ノーズラボ / 手術レビュー

 

こんにちは。

毎日に行われる手術経験で患者さんの顔を分析して、手術計画を立て、実際に手術した直後の写真を見ながらレビューをするノーズラボ医院代表院長のカン・チャヨンです。昨日はすっかり春がやってきたと思っていたら、今日は生憎、雨が降りました。 退勤時には昨日よりもっと肌寒かったです。 皆さん!こんな時は風邪に気をつけてください。

今日は曲がった鼻、鼻孔非対称の矯正手術についてお話ししたいと思います。今日の患者さんは他の病院で複数も手術を受けましたが、鼻孔の非対称が矯正されなかったと文句を言っていたのを覚えています!鼻孔非対称の矯正手術は思ったほど簡単な手術ではありません。

 後半でこの手術についてもう一度お話します。 鼻腔が正面からたくさん見え、非対称が目立つほど差がありました。そして、鼻が左に曲がっており、当院で撮影したCTで見ると、実際に鼻筋のシリコンプロテーゼが左に倒れていました。 そして、鼻孔の写真を見ると、鼻柱が左に倒れており、鼻先の軟骨が鼻柱とずれているように見えました!そして、右側の鼻づまりがひどく、当病院で撮影したCTと鼻内視鏡では鼻上部の鼻中隔は右側に、鼻底側の鼻中隔は左側に偏っており、両側の 下鼻甲介の肥厚所見も見られました。
 

手術直前に撮影した鼻内視鏡の写真です。

 


手術前の相談内容

鼻筋のプロテーゼが左に曲がっている。

鼻骨が左右非対称で、鼻骨と鼻先の軟骨が接する部分が曲がっている。

鼻柱が陥没している

鼻柱が左に曲がっている。

鼻孔が左右非対称である。

額に比べて眉間が高く、ナチュラルではない。

鼻先が鼻筋に比べて垂れ下がっている。

右側の鼻づまり。
 

 

手術前のデザインカウンセリング_正面

 

 

 

手術前のデザインカウンセリング_鼻孔の写真
 

 

このような手術計画を立てました。

鼻筋のプロテーゼが左に曲がっている 

新しいシリコンプロテーゼを鼻骨にフィットするように細かく切り刻んだ状態のものを入れる。

鼻骨が左右非対称であり、鼻骨と鼻先の軟骨が接する部分で曲がっている 

外側骨切り手術とシリコンプロテーゼを使用する。

鼻柱が陥没している - 自家軟骨を利用して鼻柱を下げる。

鼻柱が左に曲がっている-鼻中隔軟骨を自家軟骨で再建して真っ直ぐに矯正する。

鼻孔の非対称である-鼻中隔が真っ直ぐになれば自然に改善されると思われる。

額に比べ眉間が高く、ナチュラルではない-シリコンのスタート位置を瞳孔ラインまで下げる。

鼻先が鼻筋に比べて垂れ下がっている-鼻先は自家軟骨を利用して鼻中隔延長術を行う。

鼻腔の右側の鼻づまり-鼻中隔再建術と高周波レーザーを利用した鼻甲介下膜下切除術を行う。

 

手術所見と手術直後の写真です。

 


手術前の写真で、患者様の同意を得た写真です。



手術前の写真で、患者様の同意を得た写真です。

 


手術前の写真で、患者様の同意を得た写真です。


手術前の写真で、患者様の同意を得た写真です。

 

最も改善された部分は、鼻孔非対称です。

手術時に確認した鼻中隔軟骨の状態は予想以上に悪かったです。

前回の手術で鼻中隔軟骨を骨の部分まで非常に多く採取してしまい、鼻中隔軟骨が鼻底の骨から離れていて、左側にしわくちゃになっていました。 鼻柱の下部にある 前鼻棘に(下の写真を参照) ドリルで穴を開けて丈夫に固定し、自家軟骨を利用して両側から補強するだけで、鼻孔の非対称が矯正されました。

 

 

前鼻棘について参考図です。

 

 

手術計画の通りに手術がうまく行い、手術直後の写真を見ると、患者さんが希望する部分が上手く矯正された様子が観察されます。

 

 

手術直後の写真であり、患者さんの同意を得た写真です

90度45度の正面写真です。

 

 

 

鼻孔非対称に対する院長の考え

私は患者さんと相談する時、鼻孔の話をよくします 鼻の手術をしていると、鼻孔の形や非対称に関連する部分は、実際にはあまり大きな影響を及びませんが、私は鼻孔非対称に興味をたくさん持っています。鼻孔非対称を矯正するために、たくさんの論文を読んでさまざまな研究をして、私なりの手術方法が定立してきました。 私が考える鼻孔非対称は大きく二つあります。 第一は鼻の皮膚に関連した非対称、第二は鼻の軟骨に関連した非対称です。 この二つが同時に重なっている場合もたくさんあります。

 

鼻の皮膚に関する問題は、小鼻縮小や人中縮小手術のように、鼻翼の皮膚を切開して縫合する過程で非対称が発生することです 小鼻縮小をすると、特に鼻の皮膚の一部を除去することになるため、鼻孔の非対称が発生する可能性が非常に高いです。 このような非対称は矯正が非常に難しいです。

そして、鼻の軟骨に関する非対称は、鼻翼軟骨が非対称になって生じる非対称と鼻翼軟骨が曲がって生じる非対称があります。 鼻翼軟骨が先天的に非対称であったり、手術によって損傷されて非対称になった場合は、耳軟骨や肋軟骨を利用して鼻翼軟骨を矯正や再建することで鼻孔の非対称が多く改善されます。そして、私が最も重要視している鼻孔非対称の原因は、鼻中隔軟骨が曲がっている場合です。この軟骨も先天的に曲がっていたり、後天的に手術によって鼻中隔軟骨が損傷した場合も鼻中隔が曲がってしまいます 鼻の穴の非対称を矯正するために、鼻孔ではなく鼻中隔軟骨を矯正しなければならない場合が多いです。

私がすべての鼻の手術を非開放で行っている理由には、私の手術方法が鼻孔の非対称を矯正するのに最適化されているところです。鼻腔の形を完全に同じようにすることはできませんが、できるだけ似せるために常に研究、努力して参ります。

今日は曲がった鼻、鼻孔の非対称矯正手術についてご紹介しました。 この記事が鼻の再手術を検討される方のお役に立てれば幸いです。

 

ズラボの手術はすべて非開放で行われます。

ノーズラボの手術後の状態がダウンタイム後の状態とほぼ同じです。

 

ズラボ院長 カンチャヨン