自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が、妻で同党の金子恵美衆院議員(37)の出産直前に、グラビアなどで活躍する34才の巨乳タレントと不倫していたとするスクープ記事が週刊文春(2月18日号)に掲載された。宮崎氏は国会議員の育児休業の制度化を求め、同僚議員を巻き込んで活動していただけに、自民党執行部のみならず同僚議員まで、呆れを通り越して怒り心頭に発している。

週刊文春によると、宮崎氏は1月30日から31日にかけて自らの選挙区(京都3区)である京都市内のマンションにタレントと宿泊した。2人は文春記者にばっちり行動確認され、マンションに出入りする「証拠写真」も多数掲載されている。言い逃れはできそうもない。

 妻の金子氏は切迫早産の危険があったため出産予定日の数週間前から入院し、2月5日に男児を無事出産した。宮崎氏はこの日のブログで「勉強した陣痛を軽減させるテクニックを駆使してサポートをしたつもりですが、本当に辛そうでした。壮絶ですね、出産は」「これから2人で大切に育てていきたいと思います」と記している。

宮崎氏は妻の出産を機に約1カ月の「育休」を取得すると宣言。さらに国会議員の活動を規定する衆参両院規則を改正し、「育休」として長期間の欠席を認める条件に追加するよう活動していた。

 「男性の国会議員も一定の休みを取って育児を体験した方が子育て政策の立案にも有意義だ!」
宮崎氏のこんな訴えに「1億総活躍社会」を掲げる安倍晋三首相も同調。菅義偉官房長官、塩崎恭久厚生労働相らも相次いでエールを送った。自民党内では宮崎氏に賛同した有志議員が勉強会「男性の育児参加を支援する若手議員の会」を立ち上げ、運動は広がりつつあった。

勉強会に参加する若手議員はこう嘆いた。

 「国会議員の育休は国民から議決権の負託を受けている立場上、ただでさえ否定的な意見が多い。国会議員全体の信用にもかかわる蛮行で、議論の土台が壊れてしまった…」


http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160210/plt16021017000029-n1.html


以上引用終わり


パタニティーハラスメントと呼ばれても構わない。これだけは言わせて。
男に育児休暇を取らせるな!

所詮男の育児休暇はさぼりの口実である。
これが、第二子第三子の出産、双子、妻の育児休暇が終わるタイミングで夫が休暇を申請___これならば分かる。でもこの宮崎謙介議員の場合はどうだ。
第一子、単胎、更に妻も休暇中、ねぇ、この状況で一体夫は休暇中に何をやるわけ?
どうせ育児にかこつけてバカンスを楽しむつもりだろう。

最初宮崎議員の育休申請の記事を読んだ時、
「第一子なんだから、旦那さんまで休み必要はあるまいし。でも、男でも育児にかかわる権利はあるから、育休は取るなとは言えないよね。ああでも、結果としてバカンスになるんだろうな」
との感想を持った。
ところが、である。この人、育児の関わる意思があったのだろうか。最初からバカンス目的の育児休暇だったんじゃないの?

私は二度の出産経験がある。夫は数日の育児休暇(実際は有給使用)を取った。
はい、もちろんバカンスされましたよ。

一度目の出産はかなりの出血があり、退院後も造血剤を飲んでいた。里帰りをしない私は市のあっせんする家政婦を頼んでいた。
夫に役所からの書類が届いているか一階エントランスのポストを見に行ってと頼んだところ、夫は断った。
更に、コンビニで昼食を買ってきてとのリクエストも断って来た。私が昼食にありつけたのは午後2時過ぎだった。
こんなんじゃ母乳も止まっちゃうし、貧血も治らないよ。
夫は子供が家具の角でけがをしないよう、家じゅうの家具に保護テープを貼っていた。子供ははいはいどころか寝返りも打てない状況なのに。

