はじめに
おはようございます。
ノーズラボ美容外科代表院長のカン・チャヨンです。
今日は、外傷にさらされるリスクの高い患者さんの鼻の手術についてお話します。 例えば、ボクシングや総合格闘技のような過激なスポーツを趣味や職業にしている方に鼻の整形手術が可能かどうか、可能であれば一般的な鼻の整形手術と何が違うのかについてお話したいと思います。
総合格闘技を趣味でやっているケースの方は、以前鼻骨骨折をしたことがあり、斜鼻の矯正と鼻づまりを改善するために来院されました。大学病院で鼻骨の整復手術を受け、整復手術後に鼻骨の変形が起こり、正面から見ると鼻骨が曲がって見えるようになりました。 また、鷲鼻もあり、鼻で息を吸う時に右側から違和感を訴えていました。
当院での鼻づまり検査と手術前のカウンセリングの写真を分析してみましょう。
術前デザインカウンセリング
手術前のデザインカウンセリングのために撮影した写真です。
手術前の正面、45度側面の写真です。
正面から見ると、鼻が右に曲がって見え、鼻翼、鼻孔の非対称性があります。 側面から見ると、鷲鼻があり、眉間が低く見えます。
手術前の鼻の穴の写真
鼻孔の写真を見ると、鼻孔の非対称性があり、鼻筋が少し右に傾いています。
手術計画
当院で撮影したCT画像です。
当院で施行した鼻づまりの検査で、右側鼻づまりの原因と推定される部分は以下の通りです。 冠状面CT画像で右側の鼻骨が鼻孔の内側に崩れ落ち、鼻の中の空間を狭くしていることが観察され、患者さんが訴える不快な部分と同じであることを確認しました。 そこで、鼻中隔湾曲症の矯正と鼻骨を外側骨切り手術で骨を切って再び鼻骨を征服する計画です。
1 鼻骨の非対称を矯正するために外側骨切り手術を計画しました。
2 鼻先は以前に鼻中隔手術を受けた既往歴を考慮し、鼻中隔軟骨がかなり弱くなっていると考えられ、自家肋軟骨を利用して鼻中隔軟骨を丈夫に再建する計画です。
3 鼻筋の鷲鼻を削って除去し、低くなった鼻筋は自家肋軟骨を利用して高くする予定です。
4 鼻孔の非対称は、損傷した翼軟骨を修復して再配置して矯正する予定です。
手術前 VS 手術直後
手術前の写真と手術直後の写真を比較してみましょう。
手術直後の写真です。患者さんの同意を得ております。ノーズラボ美容外科
手術前（左）、手術直後（右）
側面写真を見ると、鼻先が垂れ下がっていた部分と鷲鼻の矯正がナチュラルになりました。
手術直後の写真です。患者さんの同意を得ております。ノーズラボ美容外科
手術前（左）、手術直後（右）
斜め側面を見ると、口ゴボウの所見がかなり改善されたことがわかります。
手術直後の写真です。患者さんの同意を得ております。ノーズラボ美容外科
手術前（左）、手術直後（右）
正面から見ると、右に曲がって見え、鼻の骨が広く見えていた部分が多く改善されました。 そして、鼻先の非対称が多く改善されたことがわかります。
手術直後の写真です。患者さんの同意を得ております。ノーズラボ美容外科
手術前（左）、手術直後（右）
左の鼻の穴が大きく小さくなった部分が大きく改善されました。鼻柱が左に偏っていた部分も、大きく改善されたことが分かります。
手術直後の写真まとめ
手術直後の写真 側面、45度側面、正面写真
手術直後の鼻孔の写真
ボクシング、総合格闘技と鼻整形についてのカン・チャヨン院長のコメント
今日のテーマも本当に悩ましいところです。外来でたまに聞く相談でもあります。 結論から言うと、鼻整形手術をすることができます。過激なスポーツを楽しまれる方でも、鼻整形手術を十分に受けることができ、大きな問題なく過ごされている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、手術内容が一般的な鼻の手術とは少し違います。鼻の手術をする医者の立場では、患者さんが外傷にさらされていないことが最も理想的です。しかし、一般的な患者さんも生活しているうちに鼻をぶつけることがあります。 ですから、私は鼻先は非常に丈夫に作らなければならないと考える人の一人です。優しく衝撃を吸収してくれるのが一番いいのですが、まだそのような方法はないので、丈夫に作ることを好みます。
特にボクシングや総合格闘技のように顔を殴られるような衝撃に鼻が耐えるためには、私たちの体で最も丈夫な軟骨を鼻先に使わなければならず、鼻筋にはプロテーゼを使うべきではありません。プロテーゼを使用した鼻整形手術を受けた患者さんの中には、外傷によって鼻骨が骨折した後に炎症や拘縮が発生する場合があるからです。 鼻骨が折れ、鼻骨の上にあるプロテーゼを包んでいる皮膜が破れ、プロテーゼが鼻の内側の空間に露出する場合もあり、このように感染して炎症に進行する場合があります。 そのため、鼻筋にシリコンのようなプロテーゼが挿入されると、炎症が発生する危険性が高く、絶対に使用しないことをお勧めします。
ボクシングや総合格闘技のような過激なスポーツを趣味や職業にされている方で、鼻整形手術を検討されている方の参考になれば幸いです。
以上、ノーズラボ形成外科代表院長のカン・チャヨンでした。
ノーズラボの手術はすべて非開放（クローズ法）で行われます。
ノーズラボの手術は睡眠麻酔で行われます。