「ラストディール 美術商と名前を失くした肖像」 | 地球を楽しむ

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日々のこと

おはようございます。

今日は娘も一限から授業があるため、
7時15分には家族みんなが出払いました。

私は今からゆっくりコーヒーを飲み、
昨日仕分けした衣類を
リサイクルへ持って行くつもりですニコニコ



昨夜は、前から気になっていた映画
「ラストディール 美術商と名前をなくした肖像」を見ました。


とても好みの映画でしたが、
前知識なしで見たため
漠然とイメージしてたのとちょっと違った。

たぶん、「鑑定士と顔のない依頼人」と
印象が混ざってたみたい。


フィンランドの年老いた美術商が
もう店をたたむことも考えつつ
最後になんとか良い取引をしたい
と考えていると

ずっと疎遠だった孫息子が
学校の課題で職業体験をさせてほしいと
やってきます。

最初は邪険に追い返してましたが

仕入れ先の画廊で
サインがなく作者不明になっている
素晴らしい肖像画を見つけ、
有名画家のものだと見抜いた美術商は
それを調べるために孫を受け入れます。

素行の悪そうな孫息子が
意外と商売の才気があり、
この取引を左右する
頼もしい右腕になるんですよね。


私にとってはこれはヘタなミステリーよりよほど
ハラハラドキドキする心臓に悪い映画でしたアセアセ

お願い、うまくいってうまくいってと
祈るような気持ちで苦しかった。

それは、主人公が良い人だから
というわけではなく
むしろ娘に対してろくでもない父親なんだけど。

感情移入せずにはいられない。
主人公の俳優さん、素晴らしいです。

苦しいながらも
そうはいってもハッピーエンドだろうと
カタルシスを期待して観てました、が・・・。



この取引があったからできた孫との絆、
ずっと娘を傷つけていたことに
気づいていなかったと気づくこと、

そして肖像画にサインのなかった美しい理由と

救いはもちろんあるんですが。

それでも、やっぱりシンプルにうまくいって
娘にも還元して和解し、
みんなの笑顔が見たかった
と思わずにいられません。


孫息子にとっては
祖父とのこの経験と譲られたものは
かけがえのない財産になったでしょうね✨



ありがとう




ごめんなさい




許してください




愛しています