「法華経」はどうして優れているのか | ノートさんのブログ

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鎌田茂雄(1994)『法華経を読む』(講談社学術文庫)

 「『法華経』二十八品のなかで、古来から四要品といわれる四つの重要な品(章)がある。その四つの品とは、方便品、安楽行品、寿量品、普門品である。この四品を教、行、体、用にあてはめて説明すると、方便品は十方仏土のなかに、ただ一乗法の教法があることを明らかにしたから、方便品は『教』を説いたという。安楽行品は、法華の行者の実践の行法を明らかにしたから『行』を説いたもの、寿量品は久遠実成の本覚の仏身を明らかにしたから『体』を説いたもの、普門品は仏陀の自在の衆生救済のはたらきを明らかにしたものであるから『用』を説いたものという。一乗の教えによって法華の行法を修し、この行法によって久遠実成の仏を証得し、この本仏が種々に示現することによって衆生が救われることになる」(p4849


 理論的には鎌田の通りかもしれない。しかし、悩み多き衆生が何によって、どのように救われていくのか、を明らかにすることも大事である。