その182 ニュース雑感 ウクライナ他 | ココハドコ? アタシハダレ?

ココハドコ? アタシハダレ?

自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

一週間以上前から近くの堤防の土手で咲いていた。ずっと梅が咲いてると思ってたのだがよくよく見たら桜だった。品種は知らない。多分、河津桜だと思う。

 

 

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地震。16日夜の地震はマグニチュード7.4。

ちょうど寝入った瞬間だった。あら、揺れてる、と思った次の瞬間大きな横揺れで、停電。ああ、どこかでまた震災か?そう思ったがTVはつかない。頼りはスマホ。しまった!チャージしてねえじゃん!バッテリーは残り50%切ってる。2年以上使ってバッテリーの減りが早くなってるし、あれこれ情報検索するのも気をつけないと、、、停電が朝まで続いたらどーする???

 

ウェザーニュースで東北地方で震度6とか津波注意報といった情報だけは確認したが、あとはあきらめて寝てしまった。寝てる間に停電は回復、東北地方もさいわい大きな津波はなかった。そうは言ってもかなりの数の死傷者が出てるし、新幹線は脱線、福島原発では使用済み燃料プールの冷却機能が一時停止するとか、決して小さな被害ではなかった。

 

今回の地震が2011年の東日本大震災の余震かどうかは判断できないというのが現時点での専門家の意見らしい。余震ではないとしても、東日本大震災後のこの10年余り、東北沖でけっこうな規模の地震が起きてることは確かで、あらためてマグニチュード9.0などと言う巨大地震が起きた時の対策はあるのだろうかと考えてしまう。

2011年当時、政府も東京電力も「想定外」という言葉を頻繁に使っていた。「想定外」とはそんな大災害は起こりっこないという「想定外」ではなく、おそらく「これこれの予算で防ぐことのできる災害はこの程度まで、それ以上の大災害が近々起こるとは想定しない」という最初に金勘定ありきの「想定外」だったろうと私は疑っている。

 

もし、同じような大震災がもう一度起きたら、その対策はできているのだろうか?

それとも、もう一度それを「想定外」と言うのだろうか?

 

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ウクライナ関連で目についたニュースをいくつか。

 

ロシア軍将官、4人目が戦死か ウクライナが狙い撃ちとの見方も(BBC News)

ロシアがウクライナに侵攻して3週間以上たった。当初10日もあればロシアが圧倒的な勝利を収めると予想されていたが、今や戦場でも思うような戦果を得られないばかりでなく、アメリカやEU諸国の経済制裁と言った世界規模の包囲網ができつつあり、ロシアは敗色濃厚。原爆や化学兵器など大量破壊兵器は存分に持っているが、戦闘現場の兵の装備や能力には疑問符がつくようで、少将クラスの現場指揮官が4人も戦死してしまった。ロシア軍が兵站を確保できてないというお粗末なニュースにも驚いたが、暗号化されないアナログ通信を傍受されて、位置がばれて狙い撃ちにされるって、なんだか30年くらい遅れてないか?と疑ってしまう話ではある。

 

【分析】 プーチン大統領、今後はメンツを保つ方法を探る ウクライナ侵攻(BBC News)

で、停戦協議にロシアがかなり柔軟な姿勢を見せ始めたというニュースも流れている。このBBC Newsの記事は、どうすればプーチンのメンツを立てて引き下がらせるかという話。ウクライナはNATO加入をあきらめ中立を守る、クリミア2国の独立も認める、そのかわりEUには加盟する、などなど。まだまだ、前途多難。ただ、ロシアが停戦に柔軟な姿勢を見せ始めたのは、おそらくはロシア国債のデフォルト危機を真剣に危惧し始めたからだろう。すでにSWIFTを遮断されてルーブルは暴落しているし、結果デフォルトとなれば国家の破産、加えてハイパーインフレ。プーチン立ち往生、どうする。

 

原爆、化学兵器、燃料気化爆弾、大量破壊兵器の誘惑も。。。

 

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ウクライナ難民300万人超 周辺国、受け入れ限界(NIKKEI.com)

国連難民高等弁務官事務所によると15日時点で、ウクライナを出国する難民が増え続けて300万人を超えたという。EUではロシアの侵攻を安全保障上の脅威と受け止めて難民受け入れに積極的になってはいるが、それでも限界はある。そこで、日本。難民受け入れに消極的であることにおいては世界に冠たる国も異例の対応。これは「難民」の定義に当てはまらない、「難民」でなく「避難民」だと言ってるらしい。定義なんてどうでもいいと思うが、とにかく救済に乗り出した。やらないよりやったほうがいいに決まってる。記事にもあるが、台湾有事となれば大量の避難民が日本に押し寄せることは間違いなく、そのための体制作りという意味でも急いだほうがいいのである。

 

日本「ウクライナ難民受け入れ」偽善に聞こえる訳(東洋経済オンライン)

今回の政府対応を岸田首相のパフォだろうと。西側自由主義陣営の世論に同調して、ま、日本もやらせてもらいます的なアリバイ工作。「偽善に聞こえる」でなく「偽善」です。ただ、偽善は政治のいたるところで見られるので、偽善だからと言って非難するのも大人げないし、政治は偽善で成り立ってるようなものと思うしかない。上に書いたように「台湾有事」に備えるならいっそ万人単位で受け入れるくらいの度量が欲しいが、まあ無理かな。

 

記事は去年のアフガニスタン人の避難と避難後の日本での扱いに噛みついてる。記事によると「日本と関係を有し、そのために危険にさらされているアフガニスタン人」が数千人もいたらしく、その中で日本は「570人しか受け入れていない」と。さらに「日本に受け入れられたアフガニスタン人たちは、JICAが運営する施設に収容され・・・・(中略)・・・・親類や弁護士、メディアなど外部との接触をできるだけ避けるよう仕向けられていたほか、難民申請はせず、事態が落ち着いたらアフガニスタンに戻ることに同意するよう求められていた」。日本政府は「彼らに手当や住居、食料のほか、日本語の授業も提供した」とあるので、さすがに入管の収容所と扱いは違うようであるが、それでも不自由はまぬがれない。彼らは難民扱いではなさそうなので、やはり「避難民」という事だろうか。ただ、アフガニスタンへ戻ることを強要されているということや、就労の機会なども奪われているようで、人権侵害の疑いがあるようにも思える。

 

記事を書いてるのはフランス・フィガロ紙の記者なので当然日本の対応に怒っている。アフガニスタン人に対するこうした対応を見てるから、ウクライナ人に対する対応を「偽善」と言ってる。日本のこれまでの難民受け入れ拒否状態を考えると570人は画期的ですらあるのだけれど、世界のスタンダードに全くついていこうとしない日本の「恥部」を突いてるとはいえるかもしれない。もちろん、政府は

 

馬耳東風・・・

 

ウクライナ避難民、日本で受け入れ開始 「難民」と何が違う?(弁護士ドットコムニュース)

ウクライナ難民は難民条約上の難民の定義に当てはまらない。この「定義」にこだわり続ける日本としては「避難民」という別のカテゴリーを作って対応しようと。「避難民」に関する法令というのはないらしい。

 

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ようやく新型コロナ終息かと期待したら、オミクロン(BA1)の変異株(BA2)はやはり増えているらしい。デルタ株の時も、当BLOGにもう収まったろうと書いたとたんにオミクロンで感染者が増え始めた。先日14日にピークアウトしたと書いたらヨーロッパでは増え始めているとCNNでやってた。まだダメか?

 

やれやれ・・・

 

 

 

 

 

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