アップノーズと鼻づまりを自家肋軟骨で整えた鼻再手術症例
こんにちは。クローズ法・非開放法による鼻手術を行っている、ノーズラボクリニック代表院長のカン・チャヨンです。今回は、複数回の鼻手術後に、上向きに見える鼻先、鼻孔露出、鼻孔左右差、鼻づまり、鼻炎症状が気になり来院された鼻再手術症例をご紹介します。患者様は、過去に鼻フィラー、シリコンプロテーゼ、鼻中隔軟骨、耳介軟骨を用いた手術歴があり、さらに5年前にはシリコンプロテーゼを除去されていました。最後の手術後から鼻炎症状と鼻づまりが強くなり、日常生活でも不便を感じていたとのことでした。本症例では、自家肋軟骨を用いた鼻中隔再建を中心に、アップノーズ、鼻孔左右差、鼻づまり、鼻唇角、鼻背ラインを総合的に確認しながら、形態面と機能面を同時に考慮して手術計画を立てました。【初診時の状態】患者様には、長期間にわたる複数回の鼻手術歴がありました。 12年前:鼻フィラー施術 12年前:シリコンプロテーゼと鼻中隔軟骨を用いた鼻整形 その約6か月後:シリコンプロテーゼと耳介軟骨を用いた鼻再手術 5年前:シリコンプロテーゼ除去初診時には、鼻先が上向きに見えるアップノーズの状態がありました。正面から見ると、鼻孔が多く見え、鼻孔左右差も確認されました。側面では、鼻先が上向きに見えることで、鼻唇角が大きく見え、鼻先と上唇の角度にも調整が必要な状態でした。また、鼻炎症状と鼻づまりがあり、機能面の確認も必要でした。複数回の手術後では、鼻中隔軟骨、鼻翼軟骨、皮膚、瘢痕、既存材料の影響が重なっていることがあります。そのため、鼻先だけを下げるのではなく、鼻中隔支持構造を確認しながら全体のバランスを整える必要がありました。(デザインカウンセリング|正面・左側面・斜め側面)【初診時の所見】正面から見た所見正面では、鼻先が上向きに見え、鼻孔の露出が目立つ状態でした。また、左右の鼻孔の大きさや形に差があり、鼻孔左右差も確認されました。鼻孔の見え方は、鼻先の位置、鼻柱、鼻中隔、鼻翼軟骨、鼻先支持構造に影響されます。本症例では、鼻孔だけを個別に整えるのではなく、鼻中隔再建と鼻先支持構造の補強をあわせて検討する必要がありました。側面から見た所見側面では、鼻先が上向きに見えるアップノーズの状態でした。鼻先が上向きになると、鼻孔が多く見えたり、鼻唇角が大きく見えたりすることがあります。カウンセリング時には、鼻先を下げると鼻が長く見える可能性があることを説明しました。患者様は、むしろ少し長く見える自然なラインを希望されていたため、その方向で計画を立てました。斜め側面から見た所見斜めから見ると、鼻先の上向き感、鼻孔露出、鼻唇角、鼻背から鼻先までのつながりが確認されました。斜め側面では、鼻背、鼻先、鼻柱、鼻唇角、上唇との関係が見えやすいため、手術計画上重要な確認ポイントになります。本症例では、鼻先を自然な範囲で下げながら、鼻背から鼻先までのラインを整える必要がありました。鼻孔から見た所見鼻孔から見ると、左右の鼻孔に差がありました。鼻孔左右差は、鼻中隔の偏位、鼻柱の位置、鼻翼軟骨、鼻先支持構造の影響を受けます。そのため、鼻孔の形だけを整えるのではなく、鼻中隔再建、鼻先支持構造、鼻翼軟骨の状態を総合的に確認しました。機能面の所見機能面では、鼻づまりと鼻炎症状がありました。鼻づまりには、鼻中隔弯曲症、下鼻甲介肥大、鼻炎、鼻弁の狭さ、過去の手術による瘢痕などが関係することがあります。本症例では、形態面の再建と同時に、鼻腔内の通気スペースを確保しやすい状態を目指す機能面の処置も計画しました。