だから、ここに来た!

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gooブログから引っ越しました!
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↑ウィーンの友達が最近送ってくれた原作本。

 

Amazonプライムで配信されている「グッド・オーメンズ」シリーズの最終長編の配信日が

2026年5月13日と発表されました。

 

⬇️はその予告編。

 

番組の公式アカウントが動き出したのは1月半ば。

はじめはS1・S2の場面写真が毎週水曜日に投稿され、

 

 

 

その後、S3である最終話の場面写真が投稿されるように。
天国へ戻ったアジラフェルが帰還し、本屋に戻ってくる様子を想像させます。

 

 

 

 

思えばS3の製作が発表されたのは2023年7月28日にS2が配信開始になった同じ年、

2023年12月14日でした。

 

 

個人的には、2023年後半はクロウリーとアジラフェルの愛の力のおかげで?
毎日グオメの事を思い出してはニヤニヤしていて、

仕事の成績が上がって昇進したりと健康的な生活を送ることが出来ました。

 

⬇️当時書いた記事

 

しかし、その配信の一年後に、共同原作者で脚本も手掛けていたニール・ゲイマン

性的暴行で告発されていたことが公になります。

 

 

ニュースの出所が信用していいのかどうか微妙なポッドキャストだったので、
続報を待っていたのですが、結局大手新聞社でも記事が出始め、
グッド・オーメンズも製作は一旦休止に。

 


そして、これまでの全6話シリーズではなく、長編1本で製作されることが決定。

個人的にはもう作られることもないのではないかと思っていたので、

製作再開の報だけでも、結末を知ることが出来るとホッとしていたのですが、

やはり多くのファンはショックを受けていました。

 

 

確かに、もしこれまで通り全6話で製作されていたら、

S2E4のように私の大好きなリーグ・オブ・ジェントルマン4人

(フルフル役のリース、ゾンビ役のマークとスティーヴ、脚本担当のジェレミー)が
出演&脚本で関わるエピソードがあったかもしれないと思うととても残念。

それでも、完結してくれるだけでありがたいと思うべきでしょうね。
 

性犯罪を告発されている人物とその作品を

どうやって線引きするのかは今でも私にとって難しい問題です。

最近話題になっているエプスタイン文書等の影響もあって、

毎日考えていると言っても大袈裟じゃないかも。

(いや、あの文書に載ってるレベルは線引きも何もアウトでしかないけど…)

 

そもそもゲイマン氏と言うより、デヴィッド・テナントマイケル・シーン

前述のリーグのメンバーを見たくて見始めた作品なのに、

それを見たいと思う気持ちに罪の意識を感じると言うのも本当に癪だなと思います。

被害者の気持ちに寄り添いたい。出演者、スタッフを応援したい。

これまで通り登場するキャラクターたちの幸せを願いたい。

でも作品を愛そうとすると、加害者を支持していることになってしまう。

本当に癪です。それが一番正直な気持ち。

 

その一方で、こんなにも上手く書かれた、皆が応援したくなる、

現代の寓話であり世紀を超えるラブストーリーを

卑劣な性加害者が描けるものなのだろうか?と理解に苦しんでもいます。

 

クロウリー役のデヴィッド・テナントはその後、以下のように語っていました。

 

 

 

ゲイマン氏とその告発された内容については今後も気にしていくつもりですが、

愛する人たちが関わる作品として、「グッド・オーメンズ3」の結末は、

しっかりと見届けようと思っています。

 

※このタイミングで、というのは

 エプスタイン文書の内容が次々と明るみに出ているタイミング、という意味

⬛︎2025年11月1日⬛︎

 

 

ベネディクト・カンバーバッチオリヴィア・コールマン主演の映画

「ローズ家~崖っぷちの夫婦~」をなんとか観てきました!

なんとか、と言ったのは、公開されたことを失念していて、

公開翌週には一日一回上映になっていたからです。

いつもなら公開前にどこかしらのSNSで広告を目にするはずなんですけどね…

上映館も限られているので、久しぶりに新宿ピカデリーに行ってきました。

(エスカレーターが長くて苦手なんだよな…)

仕事の後に行ったので、大事なオープニング前のシーンをほとんど見逃してしまいましたが…

 

↓でも動画はあった!

