鷹栖町の低山を歩いた翌日曜日も朝から雨模様です。
どこか歩くことができる地域はないかなと天気予報とにらめっこして、道北の士別市朝日地区の岩尾内湖にやってきました。
ここ岩尾内湖は、天塩川の氾濫を防止するために造られたダム湖で、そのため当時朝日町第二の市街地であった似峡(にさま)集落は集団立ち退きとなり、ダムの底に沈んでしまいました。
その似峡集落のシンボルであった似峡神社跡が神社山公園として現在も残っています。
以前にキャンプ場が整備された北側から偵察したときは案内板もなく、わからないままで終わってしまいましたが、今回は少し下調べして、南側側からリベンジです。
車止め地点からかすかに岩尾内湖を望めました。
準備していたら一匹の子狐が近づいてきました。
警戒しながらもどんどん近づいてきます。
どうやら餌付けされてしまっているようです。
かわいそうですが野生動物に食べ物を与える訳にはいきません。
「ごめんね~何もあげられないよ~!」
と声がけしますが、しばらく近くにいました。
子狐に後ろ髪を引かれる思いで舗装された遊歩道を進みます。
どんどん進んで、古い地図で神社への山道が示されていた地点には、もう痕跡は残っていませんでした。
取り付き地点がわからないままキャンプ場まで来てしまいました。
熊鈴を付けていたので、キャンパー達に気付かれ、不審者のように見られました。
前回同様案内板のようなものはありませんでしたが、キャンプ場内を山の方へ向かうと立派な散策路がありました。
散策路を上っていくと、途中でピーク方向へ向かう分岐がありました。
分岐からは笹藪でしたが、笹は枯れていて、問題はありません。
少し進むとすぐ上にピークが見え、藪が薄かったので直接向かいました。
すぐに平らな神社山ピークに到着です。
ピークには神社の祠は既に無く、馬頭観音碑が2つ、地神碑が1つあるのみでした。
裏側に何か書かれているかと思いましたが、何もありません。
神社山のピークは木々が成長して眺望はありません。
キャンプ場側です。
岩尾内湖側です。
途中でショートカットしましたが、ちゃんとピークへ繋がる道もありました。
道から戻ろうとすると笹の中にガサガサと動く物がいました。
どうやら鳥のヒナが巣から落ちてしまったようです。
最初アカゲラと思いましたが、体色からするとアオゲラでしょうか?
遊歩道に戻ると、今度はエゾシマリスが夢中で食事中でした。
全くの無警戒で、こちらの存在に気付いていないようです。
しびれを切らして近づくと、ようやく気付いてくれました。
駐車地点に戻ると、もう子狐はいませんでした。
ぐるっと一周してキャンプ場の管理等へやってきました。
帰路、士別市朝日地区へ向かう途中で展望台に立ち寄り、岩尾内湖です。
似峡神社山のGPSログです。
何とか登頂できてスッキリしました。
この後、もう一つ歩く予定でしたが、オヤジが頻繁に出没している立て看板があったので止めました。
油断してましたが、この後、チビダニ2匹発見!
齧られずに済みましたが油断は禁物です。
お疲れさまでした。
○所要時間 2024/07/07(日) 往路〔0'17〕復路〔0'16〕