最近、セレクトショップの靴コーナーの一角に
靴を磨いてくれる人がいる。
靴磨きのプロフェッショナルだ。
写真の彼(右)は、たまにしか行かないセレクトショップなのだが、本当によく会う人物だ。
最初に会ったのは、もう4年前位。
忘年会前に『バーニーズ銀座』に立ち寄った時に時間を持て余してたので磨いてもらう。
色々と話を聞いていたら、ご存知の人も多いと思うがあの有名な
『千葉スペシャル』の代表の千葉さんの弟子であったと言っていた。
千葉スペシャル
有楽町交通会館の所にいる靴磨き集団。
代表の千葉さんが作り出した染料とワックスで、ほんの10分で靴の表面を鏡の様に蘇らせる。
一足1100円
著名な人や企業のトップも彼のファンが多く最近はビジネスマンだけでなく、女性客も多い。
元々、路上で靴磨きをしていた千葉さんが、道交法により、路上で出来なくなったのを顧客である、どこかの企業の大御所が交通会館に口利きをしてくれて、現在にいたるそうな。。
俺も昔から銀座、有楽町界隈に行く時は
磨いて欲しい靴を履いて行って、ここで磨いてもらってから
気分良く銀座を歩くのがキマリだ。
上手く撮れてないけど、千葉スペシャルの集団のユニフォームは
『ベレー帽にシャツにジレ』
ノアール映画の少年の様な雰囲気がこれまた、俺のツボだ。
ある日、いつもの様に銀座に行った時に立ち寄ったら、順番の運が良く、トップの千葉さんが磨いてくれる事に
その時に
「千葉さんの弟子がセレクトショップで活躍して、テレビでも良く見かけますよ!」
みたいな話をしたら
『ヤツは弟子どころか、ウチで働いていたのは確かだけど、ある日、道具を持ちだして逃げやがったんだ!』
と言っていた。
でも、恨んでいる様子もなく、
『ヤツには、半分も教えてないし、まだまだ だねー』
って笑って言っていた。
器がデカイ!
セレクトショップで磨いてもらった靴を履いて銀座に行った時は、千葉スペシャルで一番の古株の人に磨いてもらった。
着席一番に聞かれた。
『これ誰に磨いてもらったの?』
彼に言わすと左右の茶色の濃さと輝きの差が大きく、違和感を感じるとの事。
俺 『○○さんです。ご存知ですか?』
彼は苦笑いをして、俺の靴を丁寧に磨きあげた後
『私が正真正銘の千葉の一番弟子です。』
と言って
『これがプロの仕事だよ』
メガネの奥の鋭い眼でそう語り、名刺をくれた。
確かに左右の靴の茶色の輝きと色が一緒になっていた。
千葉さんも、よく雑誌やテレビで見かけるようになったけど
いつまでもストリートで
そして、現場にいて欲しいな。
そして、セレクトショップの彼は
千葉さんの所が1100円なのに商売っ気をだして
数倍から
方法をかえて数十倍の値段をとって
のし上がってきている。
『成功してナンボ』と考えているは構わないけど
あまり、義理人情から外れた事していると
いつかしっぺ返しくるんだろーな。
この前、セレクトショップに行ったら
靴磨きのコーナーに偶然にも彼がいて
俺の事なんか、まるで覚えてないけど
目が合って
『靴磨きどうですか??』って眉をあげて表情で問いかけしてきた。
その顔は4年前と違い
靴磨きよりも
お金の好きそーな
悪い人の顔立ちになっていた。
お金はもちろん俺も大好きだけど
常に仕事に真摯に向かおう!
そう。
それがプロフェッショナルである!!!








