目次

 

 

 

【黒氏(くろうじ)盆地】

高い山々に囲まれた小さな盆地。名は黒身(こくしん)の一族と髪長氏(かみながうじ)の一族からとられている。

 

 

 

 

【黒氏町】

車以外の交通手段のない小さな町。髪子(かみんこ)の儀の習慣がある。

 

 

 

 

【黒氏洞穴】

黒氏町を見下ろせる小さな洞窟。

髪子(かみんこ)の儀を行う場所であり年に一度、人間1人と黒身1匹しか入ってはいけない。

 

 

 

 

 

【髪子(かみんこ)の儀】

700年前、人間一族の長:髪長武香(かみながのぶこう)と黒身一族の長:黒身妖(こくしんよう)が作った休戦協定。

髪長氏の一族が年に一度、黒氏洞穴に家族ごとの髪の毛を入れたシロバコを収める。

黒身妖の一族は年に一度、黒氏洞穴のシロバコに入った髪の数を数える。

 

その髪の持ち主に黒身妖の一族は手出ししない。

よって髪長氏の一族も黒身に手出ししない。

 

【シロバコ】

8センチ四方の白い小さな箱。

髪子のため一家ごとにある。

表面には交差する2つの櫛と雫が掘られている。

 

 

 

 

【髪長氏の一族】

室町幕府、足利将軍の時代、戦に破れ黒氏盆地に入植してきた武士一族。長は髪長武香(かみながのぶこう)

森を切り開き黒身を虐げたが、後に髪子の儀をつくり双方不可侵となった。

 

 

【屋白家(社(やしろ)の一家。後にトドメの一家)】

古くは黒氏洞穴前の社を管理する一家。

社が取り払われた後は、境界線を破った黒身にトドメをさす役目となった。

 

屋白夕(74歳/第四十三代髪之社守)

屋白京一(54歳/公務員/畑中看護師の睡眠導入行為により、事故死

屋白千佳(51歳/主婦/石川医師によって殺害される

 

屋白京香(27歳/外資系企業勤務)

屋白美香(24歳/元ブラック通販会社勤務/第四十四代髪之社守)

 

 

【大地家(退治(たいじ)の一家)】

境界線を超えた黒身を退治する一家。

 

大地雄道(68歳/第四十三代髪之退守)

大地泰道(24歳/林業/屋白美香の元カレ)

 

 

 

 

 

【黒身(こくしん)】

 

 

古から黒氏盆地に生息する人間の大きさの黒いカマキリ。

人語を理解し、幻を見せ、恐怖・絶望の感情を喰らう。

 

髪長氏と激しい戦いを繰り広げたが、後に髪子の儀をつくり双方不可侵となった。

多くは黒身の森(聖林)に住むが、髪長氏によって森を追われたいくつかの一家が都会で野生化している(下渦:げかと言う)

 

 

 

ジェラドジェムリ(通称:黒身妖/黒身一族の母/髪子の発案者。通常の黒身の三倍は大きい。少なくとも700年以上生きている)

 

 

聖林の者

ジュラニギャミナ(通称:早苗/ジュラニギャミチュの母。少なくとも100年以上生きている)

 

 

聖林の者

ジュラニギャミチュ(ジュラニギャミナの娘/境界線を破り人間に退治され、屋白夕のトドメによって殺害される

 

 

下渦の者

ジェラミジェドヌ(通称:石川医師/都会の黒身、下渦(げか)/ジェラミジェリの兄/妹の死を知り自害

 

 

下渦の者

ジェラミジェリ(通称:畑中看護師/都会の黒身、下渦(げか)/ジェラミジェドヌの妹/屋白京香によって殺害される

 

 

 

 

 

 

 

 

終盤へ。

 

 

(写真は自身で制作したもの、またAIに描かせたものなどです)