EMGのSA×3のピックアップで満足していたのですが,レオ・フェンダーさんとジョージ・フラートンさんは,マシーンワウンドよりもハンドワウンドの方が良い音がするという結論のようです。G&Lも2006年までは,ハンドワウンドのピックアップでした。今はカスタムショップモデルを注文した際に,ハンドワウンドをオプションで指定できるようです。

 僕の90年代レガシーに載っているピックアップもハンドワウンドのはずですが,そうとは知りませんでした。そんなわけで,ハンドワウンドのピックアップを使ってみようと思って,どのピックアップが良いかな?というのを調べ始めました。

 ギター以外でもなんでも僕はアメリカ製を好むんですが,ピックアップはイングランド製のBare Knuckleに注文することにしました。

 2016年頃ですが,ベアナックルが日本で持ち上げられていました。ベアナックルのサイトを見ると,注文時に,ポールピースに段差をつけるか,フラットにするか,ミドルのピックアップを逆磁逆巻(RW/RP)にするか,ピックアップの底面に金属プレートを入れるか,ピックアップカバーはエイジド加工をするか。も選択できました。僕は,フラットポールピースで逆磁逆巻の指定はしたいと思っていましたが,当時アメリカのメーカーでそういう指定ができる(コメントで注文すればやってくれるのではないかと思います)ところがなかったことと,ベアナックルを国内販売店で購入したときの価格と,直接注文したときの価格の差が大きかったこと(当時はサウンドハウスさんでベア・ナックルを扱っていない)から,ベアナックルに注文することに決めました。

 いい音が聴き分けられる耳を持っていませんが,ベアナックルのサイトで音を聴いて,一番良いと思ったApacheというモデルを買うことに決めました。

 サイトから注文したら,英語で「どのメーカーの何ていうモデルに取り付けるつもりですか?取付けられるかどうか確認します。」というようなメッセージが来て驚きました。

 これまで何度かイギリスから個人輸入(スニーカーとダウンジャケット)したことがあるのですが,今までは,サイトで注文すると何も言わずに発送されるような対応をされてばかりだったので,イギリス人は日本人のことなめてるんだろうなって思っていたんですが,ベアナックルは違いました。

 価格は,送料込みで160ポンド(=22,000円)くらいでした。 待たされるかと思ったら,注文から3日ほどで発送されました。 

 到着したら早速インストールしてみました。ベアナックルを5年使った後,特に不満があったわけではありませんが,なんだかギターの改造がしたくなって,SAに戻しました。