自由詩です
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緋色の浮橋が
骨組みを持てず
溶け合いすぎた
依存という名の血と肉
僧侶たちの口笛が
渇きをもたらし
その組み合わされた常軌から
滑り落ちた灰と骨
陶器のような鎖骨を
指先でなぞりながら
二つの頭蓋が白く干上がり
焦げた香りだけが残った
この緋色の浮橋の上
貴方の骨が真っ直ぐと
この泥団を蹴りますよう
血と骨が溶け合いますよう
形を持たぬ、確かなものが在りますよう
いとも単純な理が、息づきますように
そして貴方が私だけのものになりますように
(2024/06/08加筆)