4月15日 東京は花曇りの土曜日。
我が標本木の桜は
満開を過ぎて若葉が芽吹いてきた。
下に目を向けると幹から胴吹き桜がかわいい
先週末は沖縄に帰り清明際(シーミー)に参加してきた。
沖縄の墓は亀甲墓で大きいのだが、その前にご馳走を持ち寄り、ご先祖と共に清明を祝う沖縄では重要な行事。
線香をたむけて各人ご先祖にあいさつから始まり願い事などを手を合わせて語る。ウチカビというあの世のお札も燃してご先祖にリッチにすごしていただく。
各人、このウチカビは、私からのプレゼントですとご利益がある様にアピールするのが我が家風。
子供の頃、大人たちはサンシンを弾き唄い酒をのみ日が暮れるまでいたものだがこの頃は1時間程で自宅に戻り自宅での飲み会となる。
その自宅から15分程歩くと比嘉ブログのタイトルバックの真栄田岬。
子供の頃はここで素潜りを繰り返していたのだが今では「青の洞窟」などとネーミングされすっかり人気のスキンダイビングスポットと化してしまった様だ。
岬から階段で際まで下りると、潮がひいているとサンゴ礁で歩けるのだが青くみえる箇所が急激に深くなりその場所でダイビングを楽しめる。舟で沖まで行く必要がないのがいい。潜りつかれたら青の洞窟で休憩。
熱帯魚もいっぱいだったが今はどうだろう。ずいぶん潜ってない。
今週、浅田真央の引退などありちょっとさみしいが、さわやかな引き際でした。
さて今週は木曜日から、ゼネコンの皆さんの天空率勉強会を2日
木曜日のグループは
朝9時半から3時まで。もっと語りたいところだが4時から会議らしい。またお会いしましょう。
2日目のグループは
午後1時半から6時過ぎまで頑張って頂いた。物件を4件こなしながら実践解説。みんなガンバレ!。
申請図の作成法は今回までの比嘉ブログをぜひ参考にしていただきたい。
・・・という事で天空率講座を開始しよう。
「道路面が地盤面より低い時の天空率計算」シリーズも今回の請図の残り分の作成法を解説して終了としたい。
申請図は前回までで
道路天空率申請図の概要を表記した配置図
算定位置で天空率の差分が近接する位置を確認し、後退距離、道路幅員等の距離とともに高さ制限適合建築物の頂点高の根拠を道路斜線の計算式とともに記述した。
そして天空図から天空率計算を行った事を示す天空図一覧表を
作成した。
そして今回は最終回で三斜求積図と位置確認表を一覧可能な図面と3面以上の立面図の作成方およびその目的とする事を解説したい。
前回解説したようにTP-PLANNERでは「申請図」の項で
近接点の位置確認表および三斜求積図が自動作成される。
テンプレートで初期設定された配置通りにスケールの異なる図面が自動レイアウトされる。そして2面以上の立面図もパースも含めて
自動作成される。
いずれも枠で区分されているのはそれぞれの枠内の異なる項目毎に編集書き込みが可能になる。
今回はまず道路高さ制限適合建築物の三斜求積図と位置確認表がまとめられた図面と書き込むべき内容の解説を行いたい。
①の三斜求積図は書き込みは不要だ。②の「近接点の位置確認図」の修正から解説したい。
②の枠をクリックし選択後右ボタンメニューの「プロパティー」から「割付ファイル編集」ボタンをクリックする
図面レイアウト(汎用CAD機能)に移動し寸法線などを書き込み
この場合のポイントは、近接点の位置確認表で表示される天空図を構成する各頂点と算定位置からの距離が合致しなければならない。「終了」「保存」でレイアウト位置はそのままで元図と入れ替わる。
近接点の位置確認表も同様に「割付ファイル編集」
で罫線を付加する指定を行う事で
明瞭になった。位置確認表の「記号」と「近接点の位置確認図」の記号および測定点までの距離が一致する事を確認する。これも「終了」「保存」で図面が入れ替わる。
上下に配置した図で確認すると
この様に上下で並べる事で位置確認表の根拠が明確になる。
同様に三斜求積図にも罫線を配置し天空図と並べて確認すると
天空図内に書き込まれた三斜求積図が表で表記され天空率の面積計算結果が表示されている。すでに解説済みだが道路高さ制限適合建築物の場合、三斜求積天空率>積分法天空率である事を確認する事。この部分は設計者が必ず確認する事を前提に自動での書き込みはしない。設計者が確実に基本的な事を確認しているか否かが審査をスムーズにする要素となる。この部分の書き込みは後ほど計画建築物三斜求積および位置確認表作成後例示したい。
これらの結果は
計画建築物も同様に自動でレイアウトされた図面を編集し行う。高さ制限適合建築物で書き込みで使用した寸法線などはそのまま利用可能になる。位置確認図の書き込みはそれを流用し編集済み。
前回同様に仕上げを行うと
適合建築物で作成した寸法線などがそのまま流用できる為にさらに効率的に作成可能となる。
そこで適合建築物との三斜天空率が確定した為に赤枠部分を書き込む。道路適合建築物にも計画建築物いずれの枠にも下記の設計者が確認した書き込みを行う。
道路高さ制限適合建築物の「三斜求積および位置確認表」では
計画建築物の「三斜求積および位置確認表」では
三斜天空率が安全処理で行われている事を確認後
「計画建築物三斜求積天空率79.058%%>適合建築物三斜天空率78.986% OK」
の書き込みでクリアーしている事を明確にする。
2面以上の立面図は殆ど自動処理されるが敷地および建物の規模により適正なスケールが異なる。
その際、それぞれの図面スケールをテンプレートで適時変更する事で見やすいレイアウトで自動作成される。
この設定で道路高さ制限適合建築物の2面以上の立面図は
パースのアングルは任意に回転で確定可能だ、今回は正面図に文字の書き込みを行うと
自動で表示された寸法線左側の表記は「近接点P8からの高さ」右側が「GLからの高さの表記」ゆえそれを書きこむ事と、寸法間隔が狭い場合引き出し線を修正するだけだ。
この例では道路右側が1m低い為に正面図で確認できるように適合建築地区物の高さもその分異なる。
計画建築物では
以上で申請資料が全部そろった。
確認しよう
①平面配置図
②天空図一覧
③三斜求積図と近接点の位置確認図
④2面以上の立面図。
とかく煩雑になりがちな天空図の申請図だが自動配置された各種図面を適時修正し作成する事申請図作成のルートが明確になり確実に作成する事が可能になる。