見るのは初めて…だったかな…

映像では見ているので、生で見た記憶と混同しちゃっているかも。

友達に誘われてよく行くオザケンのライヴほどは見る機会はありませんでした。

オリンピック辞退のあの騒動のせいで、個人的にも結構動揺していて、

今から当時の投稿を読み返すと結構混乱しているな…と感じます。

結局、本人がいじめに関与していたわけではなく、

90年代当時の悪趣味ブームに乗ったインタビューだったことがわかっていますが、

しばらくはショックが大きかったので線引きをしていました。

でも今でも「Point」は今でも特に名盤だと思っているし、

近年の再び活動的な様子を見るのは嬉しいです。

それに、今回個人的に嬉しかったのは、

その「Point」のようなミニマルな雰囲気の楽曲よりも

リリースされた時には一歩引いて聞いていた

「環境と心理」とか「あなたがいるなら」といった

歌ものが特に心に響いてきたことです。

幸宏さんを偲ぶ意味もあってか、

しっかり「CUE」「TURN TURN」をやってくれたのも嬉しかったですね。

 

1. Mic Check 

2. Bad Advice 

3. Audio Architecture 

4. Another View Point 

5. Count Five Or Six 

6. CUE(YMO)

7. TURN TURN(Sketch Show) 

8. 環境と心理 

9. あなたがいるなら

 

 

 

 

【関連記事】

 

 

 

 

 

 

◾️7月23日(木)◾️

 

ラッパ屋の新作公演「特別な情熱」を観てきました。

最近はイベントがあっても日常に疲れすぎて、

その日を楽しみに待つ気力すらなかったのですが、

これについてはチケットを取ってから待ち遠しくて仕方なかったです。

海外旅行に出てまで推しをこの目に焼き付けないといけない‼️

みたいな重大な責務もないですからね汗うさぎ

とても楽な気分で、純粋に芝居に浸るのみ。

なんとなく、好きな作品になりそうな予感もしていて、

当日も仕事を終えて劇場に向かうのが楽しみでした。

 

↓観劇前に新宿駅のベルクで腹ごしらえ。

 

舞台は1975年から。

都立武蔵玉高校の実験部の面々が集まり、

文化祭で何を発表するかの話し合いを始めます。

実験と呼べるものならなんでもやってよし!の部活動。

2年生の西川洋子(谷川清美)は、人生は実験場である!と高らかに宣言して、

早速その日から教室の窓の外に向けて、上級生が憂慮していた制服の自由化を叫びます。

親友の山村久美子(山像かおり)は、そんな洋子が人生で繰り広げていく「実験」という名の冒険を

書き留めていこうと決めるのでした。

 

高校生の部員はもちろん1年から3年までいて、

劇団員のみなさんが制服姿で高校生になりきって演じています。

オープニングで「目を細めて見てください」と横断幕が掲げられてたものの、

全員ベテラン役者の風格があって高校生と信じるのはかなり難しい(笑)。

3年生としてシガレットチョコ咥えて登場した

金子清隆役の松村武さんと早乙女浩役の木村靖司さんの、

上級生の貫禄とはちょっと違う存在感といったら爆笑

でも下級生の松井くん(岩本淳)&小野くん(中野順一朗)たちの

自販機で買った写真集の奪い合いのような

高校生らしい初々しいやりとりはとても可愛い。

寺山文也くん(熊川隆一)の寺山修司モノマネも笑った。

世代は違うけど、私のクラスにも寺山修司の文字を真似するグループとかいましたよ。

 

実験部の部員は卒業して社会人となり、それぞれの仕事や家庭を得ます。

大蔵省勤務の寺山くんに対して、

官僚の悪事を暴く週刊誌記者になった野口修くん(浦川拓海)がいたり。

個人的には、映画監督の夢を諦め、映画雑誌の編集者になった手島徹くん(福本伸一)が、

元映画雑誌編集者の自分に一番近い存在だったので、親近感を抱いて見ていました。

 

人生の実験を繰り返していた洋子は売れっ子ホステスとなっており、

東大を中退して観賞用クラゲ🪼で稼いでいた早乙女とバッタリ再会。

同じ「特別な情熱」を持って人生を実験場として生きる二人は同棲することに。

まさか(実際にはしてないでしょうが)谷川さんと木村さんのキスシーンがあるとは…

お二人とも大好きなので…ありがたいものを頂きました…

二人がクラゲを見る場面は、まるで一緒にそこにいる気分にさせられるような、

美しいシーンでした。

 

1999年には、金子と早乙女の同級生である原田(宇納佑)が実験部の顧問となり、

1975年の部員が大集合。

現役部員の斎藤(林大樹)八木(上大迫祐希)を前に

近況を発表します。

しかし洋子と早乙女は不在。

食品メーカーを経て書店に勤める久美子は、

定期的に近況を受けていた洋子のその後を報告。

洋子はバブルが弾けて借金を抱えた早乙女と別れ、

1995年の震災以降、弁当屋を始めて成功し、

取材を受けるほどの有名人になっていました。

 