 

公開日を失念してはいましたが、映画自体は大変楽しみにしていたのです。

ベネさんとオリヴィアという、現代英国俳優を代表する二人の

その手があったか!という意外となかった共演もさることながら、

「ゴーストバスターズ」等でもちろん知っていたけれど、

「イエスタデイ」のロンドンプレミアで本人を目にして

すっかり好きになってしまったケイト・マッキノンや、

15代目ドクターことンシューティ・ガトワも出てると言うことで、

久々のオールスタームービー!と待ち焦がれてはいたのです。

 

監督は「オースティン・パワーズ」シリーズや

「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ

脚本は「哀れなるものたち」や「女王陛下のお気に入り」のトニー・マクナマラ

それぞれの作品を見てると、この組み合わせもちょっと意外。

 

1989年に製作されたオリジナルの映画「ローズ家の戦争」は見たことがないのですが、

今回は女性の社会的成功や男性の育児等、

夫婦の役割がより現代的に作り替えられているようです。

 

英国人の夫婦、建築家のテオ(ベネディクト・カンバーバッチ)と

シェフのアイビー(オリヴィア・コールマン)は、

米国西海岸で双子を育てながら仲睦まじく暮らしていたにも関わらず、

新作建築が史上稀に見る大ストームで崩壊しテオは失業、

一方アイビーは同じくストームをきっかけに

自身のレストランが繁盛して事業を拡大することに。

仕事が忙しくなったアイビーの代わりにテオが双子の育児に専念することになったため、

二人の生活環境は完全に逆転。

テオは成功して自分に気を止めない妻に対する嫉妬や疎ましさが募り、

アイビーは忙しさで家族と過ごせず、双子と良好な親子関係を築いていく夫を憎らしく思い、

それぞれの不満が少しずつ溜まっていきます。

怒りを抱えつつお互いを思いやる気持ちを思い出し、

罵っては謝るやりとりを繰り返しながら、

なんとか関係を保っていた二人でしたが、

意外なきっかけでついにテオが別れを切り出し…

 

ここからネタバレ領域。

 

面白いのは、あっという間にカリスマシェフになり支店を拡大していくアイビーは

上司や友人の忠告も聞かずに崩壊するような建築を手がけるテオよりも有能に見えるし、

双子を優秀なアスリートとして育て上げたテオは、

際限なく子供達にスイーツを与えちゃう管理能力のなさそうなアイビーよりよく出来た父親に見える

それぞれ担当する領域では能力を発揮してうまく行ってるのに、

反比例するように夫婦仲がギクシャクしてしまうのが皮肉でした。

 

そもそも、テオはアイビーの成功を応援してたし、

育児に専念してと提案したのはアイビーだし、

どちらも原因はお互いにあったりするんですよね。

それだけに、どちらの言い分もわかるし、どちらの言い訳も自分勝手に思える。

絶妙な同情と共感を感じさせてくれます。

 

見る前までは、始めからバチバチ戦争してるのかと思っていましたが、

実際には二人とも思いやる気持ちは持っていて、

イライラしつつも、我に返って反省するを繰り返していたので、

本当に戦争してたのは最後の最後でしたね。

離婚弁護士のアリソン・ジャネイを含めて無茶苦茶で最高に面白かったです。

 

「10万ドル払って消えて」が面白すぎるわんわん

 

アメリカに住む英国人夫婦、という設定なので、

アメリカ人の友人たちとのカルチャーギャップも見どころ。

射撃場に連れて行かれて拳銃をプレゼントされるのも面白いけど、

テオたちの新築を訪れた友人夫妻が、テオとアイビーの当て擦りを聞いて、

英国流のジョークを真似しようとするのに

ただの卑猥な罵り合いになったりするのが滑稽。

 

テオの友人の弁護士バリー(アンディ・サムバーグ)&エイミー(ケイト・マッキノン)夫妻も

どう考えても険悪なのを取り繕っている二人にしか見えないんだけど、

離婚協議中のテオたちにやり直すよう説得するバリーの言葉や、

エイミーの「それでも最期に看取って欲しいのはあのバカ亭主」って言う言葉から

二人の間に深い愛情が垣間見えて、何気に心動かされました。

 

オリヴィア・コールマンのコメディエンヌ的演技も素晴らしかったけど、

(酔っ払ってコケてそのまま休憩しちゃう一連の動作も最高だった)

ベネさんの久しぶりなコメディ演技を見られたのが本当に嬉しかった。

アイビーとの喧嘩の最中に新居の中を駆け回る走り方が

SHERLOCKの「三の兆候」の「毒の巨人事件」あたりの、

手振りは大きいけど速度出てないっぽい走り方を思い出したり、

飛行機の中で同業者に会ってトイレの中で絶叫する場面とか、

ランニングしながら早口の独り言で自分を鼓舞する様子とか、

シリアスなドラマもいいけど、こういうベネさんが見たかったのよー!と満足。

 

