株式会社Be代表取締役の稲垣大輔です。

 

今回は僕が最近お気に入りのシューズブランドを紹介します。 シューズの魅力はもちろんですが、出会いからブランド創業者の話、そしてサステナブルな観点で、株式会社Beとして学ばせていただく点があるので、ざっくばらんに書きます。

 

 

 

◆サステナブルなスニーカーブランド・Allbirds(オールバーズ)との出会い

少し前にFacebookで書きましたが、今春新しいスニーカーを購入しました。

「Allbirds(オールバーズ)」です。

 

 

僕が普段買い物をしている「ECOALF(エコアルフ)」、そして「Allbirds(オールバーズ)」はどちらも、サステナブルな商品や活動を提供しているメーカーです。

 

特に「Allbirds(オールバーズ)」はサステナブルの中でも、株式会社Beと同じく気候変動対応を軸とした活動を行っていることから、親近感を感じています。

 

Allbirds(オールバーズ)について調べてみると、興味深いことがたくさん出てきました。創業の側面、商品の側面、企業活動の側面など、今後株式会社Beおよび自分自身の活動に取り込んでいけたらな、と考えています。

 

話が変わりますが、私が「Allbirds(オールバーズ)」に出会ったきっかけを書いてみます。

 

私がYouTubeで拝見している”マコなり社長”さんの動画がきっかけでした。彼が動画で、Allbirds(オールバーズ)について「洗濯機で丸洗いできる人生を変えるスニーカー」と発信していたことから興味を持って購入に繋がりました。

 

(キャッチーで耳に残るコンセプトという、良いビジネストークが私に刺さったのでした笑。)

 

なお、マコなり社長さんとAllbirds(オールバーズ)は、過去に「マコなり社長Allbirds(オールバーズ)感謝の手紙」というキャンペーンをやったくらい良好な関係を築いてるので、参考にそのリンクを紹介します。

https://letter-campaign-2020.makonari.com/


◆Allbirds(オールバーズ)の歴史と特徴

Allbirds(オールバーズ)は、元サッカー・ニュージーランド代表のティム・ブラウン氏と再生可能エネルギーの専門家ジョーイ・ズウィリンジャー氏が2016年に創業した、いわゆるスタートアップのシューズブランドです。

 

創業から7年程にもかかわらず、現在はアメリカを中心に約50店舗を展開しており、2020年1月に「世界で最も快適なシューズ」という噂とともに日本初上陸しているので、ものすごい速度で世界展開されていることがわかります。

 

2017年創業の弊社とほぼ同じ年数の会社なので、強い憧れを抱きつつ、リアルな目標とさせていただける会社です。

 

日本国内では、現在ECサイトの他、3店舗(原宿・丸の内・大阪)を展開しており、国内第1号店は、2020年1月10日に東京・原宿にオープンし、初年度の売上高は、世界中の直営店の中で1位を叩き出したといいます。

 

株式会社Beのオフィスがある原宿と、旗艦店「Be Organic」がある丸の内に店舗を構えている点も、勝手ながら親近感が湧きます。

 

若者の街と呼ばれる原宿エリアには多くの若者世代が集まり、丸の内エリアには働く大人世代が多く集まっています。

 

一企業だけの活動では未来の地球のための動きとしては限界があるのと同じで、一部の世代だけの活動するにも限界があります。

そこで若者世代が集まる場所と大人世代が集まる場所の両方から、大切にしている価値観や取り組みを発信することで、より大きな活動に繋げることができます。

 

このように、株式会社Beと同様の理由で原宿と丸の内に拠点を構えているということを知って、少し嬉しくもなりました。

 

メーカーとして良い商品、良いサービス、良い活動を提供し続けていくことは当然ですが、ビジョンを形にし、世の中に貢献するためには、適切な場所で、適切な方に、適切な発信をすることが大切なので、引き続きアンテナを張っていきます。

 

◆創業者のプロフィールと起業の想いについて

Allbirds(オールバーズ)創業者の一人である元サッカー・ニュージーランド代表ティム・ブラウン氏と起業のきっかけについて簡単にまとめます。

 

サッカー・ニュージーランド代表としてキャプテンを務めたこともあるティム氏には、現役時代大手のスポーツブランドがスポンサーに付いていました。

そんなティム氏が身に着けるフットウエアには大きなブランドロゴがあしらわれ、派手な色使いのものも多く、大学時代にデザインを専攻していたティム氏の美学とは合致しなかったといいます。

 

ティム氏は、引退後にビジネススクールに通う中で「メリノウール(=メリノ種の羊の毛)でミニマルなデザインの靴を作る」というアイデアが生まれました。

その後、クラウドファンディングを通じて資金を集め「Allbirds(オールバーズ)」を起業し、メリノウールを使用した「ウールランナー」というサステナブルスニーカーを発表しました。

