こんばんは。
18 禁乙女ゲーム「蝶の毒 華の鎖 ~幻想夜話~」全エンドレビュー後編です。
※18歳 未満の方の閲覧を固く禁じます。
余裕が無かったのでほとんど白字にしていません。
結構なネタバレをしていますので、プレイ予定の無い方、コンプ済みの方用かと思います。ネタバレNGの方はご覧いただかないようお願いします。
ところどころ?筆者の価値観が歪んでいますので、その辺も許容できる方のみお願いします!!!ほんと、色々すみません(;´Д`A ```
藤田均
(CV.チアノーゼ三太夫)
藤田バッド『永遠の下僕』後
―けれど、姫様は久しぶりに私に触れられた。今までずっと私を見ようともしなかった姫様がようやく、私に触れられて、私に語りかけられている!―
―そのことに思い至ると、私はこんな無様な恰好なのにも関わらず、うれし涙が込み上げてくるのを堪え切れなかった。―
神と犬の不 貞はいつまで続くのでしょうか。
一体どんな状況になっているのか、プレイしてみて驚いてくださいませ。少なくとも私には想像だにしなかった世界、スチルが提示されました。
この後、突っ込むところまでいってしまうと逆に冷静に見られたのですが、藤田目線で描かれていることもあるからか、書き出した台詞の辺りは、彼の喜びが順を追って大きくなっていくのが手に取るようにわかり、大変衝撃的でした。
気配やら重みやら、全てが藤田の全身をくすぐって、息が荒くなっていき犬になり果てる。
異常だと言われても私はこのお話好きです。
「姫様あ、姫様の胎内に私を宿してくださいませ」
これはさすがにびびりましたが(^^;
この一連の台詞は強烈!!!乳を吸う趣味というのも、母を求めていたのかしら。チョコレエトを渡してくれた母のことを藤田はどう思っていたのかと、幼少時代の話ももっと詳しく知りたくなってしまいました。
結構キツい内容だとは思うのですが、よくぞやってくださいました!もうこれくらい突き抜けてしまうと逆に貫いて欲しくなります!
突然ですが、女の下品で下世話な噂話って私苦手です。
そりゃ、勤め先が異常な家だったら噂でもちきりになるのはわかりますが、でも嫌です。
最後の締め方はまとまりがあり上手いのですが・・・日常茶飯の噂話を柱の影や部屋の入り口で、聞いている当人の思考がこの話の一番中心の部分であり、理解できない部分でもあります。
私は嫌ですから、きっと何を間違えてもこの状況になることは無いでしょうし、万が一があったら逃げてしまうでしょう。
が、藤田にとっては姫様さえいれば他はどうでもいいんですよね。噂を垂れ流す女中共など庭に植わっている野菜と変わらない、その程度の物体に他ならないのでしょうね。
今まで想像したこともないどころか無縁だったからこそ、この思考は読んでいて本当に面白かったです。
何度も見たくはありませんが、全体通してこのバッドは好きです。結局藤田も幸せそうですし?
グッドは、結婚を決めなんとか許しをもらおうと頑張るお話です。
徳子にはすんなりと認めてもらえたものの、最大の難関は兄瑞人のようで・・・
煙草を片手に、寂しさとほろ苦い大人の視線を混ぜて、藤田は百合子を見遣る。
ああ、知らない人だ、と思いました。
乳がどうたらとか、Mっ気のある家令だとか、たくさん見てきた影の部分では無い、もっと純粋に年を重ねてきた年上の男の人の影の部分を見ました。そういう顔をしていました。
「……姫様。昨日は、殿様とどちらへ行かれたのでしたか」
「えええと……そうね。確か、浅草に活動写真を観に行ったわ」
「……それから?」
「それから、そうだ、ミルクホオルへ行ったわ。久しぶりにアイスクリイムを食べて、美味しかったなあ」
「それはよかったですね。他には、ここ数日何をされましたか?」
ただ百合子と瑞人が一緒に外出したことに嫉妬して聞いているのではありません。
どうして藤田がこの後苛立ちを露わにしたのか、筋金入りの箱入り娘である百合子には理解できなかったようですが・・・藤田もこれから苦労するわねぇと思わずに済んだのは、瑞人も言っていましたが意外と肝が据わっているからでしょう。
長く生きていると嫉妬などの感情は十分に持ち合わせながらも、客観的に物事を見られるようになるのでしょう。
彼のしたことは一見自分本位ですが、入り口で弄んで見せつけるということを瞬時にできてしまう辺り、手にすることを決めたものに対しては一歩も譲らず、大人の男の顔を見せるのだなと思いました。
こちらも百合子視点、藤田視点、どちらも大好きなお話です^^
尾崎秀雄
(CV.須賀紀哉)
尾崎バッド『うそつき』後
町で斯波夫婦と尾崎夫婦が会い、生まれたばかりの子供を目の当たりにした後、斯波は尾崎にこう強調します。
「まあ、俺に似ていてホッとしていますよ」
斯波怖いよー。尾崎バッドでも藤田バッドでも嫌味が上手過ぎます・・・。
