写真が上達するのに、カメラに任せないで、
自分で設定してみることを述べさせていただきました。
① シャッタースピード
② 露出補正
③ 絞り
でした。
これまでのブログでは、
①シャッタースピード
③絞り
について、基本的なことを述べさせていただきました。
さて、下の写真をご覧ください。
ずいぶん、全体が暗い写真ですね。
何を撮っているのかわからないですね。
写真を撮ってみて、
全体に暗い写真を撮ることはないでしょうか。
よく、こんなご意見を聞きます。
『逆光で、人物を撮ってみたら、全体に暗くて、
誰を撮ったのかわからない。』
『暗いところで撮ったら、本当に暗い写真が撮れた』
暗い写真を撮ってしまって、
何がなんだかわからないような
写真を撮ることはないでしょうか。
この写真も一つの失敗例として覚えてください。
実はシャッタースピードを
あまりにも早すぎたために
暗い写真を撮ってしまったのです。
以前のブログではシャッタースピードについて
述べさせていただきました。
覚えておられるでしょうか?
被写体が明るいところにあれば、
カメラは瞬時に対象物を認識できるので、
シャッターの開放時間は短いわけです。
つまり、シャッタースピードが速いわけです。
被写体が明るいところにあれば、
カメラは瞬時に対象物を認識できるので、
シャッターの開放時間は短いわけです。
シャッタースピードが短ければ、
レンズを通してカメラに入ってくる光が少なくなるので、
映し出される像が暗くなるのです。
写真全体を明るくするのは
シャッタースピードを遅くし、
カメラに投入される光の量を多くすればいいのですが、
実は、簡単な設定機能があります。
それは、②の露出補正になります。
何度も繰り返すようですが、
もう一度、カメラを手にして眺めてください。
こういう、ボタンを見かけませんか?
『+/-』と書かれたボタンを。
露出補正モードというのです。
これは、レンズに入ってくる光の量を簡単に
多くしたり少なくしたり調整できる機能です。
今後、写真撮影を行う際は、
この機能を覚えておいてください。
写真撮影ではよく使います。
例えば、全体に被写体が暗いなぁと思ったら、
露出補正を+にして調整するのです。
仮に、明るいなぁと思えば、露出補正を-
に調整するのです。
ご理解いただけたでしょうか?
言葉だけでは、
なかなか理解できないものと思います。
これから、カメラを手に持って、
いじくりまくって、
理解していただければよいと思います。
さて、ちょっとだけ裏技をお教えします。
下の写真をご覧ください。
上の写真は富士山の写真です。
では次に下の写真をご覧ください。
これらの写真は同じ所から撮ったのですが、
違いはおわかりでしょうか?
じつは、カメラのピントを、
背景の光の明るい富士山に合わせると、
カメラがピントを合わせたほうの光を読み、
1枚目の暗い写真ができるのです。
一方、手前のボートである暗いところを、
ピントに合わせれば、暗いほうの光を
カメラが読み取り、
全体に明るい2枚目の写真ができるのです。
でも、手前の暗い部分にピントを合わせれば、
背景の富士山が少し白っぽくなっているのが
おわかりでしょうか?
被写体にピントを合わせれば、
カメラは被写体の明るさを読み取って、
光の調整を自動的に行うことがあるのです。
つまり、ピントを暗いところに合わせれば、
写真は全体に明るくなります。
ピントを明るいところに合わせれば、
写真は暗くなるのです。
ですので、写真撮影をするとき、
ピントを合わせることで、被写体の明るさを
読み取るので、常にこのことを意識してしてください。
















