天空率確認申請図作成7 操作手順2 | 比嘉ブログ

比嘉ブログ

建築企画CAD「TP-PLANNER」開発者の日常・・建築基準法,天空率、日影規制講座などチャンプルーなブログ

 1月25日土曜日

正月が明けたと思ったら早くも1月最終週。

 これは、東シナ海に沈む夕焼け。日没は、6時頃ゆえ東京のこの頃とは、1時間程の日没差。その分朝は、遅い。

 

 この時間まで夕焼けを眺めていたのはいいのだがどうやら沖縄で潮風にあたりすぎと、食べすぎがたたり胃液で食道を痛めたようだ。

病院で風邪あるいは、はやりのウィルスでも無しにの診断に若干安心したが・・・・・

今一つ体調が優れない。が本日は、ラッパ仲間の新年会。自重しなきゃ・・・と宣言。

 

 

 公園では、すっかり花がなくセイタカアワダチソウがわずかに揺れている。

頑張れ!

 

 オーストラリアオープンテニス 錦織の欠場で大阪ナオミに期待したのだが昨夕あっけななく負けてしまい。・・・・気分が優れず。

 大相撲は、期待の朝の山が5敗目後がなし、貴景勝と炎鵬を楽しみにしている。あと2日頑張れ!

 

 今週から初荷で納めたユーザーの講習がはじまった。

 都合が良い事に 二人とも体調が悪く交互に咳き込みながらも無事終了。1時半から6時前までの長丁場を無事終了。

来週は、2回目元気にお会いしましょう。

 

  そんな事情の為、早々に天空率講座を開始したい。

 

 天空率申請図作成法の解説のシリーズも前回から最終版の解説を行っている。

 最終版は、TP-PLANNERの操作で具体的に作成するメニューの紹介および手順を解説している。

 前回は、道路高さ制限適合建築物の「位置確認表および三斜求積表」の作成手順を解説した。

 

 

 基本的に「申請図」の項で7割程度自動作成された申請図に2次元的に追加書き込み処理で最終仕上げをする。 

 

 今回は、計画建築物の「天空率近接点確認図」の作成手順を解説したい。前回解説した道路高さ制限適合建築物の場合と同様に

自動処理と2次元的書き込みを加えて作成する。

 

 

 道路高さ制限適合建築物で「図面レイアウト転送」「表示ポイント」を行っている場合、計画建築物も同時に図面1「天空率近接点確認図」の各項目が自動作成される。

 したがってそれらがレイアウト処理された図面1を読み込む為には「転送済みファイルを開く」ボタンをクリックする。

 

道路高さ制限適合建築物同様に自動作成された7種のファイルがレイアウトされる。各項目を加筆修正すると。

⑤の位置確認図の寸法線は、適合建築物で加筆しファイル保存された寸法線を読み込み合成作成する。

 天空図申請図の肝となる「位置確認表および三斜求積表」が適合、計画ともに作成された。「位置確認表および三斜求積表」は「図面1」の名称で保存される。

 

 

 次に2面以上の立面図は、図面2の項目に自動作成される。

道路高さ制限適合建築物に戻り設定法を確認したい。

 自動レイアウトで作成する前にアイソメ図のアングルを変更する方法を解説後、変更した内容で自動レイアウト出力を確認する順で解説したい。

 

 図面2の項目の「パース図」をクリックすると自動配置されたパース図が表示される。アングルを変える場合は、画面上側の回転角を指定後回転アイコンをクリックしアングルを調整する。キーボード状の⇒キーでも同様に行う事が可能。

 

 アングルの設定が終了したら「図面2」を選択し「転送済みファイルを開く」ボタンをクリックすると2面の立面図とパースが自動レイアウトされる。

 

 ①~⑥のタイトルおよびパース、立面図が自動レイアウトされる。

各項目の修正は、

 

 選択モード(⇒)で任意の項目をクリックし選択後右ボタンメニューから

「プロパティー」「割付ファイル編集」の順にクリックし個別編集する。

主に文字を移動するなど編集する。

 編集修正後は、「Zumen2.Tdo」ファイルに上書き保存すると他の事項とのレイアウトが維持される。

同様に計画建築物も

自動処理で作成された各項を

編集し

このように仕上げる。

 

「申請図」「天空率近接点確認図」の項目で作成される位置確認表の「図面1」2面以上の立面図「図面2」は、ここまで

 

次に「天空率付図」では、

「平面配置図」「天空図一覧表」を作成する。

まずは、天空図一覧から

 天空図一覧は、表示レイアウトの指定を行うだけで最終形が自動作成される。

 

 そして最後に平面配置図を作成する。

 平面配置図は、天空率計算結果の総括表としての機能を有する為に合理的に容易に結果が判断できるように作成しなければならない。

今回は、最終形を例示しそれらのパーツ事の作成法を解説したい。

①~④の内容は、本シリーズ1月11日版の比嘉ブログで詳細に解説しているので参照していただきたい。

今回は、操作の手順を解説する。

①~④の内容は、平面配置図で粗々自動作図される。

 

平面配置図を選択すると

①平面配置図②天空率結果判定表③の物件概要表が任意の位置に表示されている。④の特記事項および全体のレイアウトは、図面レイアウトに移動して作図する方が容易に行えるので右ボタンメニューから「図面レイアウト」を選択し2次元的編集を行う。

基本部のレイアウトおよび寸法線、計算根拠、特記事項などを書き込む。

⑤の部分のパースの表示方法から

 

天空率算定チャート図で作成されるパースを利用する。

 算定チャート図「アイソメ図」ボタンでアイソメ図を表示レイアウト後

右ボタンメニューから「天空建物陰線画表示」で陰線処理をしたパースをさらに右ボタンメニューで「図面レイアウト」に移動後、任意のファイル名で2次元的に保存する。

 

 次に⑥の枠には天空率の安全差分の可否も含めた判定表を作成するのだがこの部分は、天空図一覧の機能を利用する。

 

「近接点のみ」「判定」をチェックすると近接点のみの判定表が出力される。

これも右ボタンメニューで2次元CAD化し保存する。

別途作成した⑤⑥部を平面配置図上にインポートしレイアウトをとると

平面配置図が完成となる。

尚、三斜求積判定表は、事前に「申請図」「位置確認表」で三斜求積を行ってないと連動されない。

 その事からも申請図を作成する際には、「位置確認表」から作成する事が効率的だ。

 

 以上で道路天空率申請図の作成法の区切りとしたい・・・

と思ったのだがふと考えるに

建築基準法施行規則

令第135条の6第1項第一号の規定により想定する道路高さ制限適合建築物の配置図

 

⑩令第132条又は令第134条第2頃に規定する区域の境界線

 

で2以上の前面道路を有する事例の場合、令132条に規定する区域の境界線等を記入しなければならない。

 

道路天空率申請図としては、その事も解説しないわけにはいかない。

西側に4m道路が接道する事例で

解説したい。

本日も長くなった次回解説しよう。

次回までお元気で!

 

 

比嘉ブログ