撮影場所は多摩市関戸3丁目付近。だいぶまえから多摩川左岸のサイクリングロードを是政の方に向かって自転車で走っていると対岸の崖の下で何やら工事が始まっている。気になっていたので散歩がてら行ってみた。多摩川とそこに流れ込む大栗川の合流地点の先で元々道のないところで堰の改築工事だという。堰はここからまだかなり下流なのだが、そうかどうせならついでに是政橋まで遊歩道でも作ってくれないかとそんなことを考えてしまった。
2kmほど下流に是政橋が見えている。
日曜日でもあって、すぐわきの「交通公園」に子供たちが遊びに来ていた。
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おどろいた。こんなところで雉を見ようとは。建材置き場のコンクリートの上でほとんど動かずじっとしている。時々しゃがれ気味の何とも言えぬ声で鳴くのだが、子供のころに教えられた「ケーン、ケーン」という声では全くなかった。
調べてみると春は繁殖期でオスは鳴いてなわばりを宣言するらしい。さて、メスはどこにいるのか、写真を撮り終えて帰る時もまだ同じ場所にいたので、ひょっとしたらメスに逃げられたか、ちょっと寂しそうな気がしないでもなかった。
ちなみに、雉は日本の国鳥なのだそうだ。私は丹頂かと思っていたのだがそうではないらしい。キジ目キジ科キジ属に分類される鳥類で日本産の個体群のみで独立種とする説があるらしい。それだからかどうか、養殖されて毎年バードウィークには何万羽も放鳥されるそうだ。放鳥された雉には足環がついてるらしいがこの雉にはついてない。野生なのだろう。頑張って長生きしてもらおう。