その122 芒(すすき) | ココハドコ? アタシハダレ?

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自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

田んぼで稲穂がたれ始めたと思ったら、すすきも穂を出し始めた。そういや、昨夜はコオロギの鳴き声を聴いた。猛暑の中でも自然は秋の準備を始めている。実を言うと大輪の朝顔を撮りたいと思っているのだが園芸にも流行りがあるのか、なかなか見つからない。そうこうしてるうちに、すすきになってしまった。

 

 

すすきは「芒」とも「薄」とも書く。また別名として「茅(萱)」とも「尾花」ともいう。古い、昔ながらの「茅葺き屋根」はこのすすきを使って葺いたもので、そのためにすすきを刈った場所を茅場といい、茅場町の名前はその名残だそうだ。

また「尾花」とはすすきの穂の部分が動物の尾に見えることから言われた名前で、この穂のような色の尾を持った栗毛馬を「尾花栗毛」という。尾花栗毛の馬を見ることはまれだが、1987年の皐月賞と菊花賞で2着に入ったゴールドシチーというサラブレッドがそうだった。気性が激しすぎて成績はムラだったが、その美しい尾花栗毛の馬体で多くのファンを魅了した馬だった。

 

 

 

 

 

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