職場に子供がいる人が結構いるんですが,僕から見ると,生まれたからなんとなく育ててます。みたいな親が多い。ように思います。
 僕は,少なくとも子どもに興味がありましたし,それなりに子育てを楽しんでいました。こういう言い方をすると妻からは,「お前何もしてなかったじゃねーか」と切れられるかもしれません。
 いや,子どもはこだわりを持って育てないといけないでしょ。という。

 グランドセイコーの雑誌で,デザイナーの菊池武夫さんが,「僕は「こだわる」のが嫌い。思考を固定してしまうとそこから出られなくなり、自由な発想ができなくなるから」と言っていました。
 菊池武夫さんは,きっと足が3本ある人用とか,指が6本ある人がはめられる手袋など,既存の洋服にはとらわれないものをデザインした人なんだろうと思います。
 僕はデザイナーという名前を聞くといつも,「怪しい」と思います。製造方法や,体の構造を考えたときに合理的な理由で,シャツやパンツが作られていると思います。シャツやパンツのパターンを考える人がデザイナーというのはおかしいと思うんです。
 例えば,キャンパスに絵を書いている人が私は「デザイナーです。」といったときに理解できないと思うんです。
 それはそうと,菊池武夫さんのお子さんである菊池武人さんは,2015年9月に強盗で逮捕されたらしいです。
 グランドセイコーの雑誌は2015年3月発行らしいので,その半年後にお子さんが強盗をした。
 こだわりを持たないのは優秀な人ができることです。優秀でない人がこだわりを持っていないとおかしい方向になると思います。菊池武夫さんは優秀でこだわりを持ってないことで成功したのかもしれませんが,普通の子である菊池武人さんはこだわりを持っていなかったので,強盗を働いた。というイメージです。
 普通の子にはこだわりを押し付けたほうが良いと思います。うちの子は僕がなんか言うと,「そんなこだわりないけどな」っていう事を言います。「あなたの能力ならこだわらなくても良いんだろうけど,お父さんくらいの(低い)能力だと,こだわらないと生きていけない。」と言ってます。
 僕は僕の父親が至らなかった部分を修正して,子どもたちを育てたつもりです。僕が至らなかった部分を修正して,更に優秀な子供を作ってください。と思ってます。