ところが朝起きると、Ｙがけろっとスタスタ歩いているではないか。オヤ～・・・・・。シップ薬が効いたのか？・・。結論は、かつてない長時間、自転車に乗っていた状態に足首の関節の一部が緩んで外れた状態だったのではなかったのだろうかと判断する。
研究の必要あり。
ともあれ走れるのでＹの様子が変わらないうちに出発。・・とおもったが、宿のＴＶでＮＨＫ特番のＯＮのインタビューを吸い込まれる様にみてしまった。阪神バッキー危険球乱闘に始まる王頭部デッドボール退場直後の長島のホームラン・・・思い出すな～。思わずウルときてしまった。ＴＶで感動している場合ではない。本日最終日10時出発！。
宿の前に琵琶湖就航の記念碑がある。この行程中、私は琵琶湖就航の歌を鼻歌で歌いながら走り続けた「われは、湖の子さすらいの～今日は、今津か長浜か・・」適当に地名を変えて歌ってきたら、間違いを正す様な歌詞の碑だ・・・・。ありがとう。
舞子からしばらく自転車道は、比良山地をバックに田園風景が美しい。
田園風景を走ると小野妹子の墓があるという案内。いにしえの時代から続く日本の原風景。美しい。
しばらく湖西線沿いを走ると、初日に対岸に見えた琵琶湖大橋に到着。旅の終わりも近い。堅田の街中を走ると何代も続いてきたであろう造り酒屋、和菓子屋など趣のある街並みが続く。浮御堂で休憩と記念撮影。
堅田の街を抜け比叡山坂本駅前で昼食をとり、ひたすら、大津港のなぎさ公園をめざす。この間は交通量が多く自転車道も湖岸から離れる。
大津京の駅前にひょっこり到着。大津は大都会だ超高層のマンション、湖岸には立派なホテルがいっぱいだ。なぎさ公園に到着。琵琶湖花噴水が華やかに歓迎してくれる。
ここは、大津市民憩いの場所。すばらしい。
なぎさ公園をでると、終点唐橋まで５Ｋｍほどか・・・さみしい。
公園をあとに走り出すと左にお城を象った琵琶湖文化館。さらに行くと県立芸術劇場がすばらしい。それらを越えて湖岸に戻り旅の思い出に浸りながら走っていると・・・・
おや？ 後ろにＹがいない？！ 事故にあったか！あわてて芸術劇場のあたりまで戻るがいない・・・。そう・・あわてない。こんな時に便利な携帯電話で連絡をとろうとした刹那Ｙからの着信。
文化会館と芸術劇場が同時に入る位置までもどり写真撮影をしているらしい。ERAI！。
ゴールをめざして再出発。
４時とうとうスタート地点の瀬田の唐橋に到着。２００Ｋｍ走破。万歳。
終わりは愛車コルナゴ達も同じ方向を向き誇らしげだ。ありがとう。ＹＯＫＵＧＡＮＮＢＡＲＩＭＡＳＩＴＡ。
滋賀の都よいざさらば！
