今月オープンしたばかりの新店舗。
日本ならではの味噌・塩麴・醤油など発酵食品に拘りおばんざいと共にカウンター席でしっとりとした時間が過ごせるお店です。
京橋おばんざい 醸
京橋とありますが、ほぼ銀座一丁目。
中央通りを高速くぐり銀座をでてすぐ左。
大きく目立つ系列店の金の独楽と言うお店が目印で、その一階です。
カウンターオンリー8席のお店。
大将とかなりの至近距離にはじめはドキドキしましたが、大将の少しシャイでやさしいお人柄とアットホームな雰囲気にすぐに和み寛ぐことができました。
いただいたのは…
釀コース 8,800円（税込）
お店イチオシのおばんざいと旬な食材を使ったぜいたなお料理を少しずつ楽しめるコース。
●瓶ビール プレミアムモルツ
まずは、乾杯！
ビールは瓶でキリン、アサヒ、サントリーと３種から選べて嬉しい。
薄張りグラスに注ぐと泡まできれいでうまい！
●玉ねぎ皮の冷製スープ
味付けはお塩だけというから驚き！
しっかり玉ねぎの旨味を感じられるスープ。
●生湯葉・生うにべっこうあんかけ
口に入れりとうにの香りが一気に広がります。
生湯葉とろりとした舌触りと大豆のやさしいお味にほっこり。
●新政 生成（エクリュ）
13%とアルコール低めのお酒。
程よい酸味が特徴ですが、癖は強くなく心地よい余韻に浸れ、お料理のお味を邪魔しない飲みやすいお酒。
●刺身三種盛り合わせ
メジ鮪・縞鯵・ハタ
その日の仕入れにより大将が吟味して提供してくれます。
メニューねは平目とあったけどカットしてみて味見したらハタの方がよかったからと急遽メニューと帰って提供してくれました。
そして大好きな鮪は赤身でなくオススメの中トロに、とろけました。
●京橋おばんざい種六盛り
・小松菜とお揚げのたいたん
・獅子唐とじゃこの有馬煮
・冬瓜蟹あんかけ
・極み蒸し大山鶏の胡麻ソース
・出し巻き玉子
・夏野菜の和風ピクルス
楽しみにしていたおばんざいは1人前ずつ丁寧に盛り付けて提供してくれます。
定番のおかずのやさしい味付けに癒されつつも、季節感もしっかり感じ、箸を伸ばすのがいちいち楽しい。
お酒も間違いなく進むやつです。
中でも大山鶏の極み蒸しは食べたことかないくらいしっとりと柔らかで、歯がなくていただけちゃうよ、きっと！
●長崎県産甘鯛酒塩焼き
ふっくらと丁寧に焼かれた甘鯛はカボスを絞ってさっぱりと。
添えらたそら豆のグリルも美味しかったぁ。
●田酒 渡船2号
田酒はだいたい何飲んでもハズレなく美味しいからよくいただくんだけど、この青色ラベルはお初。
この色の通りとても爽やかでキリッとしたお味。
希少価値の高いお酒にうっとり。
●国産黒毛和牛ロースのグリル
お肉は佐賀牛だそうです、アスパラと一緒に赤ワイン味噌、柚子胡椒、わさび、塩をお好みで付けて。
お肉の甘さを引き立てるなら断然わさびだけど、ワイン味噌もコクがあり美味しかった。
噛むと溢れ出す上質な脂はサラッとしていていくらでも食べれちゃいそう！
●海鮮ちらし寿司
上品に盛り付けられたネタにはお味がちゃんとついていて混ぜて何もかけずにいただきます。
最後に少しだけごはんをいただけるのはうれしい。
●赤肉メロン すいか
涼しげに盛り付けられたメロンとすいか。
甘くてみずみずしくってお腹いっぱいでもペロリ。
料理が出てくるまでの工程も楽しめるライブ感はカウンター席ならでは。
見ていて、本当に丁寧に丹精込めて一品一品作ってくるのが伝わってきてこちらも嬉しい気持ちになり、ひとつひとつより味わっていただくことが出来ました。
目で見て楽しみ、味わって感動。
まさに五感をフルに使って楽しむ和食の醍醐味です。
しっかりコースを予約して楽しむのもいいですが、おばんざいと日本酒で0次会や二次会利用も可能だそう。
和やかな雰囲気で美味しいお酒とおばんざいを自分のペースで楽しめる、素敵なお店でした。