(デザインカウンセリング|右側面・斜め側面・鼻孔)【患者様のご希望】患者様の主なご希望は以下の通りでした。 上向きに見える鼻先を自然な範囲で整えたい 鼻孔の露出を目立ちにくくしたい 鼻孔左右差を整えたい 鼻づまりと鼻炎症状を確認したい 少し長く見える自然な鼻ラインにしたい 鼻唇角を自然な範囲で調整したい 人工プロテーゼを使わず、自家組織を中心に整えたい クローズ法での鼻再手術を希望【手術計画】本症例では、複数回の鼻手術歴、アップノーズ、鼻孔露出、鼻孔左右差、鼻づまり、鼻炎症状、鼻中隔支持構造の状態を分けて評価し、以下のように手術計画を立てました。鼻中隔再建の計画 既存の鼻中隔支持構造を確認 自家肋軟骨の使用 鼻中隔支持構造の再建 鼻先を支えやすい中心構造を補強 アップノーズの印象を自然な範囲で軽減 鼻孔露出が目立ちにくくなるように調整アップノーズへの対応 上向きに見える鼻先を確認 鼻先を下げる範囲を検討 鼻が長く見える印象も考慮 患者様が希望する少し長めの自然なラインを確認 鼻背から鼻先までのつながりを設計 鼻柱と鼻唇角の位置を評価鼻孔左右差への対応 鼻孔左右差を確認 鼻柱の位置を評価 鼻翼軟骨の状態を確認 鼻中隔再建とあわせて鼻孔形態を調整 鼻孔の露出が目立ちにくくなるように計画鼻背への対応 鼻背ラインを確認 自家肋軟骨を用いた補強を検討 人工プロテーゼを使わない方向で計画 顔全体とのバランスに合う高さを確認 鼻背から鼻先までの自然なつながりを考慮機能面の計画 鼻中隔弯曲症の確認 鼻炎症状の確認 下鼻甲介の状態確認 鼻腔内の通気スペースを確保しやすい状態を目指す処置 形態面と機能面を同時に考慮した計画【手術内容】手術はクローズ法・非開放法で行いました。自家肋軟骨による鼻中隔再建まず、弱くなっていた鼻中隔支持構造を確認しました。鼻中隔は、鼻先を支える中心構造であり、鼻先の向き、鼻柱、鼻孔の見え方に関係します。本症例では、自家肋軟骨を用いて鼻中隔支持構造を再建しました。鼻先を無理に下げるのではなく、皮膚の伸び、瘢痕、鼻孔の見え方を確認しながら、自然な範囲で鼻先の位置を調整しました。鼻中隔延長によるアップノーズの調整上向きに見えていた鼻先に対して、鼻中隔延長を行いました。鼻先を下げる際には、鼻が長く見える変化も考慮する必要があります。本症例では、患者様が少し長く見えるラインを希望されていたため、その希望を考慮しながら鼻先の角度を調整しました。斜鼻・鼻中隔弯曲症への対応曲がって見える鼻と鼻中隔弯曲症に対して、鼻中隔の状態を確認しながら調整しました。鼻中隔の偏位は、鼻の見え方だけでなく、鼻づまりにも関係することがあります。そのため、見た目の軸と鼻腔内の通気スペースを同時に考慮しました。鼻炎・下鼻甲介への対応鼻炎症状と鼻づまりに対して、下鼻甲介の状態を確認しました。下鼻甲介が腫れている場合、鼻腔内の通気スペースが狭くなり、鼻づまりに関係することがあります。本症例では、鼻腔内の通気スペースを確保しやすい状態を目指し、機能面の処置も併用しました。自家肋軟骨による鼻背補強鼻背には、自家肋軟骨を用いて自然な範囲で高さを補いました。人工プロテーゼを使用せず、自家組織を中心に鼻背から鼻先までのラインを整えました。鼻背を過度に高くするのではなく、顔全体とのバランスに合う範囲で調整しました。鼻唇角と鼻孔左右差の調整鼻先と鼻柱の位置を確認しながら、鼻唇角を調整しました。鼻唇角が整うことで、側面から見た鼻先と上唇のつながりが自然に見えやすくなります。また、鼻孔左右差についても、鼻中隔再建、鼻先支持構造、鼻柱の位置を確認しながら整えました。【術後の変化】正面術前に上向きに見えていた鼻先は、術後に自然な範囲で下がった印象になりました。