TP-PLANNERによる逆日影:日影 12 交差道路発散規制ライン解説 | 比嘉ブログ

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建築企画CAD「TP-PLANNER」開発者の日常・・建築基準法,天空率、日影規制講座などチャンプルーなブログ

 9月2日 東京は未明から降り続いた雨も昼にはカラッとあがりさわやかな天気に一気にかわった。

 皆さんヨカッタね~。

ワールドカップアジア予選突破!。

 ナイスゲームで全然負ける気がしなかった。やはり足技では日本がオーストラリアより一枚も2枚も上かな。

 得点が若手の浅野、井手口なのも希望期待の持てる得点でいい。なにしろスピード感たっぷりだ。オシムの流れをくむハリルホジッチの走るサッカーいいぞ・・・もうたまらん。

 来週、水曜日夜中のアラブ戦は高見の見物でゆったりみられるのがまたいいネ。これも楽しみだ。

 今日はルンルンでブログ開始!

 

今週は雨が多く、公園を散策する時間がなかったので蓼科で激写した中から「イブキボウフウ」。

 2週前のシシウドとの違いが今だわかってない為、逆かもしれない。いずれも小さな白い花びらが可愛い。

ちなみに再度シシウドに登場してもらうと

ますますわからん。専門外なんでヨロシク。

 

 まずは今週の講習から月曜日は、デべ系企業ユーザーの皆さんの3回目の講習は土地情報からプラン作成までの総仕上げの回。

 

あとは実践あるのみ皆さん自信の腕組でやったるゼてな顔。

 

火曜日は女性3人組のやはりデべ系の皆さんの日影規制勉強会

今回の「TP-PLANNERによる逆日影:日影」シリーズを一気に解説した。時間延長にもかかわらず余裕の表情。

 

 

前回は、計画建築物が日影NGの際に「3D日影チャート」を使った日影規制をクリアーする為の実践的な解決法を解説した。

 

 

計画時の粗々のボリューム算出で、まず逆日影計算を行い、実施レベルの建築物でNGになった場合は3D日影チャートを利用する事で設計者の意図する可能空間を算出する事が可能になる。

 この事を実践的に解説した。

 

今回は交差道路における発散規制ラインの作図法

 

 

と名古屋市指定方式による発散規制ラインの設定法

今回もムービーで語りながら解説したい。

 

まずは基本的な設定から始めたい。

 

ポイント

①道路形状を「道路属性線」に設定する。

これにより発散規制ラインは道路境界線をガイドに発散方向が確定する為。

 

②道路境界線を発散する位置まで十分延長する。(延長移動モードで行う。)

 

 

下図の様に延長する。

円弧部は日影が発生しない位置の為、発散は不要な為閉鎖で作図する。

 

③発散規制ライン作図指定を行う

 

④「規制ライン設定」「発散規制ライン」で発散する道路反対側を指定

 

道路端部に発生した(」L)状の発散指定では上段では上方向が発散が始まる位置、他の道路方向線が発散方向を指定する道路反対側が傾斜している場合、左上円弧部の様に発散させる位置まで任意にドラッグし移動する。右上の場合平行ゆえ指定不要。(自動作図された発散線で判断する。下側は左右とも発散の必要が無い為消去する。

 

⑤道路上の不要な規制線を削除する。区分されている為クリックして削除すればよい。

 

*自動削除しないのは名古屋方式など道路内でも規制ラインが必要な行政への対応。

⑥発散規制ラインが作図された結果で逆日影計算をおこなう。

 

⑦結果検証

 

時刻日影、等時間

名古屋市の発散規制ラインの作図法

ポイント

①道路ととなりあう隣地境界線端部の垂直な位置まで規制ラインが延長される事。

 

*その為、事前に垂直な線分を作図する。

 

②基本操作通りに操作をすすめて道路内の規制ライン削除の際、隣地境界線から発した垂線で規制ラインを区分しそこまでを削除する。

 

③名古屋市方式発散規制ライン完成

 

以上の操作解析の流れをムービーで確認。

 

今回の名古屋市方式の発散規制ラインの作図法で今回12回にわりお届けした「TP-PLANNERによる逆日影:日影」(急遽長いけど遡りタイトル変更を決定)を終了。

 

 今回のムービーによる解説はTP-PLANNERユーザーの皆さまには好評につき、比嘉ブログはムービーで解説を基本とし解説する事とする。

 

 さて次回は久々に天空率の解説。これも今年のユーザー会でサポートセンターが解説したこの事案

 

 

 

それぞれ難解な条件を有する道路条件しかも3方向道路の天空率解析法。ムービーで語るぞ。では次回までお元気で!

 

 

 

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