玉城康四郎(1986)『仏教の根底にあるもの』(講談社)
「未来の日本仏教の思想を想定する場合、いかなる心構えが必要であろうか」(P274)として、いくつかの項目を挙げている。
第四に、「これからの日本仏教の思想は、従来の日本仏教、また中国仏教やインド仏教に対して解放されていると同時に、それが大衆の土壌のなかから出現するものである限り、現代思想あるいは広く東西思想に対しても門戸を開いているものでなければならない」。
確かに日本の仏教は東西の思想に門戸を開放し、様々な挑戦をしなければならない。