アイビーのレストランのウェイターを演じるンシューティも

店が繁盛して「チップがポケットに入りきらない!」ってはしゃいでて可愛かった飛び出すハート

ンシューティが出てくるたびに手を振りたい気分。

 

↓ンシューティとケイトの英国テスト。
ケイトの祖父はグラスゴー出身らしくグラスゴーの学生だったンシューティ大興奮の巻。

ちなみに英国に留学してから私も紅茶にはスキムミルクを使うようになりました爆  笑

 

ただそんな贅沢な出演者の演技が楽しめる貴重な映画なのに

上映回数が少ないところを見ると、あまり人が入っていないのかもしれない。

 

監督にはコメディ映画は2時間以内であるべし!のような

ポリシーがあるのかもしれないけど、

もう少し時間をかけて各シーンを描いても良かったんじゃないかな。

もしくは、テオが別れを切り出してからのあれこれがもっと見てみたかった。

いよいよ戦うのか!と思ったら、案外早くエンディングになっちゃったし。

 

それに後半の食事会の後にテオとアイビーがテーブルに向かい合って話し合う、

二人の演技が冴え渡る素晴らしいシーンがあるんだけど、余計な音楽が入ってきて、

「あーん!二人のセリフだけで演出は事足りるのに!」と不満に思った。

 

↓ベネさんが「これは命懸けで戦う価値のある家だね」と称賛する新居のセット

 

はじめに思った、ジェイ・ローチとトニー・マクナマラの相性ってどうなんだ?

っていう疑問は、最後まで尾を引いてた。

ヨルゴス・ランティモスのようなドライなダークコメディとはテンポ感が違いすぎるし…

英国人が出てくるからと言って英国風コメディになるかというとそうではないんですよね。

 

そんなわけで個人的には傑作!って絶賛するほどではないけれど、

配信されたら定期的に見たくなるはずのコメディです。

 

ベネさんまたコメディ出てくれないかなー。

 

↓NGシーン


公開されるまで、ベネさんとオリヴィアの映画の内容には関係ない動画ばかり見てましたキメてる

 

 

 

 

 

 

 

以前、ブログ記事でジョー・ライセットが出演していた

英国のバラエティ番組”Taskmaster”が面白い!と紹介しました。
毎シリーズ、5人のコメディアンが出演し、
審判役で番組の企画者であるアレックス・ホーンが用意した、

一風変わったミッション(タスク)に挑戦。
司会のグレッグ・デイヴィスが独断で判定して順位を決定するという番組。

 

 

ジョーが出演したのはS4でしたが、番組は今やS20に突入。

S17にはついに!リーグ・オブ・ジェントルマン(TLoG)のメンバーであり、

「9から始まる奇妙な物語」"Inside No.9"(IN9)のクリエイターである

我らがスティーヴ・ペンバートンが出演しました。

 

↓はタスクをしながらインタビューに答えるスティーヴ。

 

スティーヴはTLoGのメンバーの中でも特にロジカルな思考の持ち主

クロスワード制作も得意で、クイズ番組にもよく出演していて毎回好成績を残しています。

”Taskmaster”ファンとしても安心して見られたのですが、

そんな「クイズ王」スティーヴも、タスクによってはそれほどスコアを稼げなかったり

課題の意図がわからないまま投げやりになったりもしていて、

器用さや賢さだけではクリア出来ない、時には単純さも求められる、

この特異な”Taskmaster”という番組の難しさがよく分かります。

 

↓スティーヴのハイライト集

ちなみに私はアレックスとのハングマン勝負、も好きでした。

 

そして、インタビュー・タスクの中でアレックスに

「この先の”Taskmaster”で誰が見たい?」と訊かれて

スティーヴはこんなことを言っていました。

仲間のリース・シェアスミスマーク・ゲイティスが是非見たい。

(でも2人が同時に出るのは)競争が激し過ぎるし、

自分が一緒にいなくて妬けてくるから嫌だ。

そしてスティーヴの望み通り!最新作のS20ではリースが出演することに!

 

 

なんでスティーヴが出演した時にブログの記事にしなかったのかって?

だってリースまで出演するとは正直思ってもみなかったんだもの。

 

グレッグとアレックスいわく、TLoGのメンバー全員が番組のファンらしく、

スティーヴに先に声をかけた理由はなかったらしいけれど、

数えるほどしかクイズ番組に出演していないリースがこの番組に出演したのは、

スティーヴが先に出演してその楽しさを教えてもらっていたかららしい。

 

リースが得意なのはゲームよりも、マジックと料理のイメージ

最近素で出演していたのは「ブリティッシュ・ベイクオフ」くらい。

インタビューでは、ゲーム番組のオファーはあるけど間抜けだと暴露されるのが怖い!

