僕は,洋服にしろ,車にしろカスタムするのは好きではありません。

 レザージャケットにスタッズを打ち込むなどはしたいとも思わないです。

 やっている人は,なんでやっているのだろう?と不思議に思います。考えたところで絶対に理解できないことがわかっているので考えないことにしてます。

 ただ,一度,カスタムをしたことがあります。長男が小さいときに,バックパックを買うことになった(なんで買うことになったのか覚えていない)んですが,子供用の可愛らしいデフォルメされたようなバックパックを与えることを許容できなかったんです。

 吉田カバンの真っ黒なバックパックを買い,それに既製のワッペンを縫い付けて子供に背負わせていました。

 子供は気に入ってくれていましたが,子供が大きくなるに連れて,本当にこれで良かったのか?という思いが強くなるようになりました。現在は,ARKTYPEのバックパックを使っていることが多いのですが,容量が小さいため,たまに,そのカスタムされたバックパックを使ったりします。

 僕としては,なんか自分たちの黒歴史を見せつけられているようで,なんか恥ずかしい思いがあります。

 長男に子供ができて,そのバックパックを背負うようになったら心がほっこりするのかな?と思ったりするんですが,どうなんでしょうか?

 流石に吉田カバンの製品はよくできていて,まだまだ使えそうです。

 ただ,長男にはもう使ってほしくない。長男としては,「親が一生懸命カスタマイズしてくれたバックパック」としていい印象を持っているのかもしれません。これについて本人に意思を確認したことはありません。

 「恥ずかしいと思っていたけど,イヤイヤ使っていた。」と言われると立ち直れないので,聞けません。