最近,レザージャケットのことを考え,レザーそのもののことを考え,やはりブーツを履こうと思いました。ここ3年ほどほとんどブーツを履かず,スニーカーを履いてきたように思います。
 まずブーツを履かなくなった理由は,カカトが磨り減ってきて,修理を要する様になりました。で,ちょっと探せばカカトを交換してくれる店なんていくらでもあるんですが,なんかカカトすり減ってるし,ブーツはしばらくやめようと,思ってスニーカーを履いていたら,やはりスニーカーのほうが軽くて楽なので,そっちに流れてしまったという感じでした。しばらくしてブーツのカカトを交換した後はしばらくブーツに戻りましたが,気がつくとスニーカーに戻っていました。
 久しぶりにブーツを履こうということで,ラナパーでホワイツ2足を手入れをしてみました。

左 ブラウンドレス 右ブラックドム


 ホワイツ,ウエスコのブーツはキングオブブーツと言われている。という人がいますが,そんな表現をするのは,日本だけです。king of bootsで検索しても見つかるのは日本のサイトです。バックパックのロールスロイスと言われているグレゴリーも日本だけだと思います。
 日本のアメカジ雑誌はそう言って,煽ります。ホワイツはたしかにいいものだと思っていますが,僕が買ったのは10年ほど前でしたが,国内の販売店で買うと8万円で,個人輸入すると円高だったこともありますが,総額4万円で買えました。現在では,アメリカでの定価が上がっていて,かつ,大幅な円安なので,だいぶ高額になると思います。
 国内の販売店からホワイツを買うことについては,メリットがほぼ無いです。ホワイツはオーダーメイドが基本です。レッドウイングなどと違い,足の幅を指定する必要があります。店に用意されているホワイツはだいたいDが多いかと思います。アメリカ人は日本人と比べると足の幅が狭いと聞いたことがあり,レッドウイングも標準でDを採用していたと思います。レッドウイングは幅の指定ができない。ホワイツの良さはここだと思うんです。Dなら,レッドウイングでいいんじゃね?と思うわけです。
 ホワイツは履いてみると幅の選択以外にもいいところはたくさんあると思っていますが,レッドウイングとの価格差を考えたときに,僕なら,オーダーせずに買うならレッドウイングを選びます。
 まず最初に買ったのは,セミドレスでした。7.5EEで,定番の茶色にして,ソールは430,紐を通すアイレットですが,オールアイレットを選びました。通常は上のアイレットがフックになっています。オーダーなので,色を変えることなども出来ますが,僕の持論では,2トンカラーのブーツはブーツ単体を見たときには映えるんですが,1色のほうが使いやすいと思っています。
 次に買ったのもセミドレスです。革をスモークジャンパーに使われる黒を選択した以外は,同じです。
 ホワイツは,430ソールを選択した場合,カカトは430でなく,Quabarg(419?)になります。430とQuabargでは,ソールの厚みが違います。厚いほうが良いのかな?と思って,かかと交換のときに,茶色は,Quabargのままで,黒は430ソールにしてもらいました。
 Reshさんというお店でやってもらったんですが,店員さんから,高さがちょっと変わるので,かかと部分の革が重なっている部分を少し傾斜をつけて,削りますね。というような話をされて,おまかせしました。
 ホワイツを買うならセミドレスがおすすめです。飛行機に乗る時に,金属探知機に引っかかるので面倒ではあります。
 僕は靴紐はレッドウィングのものが好きなので,付属の平紐は使ったことがありません。

ブラウンドレス 購入直後

平紐からレッドウイングの紐へ

ブラックドム 購入直後

ブラックドム 最初からレッドウイングの靴紐