朝、何気なく鏡を見ると
しかめっ面をしていた
そして
その顔が母にそっくりだった
慌てて笑顔を作った
そういえば
母の笑顔を見たのはいつだっただろか
最近は
うふふとも
はふふとも聞こえる作り笑顔ばかり
満面の笑みを見たのは
姪が(妹の子)
難関の大学に受かった時だろうか
この時
「これでやっと友だちに
孫の大学名をいえるわ」と
嬉しそうに言っていたからよく覚えている
そしてあの時の私は
しかめっ面だったような気がする
なりたくはないと思っていたのに
同じ顔をするようになっていたとは
苦手だった母のしかめっ面
私はなるべく笑顔で過ごしたいと思う
苦手な
母の日をスルーしてしまったことに
後ろめたさを感じる