しかも翌日、何故か「子供のために耐震用品を買ってくる」と出掛けて行った。彼は昼食は一人で外食で済ませ、私が子供の沐浴を済ませたころ、夕食時に手ぶらで帰って来た。当然私が夕食を作るのである。
出産時ももちろん、退院後も私の出血は一か月止まらない。そして夜は3時間おきの授乳。私と新生児は西側の狭い部屋に押し込まれ、夫は一人でテレビもパソコンもあり、台所にも近い快適なリビングを占拠。それが1年半。


結局夫は私の利益になることは何一つしなかった。これが日本男性の「育児休暇」の実態である。


宮崎議員の醜聞が露見したタイミングで、我らがアエラが、アエラらしい記事を掲載した。

以下抜粋。

都内の有名私立大4年生のシンジさんは、「就職活動ではイクメン志望は不利になる」と感じている。

 結婚して子どもが生まれたら、育児休業をとり、しっかり家事も育児もしたいと思っている。ある金融機関の筆記試験をパスし、面接も進んだ。会社説明会ではワーク・ライフ・バランスを強調していた。内定を目の前にして、思い切って面接担当者に聞いてみた。

「男性社員で育児休業を取った人はどのくらいいますか? どのくらいの期間、休むことができますか?」

 すると、少し前まで穏やかに笑っていた担当者の反応が変わった。

「君さぁ、男が悠長に育休なんてとれるわけないでしょ? 夏休みだって1週間とるのがやっとなのに。仕事やる気あるの? 2~3年おきに転勤もあるよ」

 結果は不採用。トラウマになり、しばらく面接では「育休」を口にできなくなった。
http://dot.asahi.com/aera/2016020900185.html

引用終わり


そりゃ不採用になるわ。そもそも男の育児休暇なんてそんなに必要じゃないんだから。
第二子や多胎ならば、夫に数日は休んでほしいが、それは「有給」で間に合うレベルだ。後はベビーシッターなり家政婦なりを雇うんだね。
もし私が面接官としてその場にいたら、「個人的な意見だけど」と前置きした上で、
「日本の男性の育児休業取得率は2パーセント。弊社も同じようなものだ。なぜ男性の育休が広まらないと思う?
それは男性が育休を取る必要はないからだよ。
今は女性の多くが育休を取っている。家に二人も保育者はいらないではないか。それに各自治体では産後のベビーシッターやヘルパーを安くあっせんしてくれる。
君は育休を取るつもりらしいが、奥さんはそれを望んでいるのかね?
日本の男性は得てして家事ができない。家事が出来ないのに育児なんて猶更だ。家事ができない男性が家にいたら、産後の奥さんの家事負担が増えるだけなんじゃないのかな?
大体君は育休中何をするつもりなんだい?育児?育児よりも家事をしてあげたほうが奥さんは休めるよ。でも君に奥さんと同じクオリティーの家事ができるかい?
育休の制度はあるよ。それは君の権利だから会社としては使うなとはいえない。ただ、実際育休中は収入が減るし、奥さんだって望んでいないかもしれない。
だったら数日有給を取って、奥さんを手助けしたらどうだろう。場合によっては時短勤務も許されるよ。
育休のことは今君が考えるべきことではない。なぜなら理想はどうであれ、現実は奥さんが育児のイニシアチブを取るのだから、奥さんの意向に沿うべきだ。奥さんと相談のうえで休みは取得するように。それともあれか?夫婦の話し合いによっては、子供が一歳半まで奥さんが育児休業を取り、その後は子供が三歳になるまで、君が育児休業を取ることも建前上は可能だけれど、反抗期真っ盛りの子供と朝から晩まで一緒にいることを望むかい?
子どもが一歳まで奥さんが育休を取って、その後は保育園に入れるスタンダードコースが一番親子の負担が少ないように思うけれど。
まだ結婚もしていないうちから、頭でっかちに『男の育児休業』なんて考えるじゃないよ」

・・・・でも言えないから。そんなことを言ったらパタニティーハラスメントで訴えられちゃうよ。

男にも育児休業を取る権利はある。ただし、出産の主体である妻の意向に沿うべきだ。
この宮崎議員の主張は「僕は」「男は」ばかりで、なんか現実的じゃなかったんだよね。