 

この「ウールランナー」は、発売から3年間で約30回も改良され、タイム誌に「世界で最も快適な靴」と称されるまでになりました。

 

と簡単に書きましたが、ここに至るまでに様々な経験や苦労があったことは容易に想像できるので、いつか直接お会いして話を聞いてみたいと思っています。

 

 

◆サステナビリティという言葉が必要ない未来

ここからは、そんなティム氏が目指す未来像について書きます。

 

ティム氏が目指す、10年後のフットウエア業界の未来は

「サステナビリティという言葉が必要ではなくなっていて欲しい」

とのこと。

 

それは、あえてサステナブルと言わなくても、人々の中でサステナブルが当たり前になっている未来を指します。

その未来に向けて牽引するのがAllbirds(オールバーズ)の役割で、プラスチック素材や化学繊維への依存を離れ、自然素材の良さが認識され、質の良い商品に自然素材が適用されているのが理想だとティム氏は語っています。

 

株式会社Beもサステナブルを当たり前に、そしてオーガニックを当たり前の社会にするための商品開発や情報発信をしているので、ティム氏そしてAllbirds(オールバーズ)と弊社(株式会社Be)は共通する価値観の元に活動していることがわかりました。

 


 

◆商品のメリットについて

色々な方がAllbirds(オールバーズ)のシューズについて様々な魅力を語っているので、僕が調べた限り共通する大きな3つの特徴についてまとめつつ、私が使った感想も付け加えて書きます。

 

Allbirds(オールバーズ)シューズの魅力

①履いていないと感じるくらい軽い履き心地

②一日履いても蒸れない通気性

③何度でも洗濯してキレイな状態で履ける

 

これだけでもすごい魅力的なシューズであることがわかりますね。

ここからは、上述した3つの特徴に対して、さらに詳しく書いていきます。

 

 

①履いていないと感じるくらい軽い履き心地

これは前述した、タイム誌で「世界で最も快適な靴」と称されていることからも分かる通り、突出した履き心地の良さを誇ります。

 

僕も、購入したスニーカーを履いて最初に感じたのは「柔らかい」「軽い」「気持ち良い履き心地」という感想でした。

今までに履いてきた靴では感じたことがない履き心地の良さに感動しました。

 

靴はファッションの点で非常に重要な要素を占めますが、靴の履き心地は普段の生活の快適さを決める要素の中でもかなり大きな要素を占めます。

逆にどんなにおしゃれだとしても、靴ずれとかがひどい場合は身体の歪みに繋がる可能性もあり、生活の快適さからは離れてしまいます。

 

個人的にはAllbirds(オールバーズ)のシューズの魅力は、デザイン性と快適さの両立だと感じております。

 

②一日履いても蒸れない通気性

 

これも前述の通り、Allbirds(オールバーズ)のシューズにはメリノウール(=メリノ種の羊の毛)を使用しております。

メリノウールは、通気性・温度調節にも優れているので機能面も抜群です。

 

さらに、メリノウール自体の素材にも強いこだわりを持ち、最高品質のメリノウールを使用しているので、圧倒的に柔らかいふわっとした履き心地を実現しているのだと思います。

 

また、インソールにもメリノウールを採用しており、優れたクッション性、吸湿性、防臭性を実現しており、公式HPでは「まるで雲を歩いているみたい」と紹介されています。

 

 

僕は蒸れが非常に気になる性格ですが、Allbirds(オールバーズ)のシューズは一日中履いても蒸れや臭いの発生が少なくて感動したので、これはぜひ実際に履いてみて体感していただきたいです。

 

 

③何度でも洗濯してキレイな状態で履ける

 

Allbirds(オールバーズ)のシューズは、なんと洗濯機で丸洗いが出来てしまいます。

冒頭で書いた、まこナリ社長さんが「洗濯機で丸洗いできる人生を変えるスニーカー」と語る理由ですね。

 

しかも丸洗いの方法は、インソールを外して洗濯機に突っ込むだけという簡単な手順になっています。

 

僕が購入したシューズはまだ洗っていないので、以下に公式HP(https://www.allbirds.jp/pages/clean-your-allbirds)に書かれている実際のお手入れ方法を要約しました。

 

いかに簡単にお手入れできるかがイメージ出来ると思います。

 

↓↓↓

 

インソールと靴ひもを外します。

洗濯機に入れる前に、手洗いすると良く、ネットに入れてから洗濯機にかけるとより良いです。

 

洗濯機は、弱回転に設定して、お湯ではなく水で洗ってください。

洗剤は、中性洗剤がオススメです。

 

