退院して3ヶ月が経ちました。
入院していた3ヶ月と同じ時間を
病気になってからの身体で過ごしました。
 
退院したら急に時間がぐるぐる動き出して、

その中では
自分の変化を感じることも
周りが変化してしまったことも
たくさんありました。

目まぐるしい日々の中
ストレスは身体に障るんじゃないかと
気持ちを整えて自分を許して

急に放り出された異常に暑い夏の日々を
薬の影響で免疫力の落ちた身体で

体調を崩さないためにどうすればいいのか
手探りで生活していたら

あっという間に3か月も経っていました。


「なんでブログはじめたの?」
と言われたことがあります。

あんなタイミングで始めたから、
まだ入院長引くのかと思ったのに
すぐ退院した!と。笑

発信したいことはあったけど、
入院当初は病状が重く
何をするにも体力がなく…

元気になってきてからも
退院のはなしはなかなか出なくて
ブログでもはじめるか〜と開設したとたん
あれよあれよと退院が決まったので
なんか変なタイミングになっちゃいました。


「なんの病気だったの?重病だったの?」
も、よく聞かれます。

そりゃ急に入院して
手術して
3ヶ月も出てこなかったら
お……?ってなりますよねぇ


重病と言えば重病だったのと

どのくらい元気になれるのかは自分でもわからなかったし医者にもわからないと言われていたので迷ってぼやかしていましたが


わたしの病気は「重症筋無力症」という病気でした。

でした、というかこれからもわたしは一生この病気と一緒に生きていくんだと思います。

聞きなれない病名だと思います。
国の特定疾患に指定されている、
いわゆる難病です。

自己免疫疾患のひとつで、
神経から筋肉への指令が上手くできなくなり
全身の筋力が弱くなってしまう病気です。


聞かれた人には伝えていたので
カミングアウトってほどでもないのですが。
こうして誰もが見れるところにのこすのは
迷いもあったし、時間がかかってしまいました。

別に言わんでいいもんね。

何度も何度も書いては保存を繰り返して

もう書かなくていいんじゃない…?
とも思いましたが

自分も、
同じ病気の人の闘病ブログを読んで

薬のことや治療のこと
知り得ることがとても多く助けられたし
当事者の体験談だからこそ受け入れやすく
励まされることもあって

何より、一人じゃないって思えたので

わたしの体験談も
誰かの何かになるかもしれない

将来の自分のためにも
残しておきたい

ということで

自分がなった珍しい病気のことも
病名を挙げて
これからちょっとずつのこしていきます。

また、声優としてもオーディションやお仕事の機会を頂いて少しずつ再スタートしています。

一度は話せなくなった自分が
難病でも声優としてどこまでできるのか
大好きな舞台にもまた立てるのか

…まぁそんなにドラマチックなことは起こらないと思いますが、真面目にコツコツやっていくので

ここで良い報告ができるよう
頑張っていきたいと思います!


わたしなんかの自己満ブログなんてパパッと投稿しろよな!ってね、わかってます。もっと明るい人間に生まれたかった。笑


相変わらずのんびり書いていくと思いますので引き続きふわ〜っと見守ってくださると嬉しいです。

(これは退院した日の謎写真。)
野下真歩パンダ