宮崎謙介衆院議員が辞職した。党からもおとがめなしだと思っていたから、少し見直した。

今回の件で、男と女では出産や育児に対する心構えがまるで違うのだと改めて感じた。

こいつは妻の出産六日前に自宅に女性タレントを連れ込み、性行為をした。出産六日前と言ったら、女にとって一番つらいときだ。
体の不調や不安との戦い、出産準備は大詰めを迎え、いつ破水しても良いように生理用品を持ち歩いている。
私の臨月は胸やけがひどかった。つわりも終わらず、動悸、息切れ、過呼吸、不眠。妊娠中なのに睡眠薬も飲んじゃった。まさに体調不良のデパートだ。現に宮崎議員の奥さんは入院していたというではないか。

退院後は外出もままならない。今のうちに冷凍庫には食品をストックし、宅配弁当の手配、里帰りをしないのならば家政婦の手配、他にも子供がいるならば、ベビーシッターや保育園の送迎要員も頼み、あ、美容院にも行かなくっちゃ!

臨月に女性の多くは美容院に行く。
手入れが楽なようにショートにするか、あるいは美容院にしばらく行かなくても良いように、ひとつにくくれる長さに保っておくかどちらかだ。私は後者にして、お宮参りのためにあらかじめパーマをかけた。

自称イクメンは多いけれど、「しばらく美容院に行けないので妻の出産前に丸坊主にしました」と言う男を私は知らない。

このように出産前は嵐のような忙しさで、女ははちきれそうなおなかを抱えてそわそわしている。
ところがこの宮崎議員はどうだ。

「しばらくセックスはできそうもないので、いまのうちに挿入及び射精しておきまーす」
と言わんばかりに、巨乳タレントと一夜を共にしたではないか。
もしかしてこの浮気相手のお相手は、週刊文春に雇われたハニートラップ?????
だって、普通の既婚男性は、出会ってひと月、三回会った女性とセックスしないでしょ?
よっぽどそのタレントが綺麗だったか、露骨にセックスを持ちかけて来たか、それとも宮崎議員がセックスできる相手を探して普段からきょろきょろクンクンしていたか。
なお京都行は宮崎議員から持ち掛けたらしい。

育児は子供が一歳になったら終わるわけではない。逆に一歳過ぎたらさらに忙しくなる。

私の育児休暇はもうすぐ終わりである。会社復帰を前に私はどうしたか?

まず通勤着を買いに出かける。妊娠後からこの方お洋服は一枚も買ってはいない。

乳児を抱っこ紐に放り込んで、自転車でデパートへ。
春物のスカート二枚、冬物のスカート五枚、ガードル二枚、コート一着、一気に大人買い。だって、あと数年は服を買う時間を作れないだろう。ガードルはネットでさらにもう一枚買うつもりだ。ガードルは基本的に手洗いモードで洗う。枚数を揃えておき、週に一度まとめて手洗いモードだ。
その買い方も、ゆっくりお店を見て回ったわけではない。同じお店で同じデザインのスカートを、色違いに数枚買うなど、おしゃれを楽しむとは程遠いショッピングだ。時間がない~。
試着中は乳児を試着室に放し飼い。お店の人からぎょっとされる。
途中乳児は腹を空かせて泣き始める。今度は私は授乳室に駆け込んで授乳。再び子供を抱っこ紐に投入し、ショッピング再開。今度はいつ買い物に来れるか分からない。だから絶対に今日中に買わねば!
結局、午前10時から午後3時までデパートにいた。私の昼食はなしである。乳児連れで外食は難しい。私は山のような服を自転車の前かごに押し込んで、帰路につく。乳児は抱っこ紐の中でお昼寝である。

男にこんなあわただしい買い物ができるかい?

なお私は子供用の短いマフラーを愛用している。何故か?育児中はとかく荷物が多くなるのだ。だから外した時にマフラーが邪魔にならないように。

コートを選ぶ基準は、手に持った時にかさばらずに軽いもの。デザインや流行は二の次だ。上の子を保育園に預けて通勤していたとき、時間に追われた私は常に走っていた。保育園への送迎が時間を食うのだ。走って汗ばんだ私はすぐにコートを脱ぎたくなる。
今回私が買ったダウン風ジャケット。しかし中身はダウンではない。シンサレートと呼ばれる軽い中綿だ。

あ、もちろん靴はスニーカーパンプスと呼ばれる、かかとが柔らかい、走りやすい物ね。

授乳期間中なんて、あなた、開襟シャツ一辺倒である。

ファッションからして育児仕様、ワーキングマザー仕様。
全身これ育児中なのだ。

イクメンの流行、大いに結構。ただし、育児とはいろんなことを要求されるし、我慢しなければならないことも多く、母親はぎりぎりの時間と体力とお金をやりくりしてやっているのである。
夫が下手に手を出して、母親の邪魔をしないように。意見を言うなんてもってのほか!
育児も始まっていないのに、育休をひと月も要求したり、臨月の妻が入院しているのを良いことに不貞を犯すなど、この宮崎議員、育児をなめきっているとしか思えない。

離婚、するのかな・・・・。

妻も同じく国会議員、経済力はあるため、選択肢は多い。
離婚しても良し、宮崎元議員を養ってやり、奉仕させるも良し、やっぱり女に経済力は必要よね。

女性の社会進出 万歳!である。