その久美子も、この同窓会で手島と再会し結婚することに。

水商売と弁当屋を交互に生業とし、住まいを探していた洋子は、

手島とゴールデン街でこれまたバッタリ再会し、二人の新居に居候します。

しかし、ひと所に落ち着くことが出来ない洋子は、

手島を誘惑しようとした末に、慌てて逃げるように家を出ていくのでした。

洋子が弁当屋で成功した話が出ると「実績があるからね!」

男で失敗した話になると「かっこよかったのよ」と

毎回コメントを添えるのに笑ってしまった!

 

そしてその何年か後、手術を控えて入院している洋子。

久美子の呼びかけで実験部OBOGたちが病室に集合します。

寺山は小野がすっぱ抜いた使い込みの記事で、天下り前に辞職しており、

原田は八木と恋愛関係になって前回の同窓会の翌年には

学校を辞めて妻とも離婚していました。

さらに悪いことに、看護師となった八木や医師になった斎藤と病院で再会してしまいます。

八木にファブリーズ的なもので過去を除菌される原田(笑)。

怒涛の展開で、なぜか斎藤が八木にプロポーズし、

何故か丸く収まってしまいます。

二人のやりとりに呆気に取られる元実験部員のリアクションが巧みで、

めちゃくちゃ面白かった‼️

 

元部員たちがラウンジに移動した頃、

手島が待つ病室に早乙女と同級生の東智子(大草理乙子)がやってきます。

今は智子の元に転がり込んでいるらしい早乙女。

智子は洋子に過去を詫びさせるために無理やり早乙女を連れてきたのでした。

手術の説明を受けて久美子と病室に戻ってきた洋子は、

久々に早乙女と対面。気まずい空気が流れる病室…

しかし、洋子はかつて一緒に見たクラゲの美しい姿を思い出しながら、

「すまなかった」という早乙女の謝罪を受け止めるのでした。

(早乙女みたいなぶらぶらしてる男には智子のような

手綱を引くのがうまそうな女性が合ってるかもね…。)

 

早乙女たちが去った後、号泣する洋子。

いつか早乙女が言った「特別な情熱」について思いを馳せながら、

手術後の生存率は60%だと久美子に話します。

「でも生きてる方が多いじゃない」

声を掛ければ集まってくる仲間のありがたさを語りながら、

二人は高校時代に部員たちと見た時と同じ窓から見える青空を眺めるのでした。

 

 

 

 

 

私は斎藤くんや八木ちゃんの同世代なので、年齢的には1975年部員よりも下の世代ですが、

それでももうン十代。

不精な私もその時々で自分を実験台にしてささやかな冒険をしてきた気がします。

仕事も男も渡り歩いてきた洋子も、それを書き留めながら手島くんと一緒になった久美子も、

その他の部員たちも、それぞれの冒険を経て大人になっています。

それぞれの人生の描くだけのドラマなら、普通は退屈しそうですが、

別々の人生を歩んでいるひとりひとりのキャラがしっかり立ってて、

ちゃんと人生の転機がある書き分けがされてるから引き込まれる。

なにより役者のみなさんが達者だからこそ見応えがあります。

 

主役の洋子と久美子だけではなく、

下級生の星野淳子(岩橋道子)馬場恵子(弘中麻紀)の親友コンビも好きだった。

第二の洋子みたいな淳子の「私の方がちょっとだけ美人」マウントに、

こういう人いるねー!って笑っちゃうし、

そんな淳子を何故か大好きな恵子との仲良しっぷりが和む。

淳子が最終的に伴侶を見つけられてよかったな。

株で儲けた今泉くん(武藤直樹)と一緒になるのかと思ってたけど、

淳子も今泉くんの金持ちとしての大変さを理解してあげてるのがよかった。

 

 

私は仲のいい友達が離れて暮らしてるから、

洋子も淳子もすぐそばに親友や仲間がいて羨ましいな。

なんだか、ささやかな冒険やそれを共有できる仲間がいれば、

人生捨てたもんじゃないって思わせてくれる芝居でした。

筋書ナシ子と同じくらい好きかも。

配信もあるらしいので、ぜひ映像でも見たいです!

 

 

 

 

 

そうだ、OPとEDに流れてた曲に聴き覚えがあって、

「懐かしいけど誰の曲だったっけなー?」と思ってたら、

鈴木蘭々の「キミとボク」だった!

 

 

 

 

 

 

私と同じ回は相島一之さんが観に来てたけど、八嶋さんも観に来てたみたい。

 

 

 

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