今年もあと一か月、美味しいイベントが目白押しですね、

院長の野坂です。

 

美味しい物を食べるには歯が欠かせませんが、

歯を失うと食事がし辛い、、これは誰でも想像できますね。

ただ、問題は食事がし辛いだけでは終わらない事です。

 

少し考えてみましょう、ご自身の奥歯の数の半分を失ったとします。

奥歯が今までの半分以下となった状態で、今までと同じように食べ物が

食べられる感じはしますか?

何となく食べ物によって影響がある感じがしますよね。

 

そうなんです。

堅い物や噛み切りにくい物は無意識に避けてしまい、

逆に柔らかい物ばかりを選んで食べてしまうのです。

 

歯を失い食べ難くなることで、食べる物自体に変化が起こります。

その結果、タンパク質やミネラル、脂質、ビタミンなどのバランスが崩れ、

ほぼすべての栄養素の摂取量が減ってしまうのです。

 

それだけではなく、反対に取る量が増える栄養素があるんです!

さて、何だと思いますか?

 

それは糖質(炭水化物)です。なぜ糖質の量が増えるのでしょう?

理由は、糖質には柔らかい食べ物(パン、ご飯、麺類など)が多いからです。

 

無意識に柔らかい物を選ぶ食生活になるので、糖質の摂取量が増大します。

そして実際に歯の本数が減れば、かみ合う面積やかみ合わせの力が減ってきます。

 

あなたの歯がどんどんと失われていくことを想像してみて下さい、

今と同じ食事が可能でしょうか?

買ったばかりのハサミと、何十年も使い続けて刃こぼれしたハサミとは

切れ方が全く違うのと同じなんです。

 

色々な食べ物を食べられるには何本の歯が必要かというと、

出来れば20本は欲しいところです。

将来の健康のためにも、今残っている歯を大切にしていきませんか?