ただ今

母が入院中につき

交代で留守番の父を見ています





子どもに返っていて

よく言うことを聞いてくれます

ただ昼寝をしてくません(笑)





実家では

父のルーティンに合わせた生活をし

私は父の好きなものを作り

後は

ただただ時間の過ぎるのを待つ

もう、それはゆっくりで

何度も時計を見てしまいます









父の認知症を疑うきっかけは

眠れなくなったことと

塞ぎ込んでしまったこと





言葉は悪いですが

アホほど前向きで豪快だった父が

しょんぼり人間になってしまい

どうしたのか?もしかしてと

思ったのです

今思うと

できなくなっていくことが増えていくにつれ

不安だったんでしょうね

なんとも

もどかしい気持ちだったことかと思います






あれから10年





前向きな気持ちを取り戻したのか

忘れていくことを忘れたのか

日々

三行ほどの日記をつけ

薬袋に日付けを入れ

新聞を読み?見て?

同じ話を10回は繰り返し 

そして

日記に書いたことを何度も何度も

読み返し

夕方に近くの自販機で

お気に入りのサイダーを買う

なんとものんびりしたものです





そして

日に何回かの

自転車での散歩は

後から自転車で追いかけます 





それが日課





ベッドの周りに置いてある

物忘れ辞書を見ては

抗っていた時期を過ぎたのかなって

思うと

今だけでも穏やかに過ごしてるなら

付き合うと思います





子どもだから手はかかりすますけどね