精神障害者の長期入院を食い止めよ | ノートさんのブログ

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 厚労省のデータ(1999年)によると、精神科入院患者の国際比較で、日本が断トツ1位の432日、以下、イギリス86日、ドイツ40日、イタリア14日、アメリカ8日、フランス7日となっています。少し古い資料ですが、日本の入院患者の日数が長すぎるのも異常です。長い入院生活は社会復帰を遅らせます。ある識者によると、一つには運動不足による筋力低下、二つに狭い病院の中での生活のため、対人関係能力低下、を挙げています。

 私は従来の投薬中心の治療法から、カウンセリングによって病気の早期治療に取り組む「認知行動療法」 に視点を移すべきだと主張します。放送大学の仙波純一教授は、認知行動療法について「患者の認知のゆがみに気づいてもらい、柔軟な思考法を身につけてもらうと、うつ病から回復できるだけでなく、再発も防止できる」と述べている。

 ストレスが充満している現代、誰でもうつ病になる可能性はあります。そのため、薬漬け治療からカウンセリング治療へと大転換する時代に入ったように思います。