何とかして差し上げたい この運勢の時はこうしたら……
などと鑑定の際 真剣になったりするわけですが
運勢鑑定を始めたころ先輩から
そんなに踏み込む必要はないと指摘されたことがあります
その相談者は身の周りに多くの問題を抱えていて
自分としては一生懸命だったし役に立ちたいと思ったわけです
だから深く入り込まなくていいとのご指摘に乾いたものを感じ寂しい気持ちになりました
ですが 考えてみれば ――
その場でいくら励ましてもその人はいつもと同じ環境に戻り
その暮らしの中でより良い方法を選択するしかないのです
そのためのアドバイス
どの辺で好転するかや対応法などは御伝えしますが
それも一つの選択肢にすぎません
人の人生を何とかしてあげたいという気持ち
それが善意であるなら余計気を付けなくてはならないと思いました
何とかしてあげられるという思い上がりにならないように
その後 わたくしは「相談者が自分で決断する勇気を持てる鑑定」を目指しています
決めてほしい 将来を知りたい と思う方も少なくありません
でも同じ生年月日同じ宿命でも人によって運は違います
どんな生き方をしてきたか 今どういう状況か
そして本人がその問題についてどれほど意識しているかが重要で
運の巡りはそこのところを後押しするもの と思って頂きたいのです
いまでもしばしば熱が入りすぎることがあります
よい影響を与えたいと気負うのは自分の欲
だから今日のカードはちょっと厳しめ
Ⅴ 法王（逆） 自分の思い込みによる助言
考え方を広げるよい機会と捉えましょうか
対応策として
ⅩⅠ 正義 筋の通った冷静な判断を です☆
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