シチズンのクロノグラフというか,円の使い方に衝撃を受けて,よくよく見てみると,エル・プリメロ配列がいいなと思って,で,スプリングドライブのクロノグラフは,クロノグラフとして必要な3つの円と,パワーリザーブインジケーターと,日付表示部分の兼ね合いが難しかったんだろうと思うんですが,デイトナは,日付表示がないんですよね。

 クロノグラフ機能か,日付表示機能のどちらかがあればいいという考え方なんだろうと思います。

 結局,クロノグラフにしても,日付表示にしても,色んな機能をつければつけるほど時計としては厚みが多くなってしまう。日付表示があれば,日付が書いてある円板が必要になるけど,日付機能がなければ,その円板分薄くできるんじゃないの?っていう。

 グランドセイコーのテンタグラフも日付表示が入っています。いらなくね?

 テンタグラフの厚みは15.3mmらしいです。デイトナは12mm。いや,厚すぎるだろ。

 グランドセイコーのクロノグラフ買う人は美的感覚がおかしいんじゃないかと。

 で,スプリングドライブのクロノグラフには,GMT針もついていました。

 日常使いには,日付表示がある時計

 時間計測する必要がある場合には,クロノグラフ。

 海外出張に行くときは,GMT。

 と従来であれば用途に合わせた3つの時計が必要になるところを,全部まとめて一つにしてみましたー。

 っていう感じなんだろうと。

 無駄に厚くなってるでしょうし。

 日本的発想でこれはこれでいいのかな?と思ったときに,なぜか,日本アカデミー賞の受賞方式を思い出しました。

 アメリカアカデミー賞は,ノミネートされた中から一つの作品が受賞する。

 日本アカデミー賞は,複数の受賞者の中から最優秀を決定する。

 この選考方法にも日本の良さが含まれているに違いない。と考えることにします。