だから自分の頭の悪さは隠している、と話しています。

 

 

↓二人がホラー映画絵文字クイズに挑戦するとこんな感じ。


普段彼がやっている番組はじっくり考えて構築していくようなタイプのドラマだし、

短気なおこりんぼキャラのリースが”Taskmaster”のようなゲーム番組に出演したら、

キレ散らかして気まずい雰囲気になるのでは…大丈夫?と勝手に心配していました。

 

ところが蓋を開けてみると、スタジオでの彼は穏やかで優しげで、

ジャッジ役のグレッグも本編で同じことを言っていて笑いました。

頭の悪さを隠しているというより、短気をうまく隠してる(笑)。

 

 

リースと一緒に出演しているコンテスタントも、

そんな彼の隠れた気性を感じているのがインタビューを読むとわかって面白い。

リースはいつもは落ち着いた物腰なのに、

時々怖い校長先生モードになるから可笑しい。

頻繁に怒鳴ったりしない。叫ぶみたいなのじゃなくて、もっと厳しい眼差し…

ハンニバル・レクターみたいな、静かで冷静なのに、つまるところ恐ろしい。

− メイジー・アダム

みんな面白いけど、リースには何か

千の言葉に値する視線を投げかける時があってそれが面白い。

身を乗り出し、メガネをずらしてグレッグとアレックスを見つめる時。

それが私のお気に入り。リースが彼らに手こずるところを見るのが大好き。

それに彼はクリエイティヴなタスクがすごく得意

すごい思考の仕方をしていて見ているとカッコよくて、

IN9を作った人なんだってよくわかるよ。

− アーニャ・マグリアーノ

アレックスですらリースがちょっと怖かったらしい。

メイジーはかなり彼を怖がってたし、僕も怖かったと思う。

怒りが湧き上がっては収まって、予測できないところがあった。

− アレックス・ホーン

今にも爆発しようとして、実際には爆発しないという感じがしたな。

スタジオでは圧倒的に魅力的で面白くて輝いていた。

− グレッグ・デイヴィス

他の2人はもっと親しみがあるみたい。

彼とは気持ち悪いファンとして会ったことがある。

TLoGやIN9の大ファンで、スティーヴは何年か前に僕の出た公演に

子供達と一緒に来たから面識があった。

”Funz and Games”っていう不適切なキッズショーで

彼らはお菓子や賞品を貰ってて、

幸い何が起こってるかは分かってなかった。

だからスティーヴとはそこから知ってて、

Taskmaster Liveの発表会で彼と会って喋った。

番組に出演するとは言わなかったけど! 

実は何年も前にリースのサインを貰おうと列に並んだことがある。

この間サインしてもらったグッズを全部見つけたよ!

− フィル・エリス

サンジーヴ・バスカーは年長者でリースとも昔から面識あり。

初めて会ったのは私が”Goodness Gracious Me”を、

そして彼がTLoGを始める前のこと。

26年程前、SNLのような番組のオーディションで二人とも合格しパイロット版に出た。

彼のスケッチのファンだったし、勿論TLoGもその後のシリーズも。

リースは超スマート。彼の作品を見れば革新派でゴシック脳だと分かる。

私は彼より年上だけど、どちらも番組の脚本を書いて

異なる番組で異なる役柄を演じてきた。他の三人とは違って。

だから私たちはもう少し似ていると思った。

− サンジーヴ・バスカー

これからの本編でグレッグはリースとサンジーヴを年寄り扱いしていくみたいだけど、

本編の中で、QRコードを読み取るために

個人の部屋に戻って(携帯)電話を持ってくるようにアレックスが指示するも、

リースが理解できず"My telephone??"と繰り返し、

普段タスク中に滅多に笑わないアレックスも吹き出してしまう場面があります。

リースの年相応の素の反応が見られてこの番組の醍醐味だなーと思ったりします。

若い連中は電話がなんなのか分かってないと思う。

「携帯」と「電話」の違いがね。

リースと私は確かに(他の出演者と)違う時代の人間だから(年寄りと)思い浮かんだんだろうね。

− サンジーヴ・バスカー

そして、最終的には5人でアレックスとグレッグに

反逆するような行動も起こしたりするらしい。

異なる5世代の出演者が揃った今回の”Taskmaster”がどんな方向に向かっていくのか、

これから10週が楽しみです。

 

マークもいつか出演してくれるかなー。

やっぱりあんまりイメージ湧かないけど(笑)。