
ドイツの個展のオープニング・パーティーで
以前SNSに近況を投稿したついでに少しタイムラインを見ていたら、「いいね!が伸びる時間帯」という記事が流れて来ました。私はとても驚いて、自分がそれまで宣伝についての明確なビジョンを持っていなかった事を大いに恥じ、以来世間様のお邪魔にならない様に、その時間帯を避けて投稿しています。私の投稿は既に繋がっている方々に届けば良いからです。
私の宣伝方法はホームページ掲載やSNSの投稿、そして今までの個展で戴いたご住所への案内状の郵送です。本当に有り事なのですが、私の個展のお客様の大半は県外からです。SNSで知ったと言う方もありますが、私自身が各地で個展をした事と、各地の個展を訪ね歩いた事、そして人伝て・紹介で広がりました。北海道や九州から飛行機で、東北や関西から新幹線や特急を乗り継いで、関東圏や中部圏や北陸からお車で、等々。そして時には海外からも来て下さいます。本当に有り難い事です。
私の絵を初めてご覧になる方は、大抵「こんな絵は見た事がない」と仰います。それは日本でもドイツでもアメリカでも同じです。しかしその後が全く違う。ドイツやアメリカでは「こんな絵は見た事がない」の後に、「あなたは新しいアートを創造した」と続きます。しかし日本では「描き方が間違っている」「周りをよく勉強して同じ様に描け」等々の説教が始まり、その権威主義、思考停止にはうんざりします。そういう人達に私の宣伝は届かなくて良い。日本の流儀はどうあっても、私の絵を楽しんで下さる、今つながっている方々に届けば良いのです。私の使命は今つながっている方々の期待を裏切らない作品を描く事。そして遠方からお越し下さった方々と会場で再会を喜び合い、楽しくお話しする事です。私の時間は限られています。無駄にしたくはありません。
この後来年に掛けて四つの個展がありますが、それにプラスして是非もう一度ドイツの個展を成功させたい。2020年にドイツ中部の都市ヴュルツブルクの美術館で個展が決まっていましたが、コロナ・パンデミックで中止になりました。下の写真は今描いている六畳間一杯の絵です。この絵を描きながら思いました。六畳の広さがあれば、両側を折りたためばもっと大きな絵が描ける。次に描く絵が楽しみです。