鼻孔の露出も術前より目立ちにくくなっています。鼻孔左右差も、鼻中隔再建と鼻先支持構造の調整により、術前より整った印象です。(正面比較|左:術前/右:手術直後)側面側面では、上向きに見えていた鼻先が術前より落ち着いた印象になりました。鼻唇角の調整により、口元が前に出て見える印象も術前より軽減して見えます。患者様が希望されていた、少し長く見える自然なラインに近づくように設計しました。(側面比較|左:術前/右:手術直後)斜め側面斜めから見ると、鼻背から鼻先までのつながりが術前より自然に見えます。鼻孔露出も術前より目立ちにくくなり、鼻全体のバランスが整った印象です。(斜め側面比較|左:術前/右:手術直後)鼻孔鼻孔から見ると、術前に見られた鼻孔左右差が軽減しています。鼻先の位置と鼻柱のバランスを確認しながら、鼻孔の形を自然な範囲で整えました。(鼻孔比較|左:術前/右:手術直後)機能面鼻中隔弯曲症、鼻炎症状、下鼻甲介の状態を確認しながら処置を行いました。鼻腔内の通気スペースを確保しやすい状態を目指し、鼻づまりの軽減を考慮しました。【専門医の所見】本症例は、鼻フィラー、シリコンプロテーゼ、鼻中隔軟骨、耳介軟骨を用いた複数回の鼻手術後に、アップノーズ、鼻孔露出、鼻孔左右差、鼻づまりが気になっていた鼻再手術症例です。複数回の鼻手術後では、鼻中隔軟骨や鼻翼軟骨、皮膚、瘢痕、既存材料の影響を慎重に確認する必要があります。特にアップノーズを整える場合、鼻先だけを下げようとするのではなく、鼻先を支える鼻中隔支持構造を確認することが重要です。本症例では、自家肋軟骨を用いて鼻中隔支持構造を再建し、鼻先を支えやすい状態に整えました。また、鼻中隔延長により、鼻先の向きと鼻孔露出が術前より目立ちにくくなるように調整しました。機能面では、鼻中隔弯曲症、鼻炎、下鼻甲介の状態を確認し、鼻腔内の通気スペースを確保しやすい状態を目指しました。鼻再手術では、形態面だけでなく、鼻づまりや鼻炎症状などの機能面も同時に評価することが重要です。【関連記事】今回のようなアップノーズや鼻づまりを伴う鼻再手術について、以下の症例もあわせてご覧いただけます。 垂れ下がった鼻先と鼻孔非対称を自家肋軟骨で整えた鼻再手術症例 [記事リンク] 鼻中隔欠損後のアップノーズと小鼻変形を自家肋軟骨で整えた鼻再手術症例 [記事リンク] 団子鼻と鼻づまりをクローズ法で整えた鼻再手術症例 [記事リンク]【よくあるご質問】Q1. アップノーズは鼻中隔再建で整えることがありますか?A. 状態によっては、自家肋軟骨を用いて鼻中隔支持構造を再建し、鼻先の向きを自然な範囲で調整することがあります。鼻中隔や鼻翼軟骨、皮膚の伸び、過去の手術材料によって計画は異なります。Q2. 鼻先を下げると鼻が長く見えますか?A. 鼻先の位置を下げると、状態によっては鼻が長く見える印象になることがあります。そのため、患者様の希望する印象と顔全体のバランスを確認しながら計画します。Q3. 鼻づまりや鼻炎も同時に確認できますか?A. 状態によっては、鼻中隔弯曲症、下鼻甲介、鼻炎、鼻弁の状態を確認し、機能面の処置を同時に検討することがあります。鼻づまりには複数の原因があるため、鼻腔内の評価が必要です。【ご相談のご案内】日本語でのご相談が可能です。現在の鼻の状態を確認するため、正面・側面・斜め・鼻孔の写真をお送りいただくと、より具体的なご案内が可能です。LINE: [LINEリンク]WhatsApp: https://wa.me/821057360302ノーズラボクリニック代表院長 カン・チャヨン