漂白剤と乾燥機が苦手なのでゼッタイに使わないでください。

日当たりの良い場所で、しっかり乾かしてください。

 

何度も何度も洗うと、少しずつ痛んできますので、理解してください。

 

 

◆Allbirds(オールバーズ)の気候変動対応活動について

ここまでの内容はすでにAllbirds(オールバーズ)を愛用している方には当たり前のことだと思います。

ここからは、弊社株式会社Beのサステナブルな理念と重なる、Allbirds(オールバーズ)のサステナブルな活動について書きます。

 

Allbirds(オールバーズ)では、具体的に気候変動対応を進めているという実績を数値化しており、達成する目標数値も明確で行動実績が一目瞭然です。

 

サステナビリティの意識を当たり前にしていくために、Allbirds(オールバーズ)が率先して行っていることのひとつに、すべての商品のカーボンフットプリント(※)を明記するというアクションがあります。

 

※カーボンフットプリント

https://www.allbirds.jp/pages/footprint

商品やサービスの原材料の調達から生産、流通、廃棄・リサイクルに至るまでのサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算したもの。

 

創業者のティム氏が理想とする世界は、食べ物のカロリーを見て商品を購入するように、あらゆる分野の商品にカーボンフットプリントが表示され、それを目安に消費者が購入商品を選ぶ世界とのことです。

 

そんな世界を実現するために、Allbirds(オールバーズ)が作成したカーボンフットプリントを計算するためのツールを無償提供しています。

 

ウールに始まり、ユーカリ、サトウキビなど自然由来の新素材を次々に開発しているAllbirds(オールバーズ)が、次なる新素材として100%天然素材のヴィーガンレザーによるシューズを実現させました。

 

これまでの靴に使われてきた合成皮革には、必ずと言っていいほどプラスチック素材が入っていましたが、Allbirds(オールバーズ)のヴィーガンレザーは、米の籾殻や柑橘類などの農業副産物、天然ゴム、植物オイルなどの100%天然材料から作られているとのこと!

 

実は僕が購入したのは、この100%植物性のプラントレザー を使用したスニーカー「Plant Pacer (プラントペーサー) 」です。

 

「Plant Pacer (プラントペーサー) 」プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000052205.html

 

※Allbirds(オールバーズ)の活動はこちらを参照ください

https://allbirds.jp/pages/sustainability

 

 

◆最後に

「洗濯機で丸洗いできるスニーカー」というようなわかりやすいコンセプトの発信と、目に見えて進んでいるとわかるサステナブルな活動展開は、株式会社Beが目標とする状態でもあります。

 

特にカーボンフットプリントのように、明確な数値の指標を設定し、

・2025年までに全製品のカーボンフットプリントを半減

・2030年までに全製品のカーボンフットプリントをほぼ「ゼロ」に減らす

というように具体的な数値目標にまで落とし込むこと。

そして、数値目標に対して現状の達成率「60%」というように進捗を発信し続ける企業姿勢には学ぶことばかりです。

 

株式会社BeもAllbirds(オールバーズ)同様、気候変動対策に集中した商品開発および活動をしております。

 

そのために日本国内でオーガニックが当たり前になるような商品開発や海外ブランドの導入を進め、まずはカーボンニュートラルの達成、そしてクライメートポジティブ(※)の達成を目指します。

 

※クライメートポジティブ

温室効果ガスの削減(吸収)量が、排出される量より上回ること

 

今後は、このビジョン達成に効果的な目標設定をし、共に手を組むパートナーにも共有し、達成に向けた進捗がわかるようにしていきます。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

■公式プロフィール

稲垣大輔(いながき・だいすけ)

株式会社Be 代表取締役

北海道出身

2002年、北海道大学工学部を卒業し、国内大手自動車会社に就職。

ブレーキ部品の設計および最先端エンジンの研究に携わる。

2012年にイベント会社を創業。

2017年に株式会社Beを創業し、現在に至る。

 

■関連メディア

◆アクティブオーガニックブランド「Be」公式HP

https://be-beauty.jp/

 

◆「Be」オンラインストア

https://be-store.jp/

 

◆「Be」公式インスタグラム

https://www.instagram.com/be_activeorganic/?hl=ja

 

◆「Be」公式Youtube

https://www.youtube.com/channel/UCtEhEgJPGJQ9IX4y5vbmESw

 

◆「Be」公式note

https://note.com/beofficial

 

◆「Be Organic(ビーオーガニック)丸の内本店」

https://be-beauty.jp/be_organic/

 

◆株式会社Be社長 稲垣大輔のFaceBook

https://www.facebook.com/daisuke.inagaki.be

 

◆株式会社Be社長 稲垣大輔のnote

https://note.com/be_inagaki