君が呼吸に困っている時
僕はテレビを見ていた
徐々に生が消えるのに
僕は気づかなかった
僕は君の骨を焼き
河原で一番綺麗なところへ埋めた
だからいずれ流れてしまうだろう 海まで
存在とは慟哭だ
心臓は破裂しそうになりながら
その時を今か今かと奏でている
声にならない嘆き悲しみ
君は幸せだったのかもしれない
生き物として正常だったから
しかし僕は
ひと呼吸を慟哭している
繰り返す悲劇だ
この世には少しだけ
そんな人間がいる
だから助けて
………………………対詩を✂️詰め込む………………………
君が呼吸に困っている時
僕はテレビを見ていた
徐々に生が存在するのを
僕は気づかなかった
僕は君を抱きしめて
丘のお家の庭から
ふわりと雲に飛び乗った
ふかふかと 遠くに海が見える
存在とは慟哭だ
赤ん坊は産まれたくない、存在したくないと
元気に産声をあげる
だけど母親の顔がとてもよく見える様になってからは
ああ、ここで暇をつぶすか
なんて自分でオシメも変えれないから悪態もつくよ
君は幸せだ
生き物として、人間として正常だから
しかし僕は
ひと呼吸を慟哭してみせる
どうしてこんなにも残酷で、美しい世界なのかと
だけど少し照れて笑いながら この夜を祝っている
この世にはそんな人間がたくさんいる
明日はケーキを食べようか