僕の中では,
京都大学は,「頭のいい人もしくは勉強が好きな人が行くところ」
大阪大学は,「まじめな人が行くところ」
です。でこのイメージはずっとこのまま変わらないと思います。僕の知り合いで,2浪をして京都大学法学部に入学した人がいるんですが,「3年間ずっと睡眠時間を削って勉強していたので,それ以来4時間以上続けて寝ることができない。」という人がいて,その話を聞いてから,「京都大学は普通の人が入ろうとしても苦しいだけ」と思うようになりました。
京都大学と大阪大学では,受験科目数も違っていて,個別試験で理系でも国語が入ってきます。
偏差値も上がってくるし,受験科目も増えるので,負担がすごく大きいと思います。
東京大学と京都大学は,そういう大学なので,入るだけでもすごいと思います。
高校に入ってしばらくして,長男が受けてきた模試の結果で,志望校のところがハイライトされていました。長男が志望校を書いていなかったからそういうことになったんだといわれたように思います。
どこを書けばいいかわからなかった。と言われたので,「京都大学は難易度が高いから,大阪大学にしておいてください。」と言ったのですが,志望校は神戸大学になりました。
神戸大学は遠いからやめた方がいい。とは都度伝えていたと思います。
長男はプレッシャーに弱いタイプだったので,僕としては,大阪大学を希望させておいて,結果として京都工芸繊維大学に入ってくれればいいな。と思っていたのですが,結果としては,神戸大学を希望して,神戸大学に入学していきました。
共通テストの結果で8割を取ったので,大阪大学を受験するか?という話が長男から出てきましたが,すぐに撤回されました。理由は,大阪大学の冠模試を受けていなかったから。とかそんな感じだったと思います。
僕は,その話が出てきたときに,「だから大阪大学希望しておけって言ったじゃないか。」ということは言わずに,「大阪大学でも,20-30パーセントくらいの確率で受かるんじゃないか?」と言ったと思います。
僕としては,当初の僕の見立てがちょうどよかったんじゃないかというちょっとした満足感がありました。
長男は自分でも考えてみて,大阪大学にして落ちるよりは,そのまま神戸大学でいいんじゃないか。っていう感じだったんだろうと思います。
親のやることは,子供より長く生きているから,見てきた人の数も違うし,この子だったらこの辺じゃね?っていう感じを伝えてやることだと思っています。
僕はこの点において,普通の親よりも優れていたんじゃないかと思っています。子供たちに過度な期待をかける感じもなかったのでは?と思います。
今にして思うと,うちの二人には,勉強は楽しいことなんだと教えて,勉強を好きにするようにした方がよかったのかもしれません。ただ,勉強を好きにしたはいいけど,「勉強してみたけど自分はほかの子よりパフォーマンスが悪い」と思われるのが嫌だったんです。
どこの大学に行っても,「本人が生きていてよかった。」と思ってくれればいいと思っています。