多摩川の左岸、石田大橋付近から見た、四谷橋越しの聖蹟桜ヶ丘の風景。あまりまとまらない雑然とした感じも悪くないんじゃないかと、ちょっとUPしてみる気になった。
写真を撮ることは趣味かと問われると、どうもそうとは思えない。少なくともカメラ機材について語る蘊蓄はないし、光学的知識もない。知識を深めようともしていない。ただ、ファインダーを覗いて「いいな」と思える絵柄があれば撮る、ただそれだけである。プロのカメラマンやその周辺の業界の人は「フレーミング」とか「フレームワーク」いう言葉を使うらしい。全体の構図のことで、私が気にするのはそれだけなのだが、「いいな」と自分の感性が反応するところは結構狭く、何を撮っても自分では同じに見えてしまう、そういう時にはたまらない気分にさせられる。ストライクゾーンが狭いのである。
ただそれでも、フレーミングの良し悪しはモノクロのほうがはっきりわかる分モノクロにこだわりたい気持ちも強い。そんなこだわりがあるうちは撮り続けてゆくのだろうとは思っている。