シンガーソングライター、 河島英五さん。

数々の名曲を残しながらも48歳という若さで肝臓疾患で亡くなられてしまいました。

僕はテレビ局に勤めていた頃、その葬儀にニュースの取材で赴きました。

 

 

河島英五さんといえば代表曲の『酒と泪と男と女』。

楽曲自体はなんとなく知っていましたが詳しくはありませんでした。

 

 

当時、自分はカメラマンではなく音声マンをやっておりました。

よくテレビに映り込む、あの長ーいマイクを抱えていましたね。

 

 

もちろん式場には入れません。外でずーっと出棺を待っておりました。

するとですね、出棺の時、式場内外にいた人たちが叫ぶんです。

 

 

 

「英五ーーーーーーーーーー!!どんまーーーーーーーい!どんまーい!!」と。

 

 

 

どんまい、の意味はみな知ってると思います。

スポーツなんかでミスっても(どんまいどんまい、気にすんなよ、切り替えてこ!)っていうあれです。

 

河島英五さんの歌にもそういうタイトルの歌があります。『どんまいどんまい』

 

 

 

大勢が叫んでました、

「英五!!!どんまーーーーーい!どんまーーーーーーーーーーい!!」と。

 

 

 

死んでもどんまい。

どんまい。

 

気にすんなよ、死んだところでよ。大したことじゃねーよ。どんまい、どんまい!

 

 

 

そんな風に聴こえました。

 

アーティストが愛されるというのは、こういうことなんだと思いました。