FDでよくわかったのは斯波のことはやっぱり嫌いじゃないんだな、と。グッドもバッドもすごく好き。
が、他ルートでの出しゃばりっぷり、そして悪役っぷりはほんっとーに腹立たしいです。
言っていることもやっていることも全部正論ですから、他の男性キャラに入れ込んで見ていると辛いのです。天上で左うちわで煽いでいるように見えますもの。左札束かもしれませんが(ぇw)。
特にこのルートでの料亭での話し合いはキツかったです。
斯波の言っていることは何一つ間違っていなくて、尾崎の稚拙さが目立つばかり。子供がわーわー思い通りにならないことを無理矢理思い通りにしようとして喚き立てるのを、どこ吹く風で聞いている。
さすがに鬱陶しくなって一喝すれば尾崎はびくりと身を震わせる。
わかってる。わかってるんだ。でも、もう追い詰めないでやってくれよと・・・。
甘ったれた尾崎が傷に塩を塗り込まれる姿が辛かったです。
「うそつき」は蝶毒本編のバッドの中では1,2位を争うほど好きで、何度も回想で見ているのですが(なぜ好きなのかは本編の感想に書いているのでもしご興味ある方がいらっしゃいましたらお読みになってみてください)、ここまで来てしまうと不幸過ぎてなんも言えね・・・。
―だだっ子のように百合子に叶えられるはずのないわがままを言い、そして射 せいして冷静になれば後悔するということの繰り返し。―
―百合子もそれを知っているからこそ、何も言わずに俺を宥める。体で 慰めるのだ。―
尾崎は上に乗られるのを、好きなポイントに自分で当てられるからと肉体的な面から推測していましたが、それだけなのでしょうか。
支配欲に満ちた母性の塊の今の百合子ならもっと違うことを思ってベッドの上の尾崎を見下ろしているのではないかと考えてしまいました。
「いやだっ!絶対にいやだ!」
これですこれ!これが聴きたかった!ぼろぼろになって追いすがるこの姿に私はぞっとするほど魅せられてしまいます。
大丈夫かな・・・自分・・・(;´Д`A ```
環境が変われば状況も変わり、尾崎だけが未だに子供で、百合子は遠くへ行ってしまいました。
百合子が尾崎を愛していたのは紛れもない事実だったでしょう。
しかし、斯波の子ができ、育てるようになってからははたしてどうだったのでしょうか。週1回の逢瀬は己が女であることを失っていないかを、潤いを取り戻すためのようにも見えましたし、日常に刺激を求めていたようにも見えます。
残念ですが斯波の言う通りその場の空気に酔っていたのかもしれません。
一言、尾崎はかわいそうだと思いました。かわいそうとは時々上から憐みを向ける言葉に聞こえるのですが、その響きが相応しく思えました。
百合子は嫌な女に成り下がったなと見ている部分と、私も女である以上全く理解できないわけでもない部分がありますから複雑です。
いつまでも純粋で女神のような百合子を信じてあそこまでの行動を取れるというのは、壊れてしまっている一方で、恋情の墓場を思わせられ胸が締め付けられます。
百合子はきっとあの幼い尾崎の姿を見て完全に冷めてしまい、夢の国の主人公のお姫様でいることを放棄するに至るのでしょう。
そして素知らぬ顔で斯波と子供と食卓で微笑み合う。
ああ、なんて尾崎はかわいそうなんだろう。
惨めで、お先は真っ暗で・・・。
本当にかわいそう。
それでも私は尾崎を嫌いになりません。いや、だからこそ好きのかも。
くるくる、くるくる。一人盤上で踊り続けた彼は、ぜんまいが止まってしまい、どうなるのでしょう。
グッドは、新婚の二人が些細なことで喧嘩してしまうお話。
鏡子のパーティーへ招待されて、尾崎が一人になった時、鏡子がやってきてどんどん袋小路へと追い詰められてなんやかんや言われて・・・
(こ……怖かった……)
尾崎の意見がまっとうでウケましたwww確かに鏡子さんは怖いですよねー。
GOODでもBADでも、尾崎は融通の利かない男の人だな~と思います。口論になっているところを見ると、亭主関白っぽくて、女は~とか言ってきそうで毎回ちょっとずつイラっとします。
でも、旧式な・・・いえ、この当時としては当たり前の考え方の持ち主なのかと言われると全くそうではなくて、女性を、とりわけ百合子を大切にしていることがよくわかります^^
寧ろ、本当に優しくてとっても素敵な人なんですよね(*´∇`*)
本編のEDで研究に行く際常に百合子を一緒についていかせていて、ベタベタしちゃってるわね~♪子供は日本に置いてきちゃっていいのかな・・・?と思っていましたが・・・なぜ同伴させることにしたのかわかると、尾崎の男らしい誓いを頼もしく思いました^^
(もう、百合子に悲しい顔はさせたくないんだ……)
尾崎は不器用だから女心をもうちょっと読みなさいよ!と思うこともあります。でも、これも真剣にこう思ってるんだろうな~とわかるので、応援したくなります。
