記憶が定かでないが、多分千手堂の屋根だったと思う。鬼瓦と狛犬。あたりまえと言えばあたりまえだが、狛犬はちゃんと右に阿形と左に吽形。ただ魔除けにするには、この狛犬、ちょっと可愛すぎないか?
調べてみると平安時代には調度品としてこちらは御簾(みす)や几帳(きちょう)を押さえるための重し(鎮子)として使われることもあったらしい。レプリカにして土産物屋に置いたらどうだ、私なら買ってしまうと思うが。
もう何年も前になるが、仕事でパリに行った際、ホテルがノートルダム寺院の近くで、すぐ近くの土産物屋で見た怪物、ノートルダムからパリの街を見下ろすあの怪物じみた彫刻は「グロテスク」というんだそうだが、そのレプリカを売っていた。あれは魔除けというものではないらしいが、その時も買いたい買いたいと思いつつ、時間がなくついに買えずに終わってしまった。なんでこんなものに心惹かれるのか自分でもよくわからない。
戒壇堂付近から大仏殿を望む風景。東大寺はとにかく広い、風景を見て歩くだけでも優に一時間はかかってしまう。
この二枚の写真は正倉院から二月堂へ向かう道、大仏殿の裏手にあたる。訪れた時期はちょうどお水取りをやっている時期だったのだが、連日10km以上歩き詰めで写真ばかり撮っていたので、さすがに夜もう一度二月堂のあの坂を登る元気はなかった。
春近しを感じさせる二月堂からの風景。
9泊10日の旅、寺社仏閣それに遺跡と古墳。全部合わせると30か所以上にはなるだろう、しばらくブログはこれで行く。写真ブログか旅ブログそんなものになってしまいそうだ。