2019 playlist: #7 守ってあげたい
あーあ。何にも知らない、困ってばかりの、子犬ちゃん。情けないったらありゃしない。弄ばれて、揶揄われて、嘲笑われるのがお似合いよ。...そんなあんたを、見たくなかった。(そのハズだったんだけどなぁ...)自分勝手な男だと、心底そう思う。それでも、気が付けばこうして、隣にいるのが日常になっている。自分でも不思議だし、周りも不思議がっていた。確実に、以前のあいつとは違うというのに。顔が良いとか、そんな所ではなく。気遣いができるとか、そんな所は期待したこともなく。強いて挙げるなら、彼の隣は、単純に過ごしやすかったのだ。夏の強烈な陽射しを凌ぐための、小さな木陰のような。冬の凍てつく風を宥めてくれる、風除け付きの停止場のような。そんな場所だった。中身が変わればそれも変わってしまうだろうと思っていたのに、知れば知るほど、こちらが虚しくなるだけだと思っていたのに。存外、あいつは変わらなかった。いや、確かに変わった。けれども、あいつの隣の居心地は、そう大きく変わらなかったのだから、驚きだ。ーー実は、以前よりも、なんて。そんなことは、決して言ってやらないけども。前のあいつにとって、私は守るべき存在だったのだろう。本当は私が守るハズなのに、あいつはそれを必要としないくらいに、強かった。でも、今のあいつは弱い。弱いくせに強がって、負けず嫌いで、自分を曲げられない頑固者。だから、私が守ってあげるの。それは、少しばかり気分がいい。きっと、居心地が良いと感じるのはそのせいだ。仕方ないから、守ってあげる。同情してあげる。何もできない、困ってばかりの子犬ちゃん。だからね、約束してよ。"あなたがそれを選ぶ時は、わたしを隣にいさせてね"----------2019年のプレイリストまだ終わってねーじゃねーか!!!!!!!!と半ギレで書いたもの。20くらいならあっちゅー間に終わるとかほざいてた自分を殴りたいね。7:守ってあげたい(松任谷由実)