※注を参照(解釈には個人差がありますw)
(注)異星人の定義
地球を離れて宇宙で世代を重ねたことで、同じ地球人種と言えども異星人と同じである・・
はじめに・・ これはイデオンについての考察です。 理屈をいくらこねてもオタクの戯言 わかりずらい内容がいっぱいです |
ガンダムが、地球人同士(地球人とスペースノイド)との戦争を描いているのに対し、イデオンは、異星人との戦争を描いています
ガンダムでは宇宙移民を、ニュータイプという新たな人種として登場させました。イデオンでいう異星人は、バッフクランという地球外生命体のことを言います
イデオンを語る上で、この異星人という定義を外すことはできません
というのも、「バッフクラン(以後、異星人)と地球人」は、何十億年という長い時間の隔たりがありながらも、元を辿ると一つの星につながる
その元になっているのが「イデ」。ある意味「神」と言い換えても過言ではないのかもしれません
「イデ(神?)」とは、かつて存在したソロ星人が作りだしたエネルギーシステムのことを言います。イデオナイトという物質の中に人の精神を閉じ込めて、それをエネルギーに換えるシステム
つまり、人が存在する限り、イデもまた無限にエネルギーを作りだすわけですね
ある時、イデを作ったソロ星人は、システムが意志を持ち始めたことによって瞬時にイデの中に吸収され滅亡することになった・・・
ソロ星人を滅ぼした(吸収した?)イデは、次に続くエネルギーの源である意志媒体として、その種を二つの地球へ振り分けます。つまりそれが、地球人でありバッフクラン人であるわけですね
それぞれの地球では、何十億という年月をかけて人類を育み、文化を確立するのを待ってソロ星に呼び戻します
異星人には、イデの伝説で下地をつくり、流星を飛ばしてソロ星(異星人にとってはロゴ・ダウ)への興味を喚起させ、ソロ星に調査団が派遣されます
地球にも流星が飛んでくるわけですが、イデ伝説として確たるものは無いが、神の概念は存在している
物語が進む中で、この二つの星は次の事で共通する
●ソロ星を中心に、ほぼ同距離・一直 線の場所に地球がある ●異星人なのに、輸血が可能 ●異星人なのに、子供も作れる ●二つの地球は同時に滅亡する |
登場人物たちがそれに気がついていくことが「イデオン」なわけですね
兄弟星の人間が出会ったある日、一人の女を切欠として戦闘が始まってしまう
二つの星の人達は、戦争が憎しみを呼び、憎しみが悲しみを募らせていくことから、和解されることなく平行線を辿る
イデは決断する。二つの星を滅ぼした後、二つの知恵を合わせた新しい種をまた違う星へと振り分けて、新しい未来を作ろうとする
主要登場人物たちは、イデの意志に気がつきながらも、自らの持つ業(ごう)によって自滅する覚悟をする・・
つまりこのアニメは、身勝手な「イデ(神?)」によって翻弄される人間たちを描いているドラマなわけです
(まとめ)
はじめに・・・
劇中に使われているBGM(故すぎやまこういち作曲)は、神曲
あと・・・人間とは、己の業を乗り越えられずに、神秘の力の前では無力な存在に過ぎない
そんなことが言いたかったわけでしょうか?
いえ、単に玩具を売りたかったトミーサイドの意向に背いてまでこだわり抜いた末に、様々なつじつまを合わせの為に苦しみぬいた冨野由悠季(当時・喜幸)監督が、結果的に辿りついた一大SFドラマ
「皆殺しの冨野」と呼ばれた冨野由悠季監督の本領が発揮された傑作!そう思っているのは僕だけでしょうか?
※発言には個人差があります( ..)φメモメモ次回は、伝説巨神イデオン③-接触編(A CONTACT)のストーリーをご紹介します