所謂ツンデレキャラなわけで、簡単に百合子の提案を切り捨ててしまうのではなく後々まで覚えていて、例えばこのお話の中だと、今度は一緒にダンスを踊ってあげたいと密かに練習する姿なんて見てしまった日には・・・百合子は惚れ直しちゃうでしょうよ^^
ちなみに、私は尾崎の特典CDを聴きましたが・・・やっぱり百合子に翻弄されていました^w^
男がリードしなければ!と気だけは張っているのに、結局カッコよくなく声が出てしまう尾崎・・・大変私得です(笑)。
真島芳樹
(CV.大石恵三)
真島バッド『上海愛玩人形』後
個人的には『おかしなお姫様』の続きが見たかったのですが、一体全体どうなってしまったのか気になったこちらのED後を見られて一応すっきりしました。
BADですが、BADとも言い切れないような・・・。
もう百合子の側に真島は居られなかったことを思えば、目も耳も機能を失ってしまった百合子を手元に置けるというのは幸せなのかもしれません。
百合子もあのまま日本で暮らすより、攫われて誰だかわからない懐かしい匂いのする優しい男の人に甲斐甲斐しく世話を焼いてもらえる方が良かったような気がしますし。
日本に居ても新聞に書き立てられたり、周りから好奇の視線で見られたりしたかもしれませんし、何も無くても肩身の狭い思いをしたり自己嫌悪に陥っていたかもしれません。
何より、真島ほどは熱心に面倒を見てくれなかったと思います。藤田や斯波ならもしかするともしかするかもしれませんが、でも、彼の愛し方とは違うものになっていて、百合子は孤独を感じていたかもしれません。
これまで鮮やかだった世界が真っ暗闇になってしまったら、どうしたって孤独は消えないでしょうが、彼女が最後真島に自然と体を預けて抱 かれたところを見ても、これはこれでひとつの幸せの形なのではないかなと。私の考えは甘いでしょうか。
グッドは、駆け落ちした後平穏に暮らしていた二人でしたが、百合子が買い物に出かけたところ偶然尾崎に見つかってしまい・・・
見つかったら逃がしてくれるわけありませんよね。みんな探していたのですから。
このお話は百合子の野生的激走wと、真島視点の
「っ……く……ああああああ!!」
この咆哮にやられました!
百合子が攫われたと知った真島はもちろんすぐに居場所を部下に探させます。
本人は一度帰宅して頭の中で色々なことを考えるのです。
ようやく忌々しい輪廻から逃れられるとふらふらになりながら頭の隅で考えていたのに、結局戻ってきた自宅で浮かぶのは明るい百合子の幻影ばかり。
(おかえりなさい)
幻聴に耳を塞ぎたくなっても、せいせいすると虚勢を張ってみても、辿りつく先は・・・
「百合子……俺の……百合子!!」
スチルが美しく、また「慟哭」と名のつく通り、まさにあの血も涙もない阿片王が(いや、血も涙もあるんですけれど、誰にでも優しいわけではないですからね。)涙をぼろぼろ零す姿はぐっときました;;
この後の夜の浜辺を伝っていくシーンも好きなのですが・・・まさかそんなところでそんなことを・・・!!!
FDのHシーンは本編より濃いものばかりです(@@)
まともにベッドの上で愛し合っていたカップルって・・・あれ?えっと・・・
・・・
一組もいないではないかーーーーー!!!(笑)
本当ですよ。
バッドを入れても二組だけじゃ・・・ないか・・・あれ?おいおい・・・。
ではどこで致しているのかと言えば・・・
ご想像にお任せします!
真島だけ感想が短いですが、理由はありません。
変だなあ。真島のこと好きなのに、意外と平穏だったからかなあ。本編が色々大変だった分、FDは落ち着いて見てしまったのかもしれません。
終幕とミニゲーム特典シナリオについてはプレイしてご覧ください。
本編のシリアスさとは打って変わって・・・これはひどい\(^0^)/
発売前から話題騒然!?の綺麗な三郎も~出てくる~かも~?
―くそ……そんな長い睫毛を伏せるんじゃない……マッチ棒乗せたろか……。―
ちょw百合子キャラ変わってるよ!
―ただしイケメンに限る―
ってwおいおい!
「テヘペロ☆」
とか言われちゃうと( ゚Д゚)ポカーン(笑)
な、なんだか三酉さん無駄遣いじゃないか・・・な?(^^;
可愛いけどw
これはアロマリエ次回作への布石だと信じたい!(ぇw)
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ここまでお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
細切れに書いてしまい読みにくかったことと思います。すみません。
今年はもう本当にこれでゲームの感想は終わりです。
また来年、機会があれば何か書くかも?しれません。
その際には、ご興味ある方に楽しんでいただけることを目指して頑張ります!